山本兼一さんの小説
「修羅走る 関ヶ原」を読んだ。
関ヶ原の合戦のその日一日を描いた
作品である。
山本さんの作品を読むのは、
直木賞受賞作の「利休にたずねよ」以来。
作者の山本さんは、
作者の山本さんは、
2014年2月に57歳の若さで急逝された。
仔いぬのときみたい。
眠たくなってきたかな?
可愛い。
はい、おしまい。
戦国時代ものの作品が多く、
今後が楽しみであったが、残念である。
作品中にあった印象に残る台詞。
言わずとも分かっているつもりである。
しかし、分かっていてもできないのが
人間ではないか。
腹立たしいからといって、
腹を立てていたら将は務まらぬぞ。
大将たる者が、
常に果断に命令を下さなければ、
軍勢は右往左往するばかりである。
他人の目を気にして
見栄を張ろうとするからこそ、
少しはましな生き方ができる。
この世の中でおのれの意志で
動かせることは、存外少ないものだ。
人はおのれの意志で生きて動いている
気がしても、所詮は世の中の大きな趨勢に
流されて生きている泡沫に過ぎない。
そして、続いて、
小川洋子さんの「シュガータイム」を読んだ。
初期の作品らしいが、
小川さんらしい作品であった。
では、今日のおまけ。
一昨日の夜、
山中湖旅行から帰った日の晩のこと。
仔いぬのときみたい。
眠たくなってきたかな?
可愛い。
はい、おしまい。