か ら け ん


ずっと走り続けてきました。一休みしてまわりを見ます。
そしてまた走ります。

Johan Galtung  列強の植民地主義が残した国境という禍根

2015年12月06日 | 国際・政治

 

 

米国の男娼安倍は、無制限に無目的に米国に気に入られることだけを考えている。国民に対しては、本年(2015)まで必ずしも人気取りにはならない政策を早めに行っておいた。いわば鞭の政策だ。

秘密保護法しかり、安保関連諸法改定しかり。ひそかに行ったこととして、地方を切り捨て中堅都市のみを生き残らせる絶望山村製造がある。PTTで農村を壊滅させ、破綻した農民は労働者となり都市に引きずり込まれ田畑は砂漠化する

しかし来年からは、飴の時代だ。選挙があるから。安部の一言で消費税軽減税率のおまけがつき、すでに携帯料金は安くなる勢いだ。

バカはここで安倍に感謝する。

ところが、およそ国家が秘密だと指定するものは無制限に秘密となり漏洩したら10年の懲役。目と耳をふさがれて携帯料金どころではないぞ。そこの能天気野郎。

じつに姑息なやり方だ。邦人を乗せた船を自衛隊が防衛するだと。そんなことは絶対にない。韓国有事の際の脱出順位はすべてきまっている。民間人は取り残される。関東軍は民間人を助けたか。役人らは、航空機、もしくは自衛艦だ。わざわざアメリカの船に乗せろといったらその場で射殺される。

一見もっともらしい事柄を、馬鹿を騙すため例に引くとは姑息だ。

紛争の未来がどうなるか分からないこともある。しかし五里夢中なのではない。考えないから分からないだけだ。

ガルトゥンクは言う。(以下、「 」内がガルトゥングの発言。 2015.8.26 朝日新聞)

「米国との一体化を世界に宣言した以上、日米は協力して世界中で武力を行使していくことになる。」

それを合理化しようと安倍は何故かホルムズ海峡を言い出した。イランの港は海峡の外にもある。役に立たんことをしに木造船でペルシャ湾までいき触雷して名誉の戦死をすればいい。生命保険は出ないぞ。

「イラク戦争の検証がないのに中東政策を決めることは出来ない。」

パウエル元統合参謀本部長 (2013.7.11  朝日新聞)ですらCIAのウソに踊らされイラク戦の急先鋒となったのは、私の人生の最大の恥だといっている。

「日本は様々の国際問題に関し漫然と平和を言うだけで、具体的な国際紛争の解決策を打ち出そうとしない。」

アメリカと同一歩調の武力行使だけは熱心だが外交努力が欠落している。僕は、第一次世界大戦がなぜあれほどの世界大戦になったのか、本来ならサラエボとオーストリ二重帝国間のみの問題である。周辺諸国は協調して外交努力することが必要だった。

ただあったのは集団安全保障だった。この集団安全保障は恐怖の連帯であり攻撃の連帯であった。世界大戦になるべくしてなった。

勢力均衡という考えには、平和は共存できない。

「集団的自衛権を行使する様になれば中国はもっと軍備を強化するでしょう。」

矛も盾も強化するという19世紀、20世紀の勢力均衡にもとづく軍事同盟への道は、

「植民地主義の継続に協力するだけだ。」

 

 

 

 

 

 


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