こどもの日として国民の祝日となっている、端は初めの意 午は五を意味し五月の初めであり、上旬の五日を意味する。節句は陰の気を払うため、ショウブやヨモギを軒に刺す。男子の節句とされていたが、女子も今では区別なく祝っている。自宅ではショウブをふろに浮かべ、ちまきや柏餅を食べる習慣があったが、各家庭で厳密には伝わってはいない。そもそも邪気を払うなどは考えも及ばないためもあるが、ちまきなども簡単に手に入らない。花屋でショウブが売られているかも承知していない。
我が家では昨日、孫が来宅し、お手製の中華ちまきを作ってもてなした。もち米を具とともに炒め、アルミホイルに包んで、圧力鍋で蒸すと出来上がりである。具材はもち米2合に対し、シイタケ小を10枚、タケノコ中ぐらいを1/4、ニンジン中1本、豚肉細切れ100gを細かく刻み、軽く炒める。しょうゆ、砂糖、酒を適量加え、、水分がなくなるまで炒め、下味をつける。水に30分浸けたもち米を軽く火を通す程度に炒め、具と合わせる。
圧力鍋は各種あるので時間を示すわけにはいかないが、我が家の鍋で、分銅が動いてから弱火で5~10分で出来上がる。具も好みでよく、こんにゃくを入れたり、アサリやエビを使ってもよく、ひき肉でも可能である。ご家庭にあった下味も工夫できる。油はサラダオイルやてんぷら油を使ったが、ごま油を使うとコクが出る。下味にはシイタケの戻し汁を使い、コンソメを2かけ加えてもよい。
熊笹の葉で包むと本格的になるが、アルミホイルで十分である。圧力鍋がなければ、蒸し器を利用すればよいであろう。料理の基本というか、原則と思っているのは、自宅にある材料で、自宅の調理器具を使えばよいので、あまり気を回す必要はない。蒸し器なども中華鍋があれば、高さを加減して網を使えばよいし、シュウマイや中華まんじゅうを作るせいろがあれば十分利用できる。
五月人形は、兜や、武者鎧などが飾られるし、鯉のぼりも滝を昇りいずれは竜神となるとの話で、出世を願ってのことだったようで、旧家では桃の節句の時と同様に飾ることが行われていたが、さほどそこらを伝統と称し、頑なに考える時代ではなくなった。子供の健やかな成長を願う親の心は変わったわけではなく、それこそ個人の考えであるが、因習が必ずしも重要ではないとの割り切りも必要であろう。
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