春は天候が安定せず、曇天や雨天で自宅にいることが多くなる。以前より、無料のペーパークラフト素材をパソコンにダウンロードし、印刷し、切り抜いて制作していた。しばらく行っていなかったが、久しぶりに暇ができたので作ることにした。お気に入りは野鳥、中でもハヤブサは気に入っている。カメラマン仲間へのプレゼントに良いと思っていた。
ペーパークラフトの素材は、パソコン検索で、キャノンクリエイティブパーク、ペーパークラフトとキーワードを入れると検索できる。対象としている素材が多く、ほとんどは簡単に制作できる。印刷は、通常は厚手のマット紙を使うが、光沢のある印画紙でもきれいに仕上がる。何度か印刷して作成してみるとカンやコツガよくわかるが、サイズについてはプリンター側の設定を変更すれば、縮小や拡大も可能である。
今回は今まで行っていたエプソンのクリスピアという印画紙A4サイズを2倍のA3サイズに拡大し、ちょうど作品を2倍の大きさにして作成してみると、実物のハヤブサとほぼ同じ大きさに作成することができた(素材の推奨はA4サイズ、実物の1/2スケールである)。すべての素材ができるということは試していないので何とも正確にお伝えできないが、キャノンのハヤブサができたので、他のファイルもサイズを変えて印刷してみるとよい。
作成したものは、棚等に飾るのもよいし、両羽に糸を張って天井から吊るすようにすると、モビールとして楽しむこともできる。ちょっとしたインテリアにもなる。室内に通風があると風によって空を舞っているように見える。殺風景の部屋もモビール一つで雰囲気が変わるのも面白い。
定年後に何か趣味を持つことは、たっぷりとある時間、暇を無駄にしない工夫を必要である。体を動かすのもよいが、雨天の時にはTVばかりを見ているより、何かに取り組んでみるのもよい。制作に要する時間は1~2時間のものから帆船や城郭などは1か月もかかるものもある。出来上がったものは、孫へのプレゼントにもなる。おもちゃ、プラスチック模型、バルサ模型、ジオラマ、エンジン飛行機等この世界も奥が深い。その中に、手軽で安価に楽しめるペーパークラフトに挑戦してみてはいかがであろうか。