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近くの多摩川に飛来する野鳥の連続写真を中心に、日頃感じた出来事を気ままな随想でご紹介し、読者双方との情報を共有したい。

病院システム番外編

2017年09月13日 00時00分01秒 | 紹介

 一般的に病院は静か場所にあり、待合室も静かであると思っていた。病院がにぎやかであるのは悪いことかどうかわからなくなってきた。高齢者が多い診療科では特に顕著である。子供連れが多い小児科や外科は仕方ないとしても、ほとんどの診療科がうるさいのである。その理由は、順番待ちの患者番号の連呼と、実名の呼びかけである。サインボードがありながらこの状態をどのように考えればよいのであろうか。

 

 建物の防音・遮音効果が低い場合や、放送設備の不良が考えられるが、サインボードが思ったより情報伝達が低いのかもしれない。サインボードには、医師の担当ごとに部屋割りかあり、患者個人のID番号が表示される。番号が表示されれば診察室に向かえばよいわけであるが、情報量は少ないし、間違えることも少ないはずが、診療日や、午前午後の時間帯ごとに異なるIDでは、桁数が多くなれば、失念しやすいのも事実である。

 

 その原因は、高齢者が多く、難聴気味の方や目が不自由でサインボードを注視できない方が多ければ、サインボードは機能しない。つまり、診療順番が停滞してしまう。そこで看護士の連呼が始まる。この呼びかけは、騒音に近い。他の騒音発生の原因に、携帯電話やスマホの音も大きい設定が目立ち、携帯電話をかける場所も指定されているが、そこでの会話であっても、耳の不自由な方の大声は館内に響く。

 

 病院内の電話のやり取りは自粛すべきで、ルールが守られていないように感じる。便利な機能を持つ携帯電話やスマホでは、メールのやり取りぐらいだけに限定すべきと思われる。一時、ホテル等の不特定多数が集まる場所では、電話ボックスがあった。これが今ではほとんど目にすることはないが、騒音防止のため、復活も考えなくてはならない。

 

 サインボードに戻るが、同じ医師の名前で、別々の部屋の割り当てがあるサインボードがあった。多分同じ医師が持ちまわることかと思っていた。さもなければロボット医師かもしれないと女房と冗談話をした。先日TVで、ロボット導師が放映されたからである。この導師は、経を読むし、バチをもって木魚をも敲く優れものである。まさに、若干ありがたみはないが、僧侶の役をこなすロボットであった。順番待ちをしていたところ、看護士から名前を呼ばれ、検尿と採血をするように言われた。一瞬騒音の原因がわかったような気がした。それが済み、サインボードにID番号が表示されたので、診察室に入った。医師から言われたことは、自己紹介で、自分は担当医師ではないとのことで、代理の医師だったのである。