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近くの多摩川に飛来する野鳥の連続写真を中心に、日頃感じた出来事を気ままな随想でご紹介し、読者双方との情報を共有したい。

早春のちらし寿司  

2017年02月24日 00時00分01秒 | グルメ

 天候が安定しないこの時期、気温が20℃にもなる日がある。何故か、ちらし寿司を食べたくなる。家庭で作るちらし寿司は、冷蔵庫にあるもの等を利用すればよい。春らしく出来上がりの色合いを考えてみる。

 

 今回利用したのは、冷凍むきエビ、ちくわ、かまぼこ、ニンジン、セリ、干しシイタケ、油揚げ、柴漬け、銀杏、ゴボウ、錦糸卵である。米は4合、炊飯前30分前に軽く水で洗ってざるにあけて、水を切っておく。具材を適当な大きさに切るが、ゴボウはささがきにし、ニンジンは皮を取り除きイチョウ型に切る。ちくわは輪切り、シイタケは水に戻したものを千切りにする。シイタケの戻し汁を使い、薄口しょうゆと砂糖で味付けをする。

 

   銀杏は、殻をナッツクラッカーで割ってから中身を出し、ぬるま湯で薄皮を茹でたポテトを潰すときに使う網目状の用具で取り除く。ゴボウとセリは塩ゆでにし、かまぼこは湯通ししておく。冷凍むきエビ、ニンジン、干しシイタケ、油揚げは味付けしたシイタケの戻し汁で煮る。

 

 炊飯はだしコブを入れて炊く。炊き上がれば約20分蒸らし、砂糖、塩を入れた合わせ酢ですし飯を作る。それぞれの具材を常温となるよう粗熱を取る。それらを混ぜ合わせ、錦糸卵をトッピングに飾れば出来上がりである。

 

 できるだけ素材の色と香りを大切にする。今回は、ささがきゴボウを塩ゆでにしてみた。またカマボコは薄切りにしたものを湯通しだけで味はつけなかった。柴漬けのみじん切りやしその実漬けなども隠し味としてゆかりとともに使うと風味が変わってよいと思われる。

 

  地域によって酢飯は砂糖を多く入れる場合や、塩味を強く出す場合があり、各ご家庭で好みの味にすればよいであろう。ちなみに我が家ではあまり砂糖を入れないようにしている。ご近所に分けたが、どの家庭でも喜ばれた。春は体が酢飯を求めるのであろうか、恵方巻とは趣が異なるちらしずし、簡単にできるので挑戦してみてほしい。大分ではバラ寿司といっていた。トッピングに寿司の花(デンブ)をたっぷりかけるので、甘すぎて困ったことがあった。春はアサリの身が太るので、アサリや若芽を入れてもおいしくいただける。



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