私の好きな作家先生である穂高明さんの
「夜明けのカノープス」を読んだ。

カノープスとは、
日本で見ようとしても、
自分を持て余す日々を送っていたが、
穂高さんらしい優しい話であった。
そして、うちの優しい子。





カノープスとは、
冬の星座「竜骨座」の一等星で、
シリウスに次いで、
全天で二番目に明るい星らしい。
日本で見ようとしても、
地平線すれすれの南の空にあり、
なかなか見ることができないそうだ。
その星を見たら、
その星を見たら、
きっと私は変わることができる。
教師への夢を諦め、
教師への夢を諦め、
教育系出版社で働く主人公の映子。
仕事はコピーとりやお使いと雑用ばかり、
仕事はコピーとりやお使いと雑用ばかり、
憧れの先輩への恋も叶いそうにない。
自分を持て余す日々を送っていたが、
映子は、仕事を通じて生き別れた父と再会し、
それをきっかけに、少しずつ前に進み始める。
一歩を踏み出せない“こじらせ女子”の逡巡が、
一歩を踏み出せない“こじらせ女子”の逡巡が、
ひりひりと沁みる感動長編。
穂高さんらしい優しい話であった。
そして、うちの優しい子。



