
少し前までは、朝鮮人は朝鮮に帰れという論調があちこちで見られた。
声高に叫ぶのはお勉強が足りないねとねとウヨウヨだった。
ところが、ヘイトスピーチに該当するという最高裁の判決が下りるや否や突然ピタリとやんだ。どうもおかしい。ことあるごとに朝鮮人はおまいらの「楽園」に帰れと絶叫していたのに、ぴたりと静かになった。
おかしくないかい。自分らの信念として叫んでいたのなら、裁判所がどういおうと、検挙や逮捕が待っていようと、そんなことで自分の思想を変節してはいけない。
トランプを見習えよ。「無能でだらしない国から脱出してきたくせにアメリカの悪口を言う移民議員は国に帰れ」実に計算された言葉だ。学がない低層のPoor Whiteにはよく受けるだろう。
韓国でも同様の方法で国民の意識を誘導した大統領がいた。金大中(のちの大統領)を日本から拉致しておきながら、朴正煕軍事独裁政権は、こう言った。
「自分の国の悪口を他国に言って言いふらす悪い奴を捕まえただけだ」
勉強が足りないか頭が悪いか、とにかく無能な韓国国民は弾圧に対しておびえ狂ったように、「金大中は裏切り者だ」と唱和した。朴正煕偽大統領は、選挙において圧倒的に金大中に敗北していたにもかかわらず、まるで統計をいじってごまかす日本の厚生省のように選挙結果を改ざんし、誘拐、殺人、脅迫、拷問、廃人化を公然と行い金大中を追放した。
それでも足りずに金大中を日本から拉致し軟禁した。これは日本にとってもとんでもないことで、日本の領土内で韓国の警察権が行使されたのだから、主権侵害である。当時の自民党政権は韓国とずぶずぶだったので、あやふやにした。つまり韓国の国家犯罪を見逃してやった。
われらはどこにいようがどの国の批判もできる。そうじゃないならどうしてフセインを悪人呼ばわりしたのか。イラク人でもないのに。しかも間違った情報を根拠にするというお粗末国民。
どこにいようがどの国の出身であろうが、どんな非難もできるのだ。なぜならそれは国民固有の権利であるばかりでなく本質的に人間の権利だ。世界が同時進行的に流動化して動いている近代以降は、国境や人種や性別を根拠に国外退去を迫る考え方はバカ特有のものだ。
さらに言うとかわいそうだが、僕は言う。朝鮮人は国に帰れという部類の人間は一体いかほど日本に貢献したか。学校のとき、バカほど右翼だった。低能学校ほど右翼が多くなる。
いいよ。発言は自由だ。ヘイトスピーチが犯罪になったぐらいで節を曲げてはいかんぞ。おまいらがいつも言ってることじゃないか。トランプがんばれ。ねえ、そうだろ。