けいた と おちぇの親方日記

わんこと暮らす、のんびり日記

小説「修羅走る関ヶ原」(山本兼一著)&「シュガータイム」(小川洋子著)

2019-10-31 09:00:00 | 書籍(小説)
山本兼一さんの小説
修羅走る 関ヶ原」を読んだ。

関ヶ原の合戦のその日一日を描いた
作品である。

山本さんの作品を読むのは、
直木賞受賞作の「利休にたずねよ」以来。



作者の山本さんは、
2014年2月に57歳の若さで急逝された。
戦国時代ものの作品が多く、
今後が楽しみであったが、残念である。

作品中にあった印象に残る台詞。

言わずとも分かっているつもりである。
しかし、分かっていてもできないのが
人間ではないか。

腹立たしいからといって、
腹を立てていたら将は務まらぬぞ。

大将たる者が、
常に果断に命令を下さなければ、
軍勢は右往左往するばかりである。

他人の目を気にして
見栄を張ろうとするからこそ、
少しはましな生き方ができる。

この世の中でおのれの意志で
動かせることは、存外少ないものだ。
人はおのれの意志で生きて動いている
気がしても、所詮は世の中の大きな趨勢に
流されて生きている泡沫に過ぎない。

そして、続いて、
小川洋子さんの「シュガータイム」を読んだ。




初期の作品らしいが、
小川さんらしい作品であった。

では、今日のおまけ。
一昨日の夜、
山中湖旅行から帰った日の晩のこと。





仔いぬのときみたい。


眠たくなってきたかな?



可愛い。



はい、おしまい。
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旅行前にキュティアさん。

2019-10-30 20:00:00 | おちぇ(日常)
先週末、また山中湖に行ってきた。

その話はまた後日するが、
その前週末にキュティアさんに行ってきた。



雨予報であったので、早めに出発したら、
少し早く到着してしまい、待合室で待機。



えへへ顔のおちぇりさん。
気持ちが良いのが分かっているのね。



さて、まずは鍼灸治療。
この日は調子が良いようで、ずっとこの感じ。





先生からも良い脈だと言われた。
よかった。
 


鍼灸の後は整体治療。

右腿が凝っており、
その影響で腰も少し張っているとのこと。



ただ、これは運動による凝りや張りであり、
揉んだらすぐにほぐれるので、問題ないそうだ。



おちぇも気持ちよさそう。

この日は特に悪いところもなく、
ご褒美のマコモクッキーをいただき、
あっという間に終了。



帰りの車中では、まったり。



この時期、台風(気圧)や長雨(湿度)のため、
体調を崩す子が多いらしい。

この日はとても調子が良かったが、
この後、少し疲れ気味になってしまった。

山中湖では遊びは少しで、あとはのんびり。
少しは回復した模様であるが、気をつけねば。

では、今日はこれでおしまい。


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晩夏の山中湖⑱(いよいよ最終回)

2019-10-29 12:00:00 | おちぇ(山中湖)
しばらくぶりにブログを再開。

晩夏の山中湖もいよいよ最終回に。

最終日の朝は和朝食。
いつものとおり、盛りだくさん。



おちぇはお部屋で食べたので、お供だけ。

11時チェックアウトなので、朝食後ものんびり。



ひと眠りしてすっきりしたので、
お家に帰りますか。



最後の日もよく晴れました。



お昼寝をしたのに、ウッドデッキに出たら、
また眠たくなったみたい。



部屋付きの小庭とも、しばしのお別れ。



そろそろ帰りますよ。



おちぇりさん、置いてっちゃうよ。



お宿にお別れを告げ、帰路に。



車中で奥さんに甘える、おちぇりさん。



遮光シートで暑さ予防。
しかし、外が見られず、ちょっとつまらない。



帰宅後は、こんな感じ。



晩ご飯を食べたら、早めの就寝。



旅行も楽しいけど、やはりお家が一番だね。

では、長きにわたり続いたが、
これにて晩夏の山中湖旅行記はおしまい。

実は今日まで山中湖に行っていたので、
今回の旅行記はまた後日に。

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連ドラ「長閑の庭」(NHK・日曜よる10時)

2019-10-14 09:00:00 | ドラマ(2019)
NHKのBSプレミアムドラマ、
長閑の庭(のどかのにわ)」を観た。

出演は橋本愛さん、田中珉さん。



橋本さん演じる朝比奈元子は、
ドイツ語専攻の大学院生(23歳)。
田中さん演じる榊郁夫は、
元子が在籍する研究室の教授(64歳)。



いつも黒系のものを身につけているので、
元子はシュバルツ(ドイツ語で黒)さん、
シュバちゃんと呼ばれている。



とても幸せそうなふたり。



原作はあおやま香さんのコミック。



榊先生の話すことは、とてもよかった。

自分の人生は、他人に合わせたり、
他人に評価されるために
存在しているのではないのだから、
自分の価値観は大切にすべきだと思う。

どんな鳥も、みな初めは雛だ。
だが、広き世界を目指して、
生え揃わぬ羽根を広げて必死に
羽ばたいている。
様々な角度から見たことのない景色を
見るために。

嫉妬などなくせなどしない。
嫉妬心を常に抱きながら、
生き続けるのが人間ではないか。
そして、嫉妬心があることこそ、
人間は向上していく。
嫉妬心を向上心に変えることができる
人間は美しいと思う。

学生時代が終わっても勉強に終わりはない。
人は何のために学び、死ぬのかというと、
自分自身の一生の価値を高めるためだ。
小難しい言葉で言ってみたが、
ただ楽しいということに尽きるかな。

いくつになっても
自分を肯定してもらえるのは
嬉しいものだ。

小さな小さな努力が幸せに名を変えていく。

恋をするということは、人を愚かにさせる。
だからこそ、美しく、正しい思いといえる。

人と向かい合うことは、
勉強や研究と同じで貴重かもしれない。
そこには新しい発見や感動が常にある。

おまけ。

朝のお庭遊びでお疲れ。



暑かったもんね。



おしまい。


















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小説「余白の愛」(小川洋子著)

2019-10-12 09:00:00 | 書籍(小説)
小川洋子さんの小説「余白の愛」を読んだ。

耳を病んだ主人公のわたしと速記者Yとの
記憶の世界と現実の世界とを行き交う話。



少し理解するのが難しい話であった。

「けなげであることの愛おしさ」

これが本作品を読んで印象に残った言葉。

小川さんの作品では、
やはり「博士の愛した数式」が一番かな。

今日のおまけ。



相変わらず、可愛い寝顔。





はい、今日はこれでおしまい。




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