故障診断はその後の作業に有効であり、平常時であっても定期的に行うに越したことはない。素人の中にはすぐにフォーマットをかけることが行われる場合もあり、影響を考えなければならないが、特に内蔵HDは蓄積されたデータが入っている。できるだけバックアップをとるようにしているが、直前までのデータをバックアップできているかといえばそうでもないことが多い。その意味で、バックアップは重要である。
バックアップとリカバリーは一体化している。パソコンメーカーから無料でダウンロードできるソフトがある。このソフトは、パソコンを購入した時点でメーカーがインストールした内容をファクトリーバックアップ機能が含まれている。使用にあたっては、パソコンについているサービスタグを送信する必要がある。
今回は正常に動いているパソコンを使って、そのソフトをダウンロードして、使うことにした。結果からすると正常に動いていたはずのパソコンが正常ではなかったため、正しくファクトリーバックアップができなかった。このパソコンは、調子が悪いと言っていた女房が以前に使っていたもので、普段は使っていなかったが、このような際には利用できると思い、データ等はバックアップし、現在新規に購入したパソコンに入れてあるので、もはや、廃品同様であった。何度か立ち上げるとビープ音がしていたし、BIOSまでいかずに何度となく電源のON-OFFを繰り返さないとならなかった。マニュアルによって、ビープ音がするのは回数によって異なるが、4回鳴っていたため、RAMの読み取りと書き込みの障害があった。
このチェックは今回、時間がなかったので後日ということにして、女房の新規に購入したパソコンを使って、ファクトリーバックアップを行った。これは、外付けのHDを介して、応答しなくなった内蔵ディスクにシステムやデータをインストールするものである。
ついでに、DVDにも焼きこんでおくことにした。一縷の望みをかけて、パソコンにこのディスクにUSBを使って接続し、パソコンの電源を入れ、起動したが、エラーメッセージが出てその先が進まない。
再度、電源を入れF2によってBIOS画面を出し、Mainページで、内蔵ディスクのSATA1(Boot可能機種)の認識状況を見たが相変わらず、認識されていなかった。つまり、リカバリーソフトもインストールする相手(内蔵HD)が認識されなければ意味がないということである。(次回へ続きます)
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