ゆっくり流れる川は深い。と、中国では言う。僕の故郷朝鮮では、吠える犬は噛まない、と言う。
僕がだれかれかまわず議論するから、子供からたしなめられた。パパはもっと建設的なことをしなさい、と。IT業の彼はいろいろ設定してくれて、僕はブログをはじめることとなった。
その時は日本に来てまもなくだったので変な日本語で書いている。当時は、その日本語で満足していたから恥ずかしい。
しかし、僕という犬は、一貫して噛むことを忘れていない。アホ犬は吠え続ける。それを「キチガイ」とか、「基地外」とか、何が怖いかまともに日本語を使わないのがいる。「気違い」は「気違い」である。
自分で考えたフリをして自分の直感に合致する意見に無制限に賛同し、直感と意見が乖離すると得意の思考停止だ。学習がない。たいてい義務教育以来。
主水さんに言われた。読者が増えれば、変なのはでて来る。そうだな。日本はいい国だ。
ところで期待してなかったが、Isis(Islamic State of Iraq and Syria、「イスラム国」)からメールの返事が来た。
「イスラム国」が人の首を切り落としてあるいは捕虜を処刑して、喜んだのはアメリカのポチ安倍だ。日本人の頭に「世界はこんなに危ない」と植えつけた。
電波少年有吉がヒッチハイクでロンドンに着き、彼ら「猿岩石」は異口同音に、アラブがよかった、キリスト教世界は苦しい、と言った。当時も今も相互扶助の精神は生きている。
いまアラブをヒッチハイクすればかならず死ぬ。こんな世界にしたのはアメリカだ。
日本人は全員が政府の尖兵というわけではない。しかし、物事にはかならず相手がいる。相手は日本人をアメリカの子分と見るようになった。アメリカの無人機は非戦闘員を何千人/月も殺している。その何十倍もアサドは面白半分に人を殺した。・・・と書いた。
Isには、わざわざ敵を増やしてほしくないと思ってさらにこう書いた。アメリカの傀儡国の国民まで殺す必要はなかったのではないか。戦争会社を作ろうとするやつは早めに処分すべきだが。
アメリカ。石油のために世界に乗り出し人殺しをする国。国内では、若者は希望なく麻薬におぼれ、貧乏人は救急車も呼べず病院にも行けない。学問もあらかじめ貧乏人には閉ざされている。Ivy Leagueを卒業しようと思ったら2000万円かかる。MIT,ハーバード・・・
決して世界をアメリカにしてはいけない。そのための貴重なIsisなのだ。・・・
だからこそ自重してほしい。という結論で書いた。
頭の弱い人生の落ちこぼれたちがIsisに向かうという図式が一般的だ。違う。まったく違う。彼らは世界一流の戦闘員だ。勝っている。
銀行強盗と石油の横流しで軍資金を得るただの悪党だ、とのデマもマスコミでは通説だ。石油の横流しが軍資金なら得意の無人機で石油施設を空爆したら?Isの支配地と隣国と接してないけど、タンクローリーに石油を満載して敵地を通り隣国に売るわけ?。そもそも戦闘中に石油を精製できるの?
20年前まで反政府組織にされたクルドは、今度はよい人達になった。そんなプロパガンダに納得する無節操なバカもでてきた。
Isはイラクシリアの政権確立を目指すもので、国外拡大の意図がないことは何度も声明を出している。それをかつてのブッシュ政権のデマ、axis of evilsとしてありもしない恐怖をあおったように、Isは世界制覇を狙う、イエメンにも、アフガニスタンにも、チュニジア、スーダン・・・。根拠のない空想だ。なぜイスラム国が生まれたか。フセインを生んだのは誰か。それらがわからぬなら先ほど述べた空想を繰りかえしてマスをかけ。
ちょうど左翼が70年代、本気で患っていた空想を思い出す。
人民の怒りは燎原の火のように世界に広がり資本家階級を追い詰めていく。失うべきものは何もない。われらが獲得するのは世界である。
アホ。国名をもう一度読め。Isは激しく防御する勢力だ。
Isが送った返信メールの内容に関しては書けない。僕に送られたものであり親書だからだ。良心的な人には読んでほしいが残念だ。