市街地の南にそびえる標高133mの、三熊山山上にある洲本城跡の天守台。
本丸は大天守台と小天守台の2つの天守台が「渡り櫓」で結ばれている、
熊本城と同じ「連結式天守」の構造を持っていたそうだ。
石垣は「打ち込み接ぎ・乱積み」だが、隅石に直方体の長い石が使われて
「算木積」の完成に近いが、後に手を加えられたのだろうか。
本丸の北側にある天守閣は昭和3年に展望台として建てられたもので、
模擬天守閣(展望台)としては日本最古のものとか。
いまは階段が取り外され登れず、展望台の役目として機能をはたしていない。