6月ぶりです。カルガリーです。
中央アジアに関する買い物の中で、恐らく一番高価な買い物をしてしもた!
それは、Nスケールの鉄道模型。
カザフやその他中央アジア諸国、もしかしたらロシアでも走ってるであろう機関車の鉄道模型。
届いた時に、とてもとても小さいと思った。
高額な買い物をしてしまったが、この機関車は自分をどこかへ連れていってくれると信じる。
これを機に、進めるきっかけになればいいと思っている。
いつかポポンデッタとかで走らせてみたい。
昨年11月以降まともに記事が更新できてない。
週5日の仕事をはじめたので頻繁に更新できなかった。
本来ならツイッター2記事分ほどの短い記事を頻繁に投稿したいと考えていたが、そんな時間はなかった。
記事の投稿は疎かにしても、YouTubeはしっかりと見ている。
仕事で疲れきってなんにも考えたくない時、一日の終わりのチルタイムに
ただただ、目が気持ちいい動画を見ながら、耳が気持ちいい音楽をききながら、ときには酒を肴に
(普通、酒の肴に云々という)
懲りずに中央アジアやロシアや北欧などの鉄道系動画をひたすら見てたりする。
日本の鉄道はとても素晴らしい。駅メモでは美深ふぶ推し。日本最北の極寒の地を走る非常にワイルドな車両の擬人化だから。
近郊電車より、長距離の方がかっこいい。雪上を長距離走るからかっこいい。
自分は暖国育ちで、冬とか北国に憧れがありロシアなどの大陸北部に興味関心が行ってしまうのは当然。
中央アジア圏の車の4Kを見るが、鉄の4Kにも出くわせたので、つい魅入ってしまう。
鉄の4Kとは全面展望動画、Cab Ride動画ともいう。
中央アジアの車4K動画は基本少ないが、カザフスタンの4Kは比較的多い。
鉄の方も、駅や踏切などで撮影した動画は、カザフが断トツ多い。
ロシアのイルクーツクからアゼルバイジャンのバクーまで行ってるらしい、長距離旅客(シベリア鉄道ではない)
の駅や踏切での動画は、カザフで撮影されたものしか見たことがない。
その理由を色々考えたが、ニワカ素人な自分のアタマでは全くわかんなかった。
自分がフォローしてる海外撮り鉄の人は、旧ソ連に足しげく通い撮影をしている。
彼曰く、中央アジア諸国及びロシアの中で、カザフが一番やりやすかったと、
駅撮りしても拘束、連行されないばかりか、地元民による密告もないし、駅員や保線員からの警告もなかったらしい。
カザフが鉄道系YouTuber大国になるのは理解できた。
広大な草原やタイガ樹林など、ロシアと見分けがつくはずのない場所を、なんでカザフだと分かったのかというと、
踏切の形で判別できた。
踏切ってどこの国もそうだと思うけど、国ごとに、形が一律。日本もそう。
カザフの貨物列車はめちゃくちゃ長い!
酷いのになると200両ある。三重連で途中2か所くらい間に機関車を挟んでいる。
さすが大陸。
カザフは産油大国なので、カザフのタキ100両連結というのもあった。
タキ(石油用の貨車)は国によって異なる。もちろん貨車も国によって異なる物もある。
それが面白かった。
以前自分の記事で、機関士などは一度乗車すると、一週間は帰れない。モーテル的な所で宿泊しながら進む。
機関士は人馬一体のようになるんだと思う。
と書いた覚えがある。
あるとき、カザフ踏切で一番見る機関車のCab Ride(全面展望)動画に出くわした。
長いのになると3時間超もある。
そこには手つかずの荒野が広がっていたり、人間の住む所と野生世界との境界を見せつけられたり、タイガと草原(ステップ)が交互に来たり
それでも人間居住密度の高い所があり、そこは他のカザフの区画と変わらなかったり、
自分が探し求めていた牧民がいるのか、大量の山羊にでくわしたり、牛や馬がいたり....穀倉地帯、カザフ特有の形をしたグレインエレベーター
この国はロシアぐらいの国土があるように見える。
冬動画もあり、完全にワンダーランドだった。
この人の動画は自分が鉄に求めている物の全てがあった。
この中の人は機関士で、自宅の庭でも同じ事をやっている。というのは、庭にレールを敷き、自作の機関車模型を走らせ、貨車を引かせていた。
自分の乗ってるのと同じ機関車を制作している。
四六時中これのことを考えているように見えた。
まるで遊牧民の名残の性のようだ。多分彼はシベリア・タタール。動画の始めと終わりにもみじを散らしている。
モンゴルのことわざで「男の心の中では絶えず馬が走っている」というのがあるらしいが、それは
遊牧民は絶えず馬の事を考えているという意味らしい。
シベリア・タタールも似たようなものだと思う。
牧民は子供の遊び道具も遊牧であるらしい。
この機関士は完全に人馬一体化していると思う。機関車に名前をつけている。
「難破船」や「死んだ頭」など。
酷い名前だが、これにも牧民の名残を感じる。子供に酷い名前をつける風習があり、悪魔から守るためという。
道中、陸棲の魔物から守るために酷い名前を機関車につけるのかと思えた。
日本では考えられないが、これだけ自然が厳しく、これほど道のりが長いと、陸棲の魔物がいると考えられるのも解る気がする。
自分がフォローしている海外撮り鉄(主に旧ソ連)の人は、この機関車を完全に撮らない。彼はアルストム製やボンバルディア製やシーメンス製などの西側機関車には全く興味を示さない。中央アジアにはそれらの車両も走っている。
西側に興味がないという、自分と似たところがあるが、
自分が偶然出くわしたカザフ鉄動画では、逆にvl80に当たった事は皆無。
あのカザフ踏切を通るvl80というソビエト機関車を一度でいいので見てみたい。
この機関車はEMD F7といい、1949年から1953にかけてGM-EMDで生産された電気式ディーゼル機関車である。
投入先は北米とサウジアラビアらしいが、その他にもあるのか、CN(カスピ海国鉄)がサウジアラビアから譲渡されたのか、詳しい事はよくわからない。なんせニワカで行ったこともないので、不確かである。
カスピ海国鉄については、情報を探し出す事は出来なかった。
これは完全に自分の憶測なので、誰からも参考にされたくはないし、つっこまれたくもないが
カスピ海横断鉄道というのがかつてあって、それがカスピ海国鉄の前身なのではないかと思う。
カスピ海横断鉄道とは、中央アジア西部をシルクロードに沿うような形で伸びる鉄道。19世紀に中央アジアに領土を拡大したロシア帝国によって建設された。
また長くなっちゃった;
鉄の動画にハマってNスケールを買うまでの経緯を書いてたら長くなった。
カスピ海国鉄をググってたらヤフーショップにぶち当たって、思わずポチったの。
という事でまたね、
パカパカー
カルガリー
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます