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近くの多摩川に飛来する野鳥の連続写真を中心に、日頃感じた出来事を気ままな随想でご紹介し、読者双方との情報を共有したい。

おくのほそ道(4)山形その4

2015年06月18日 00時00分01秒 | 旅行

「友人中道敏彦氏紀行文の投稿です」

(4)酒田、湯殿山

  酒田海鮮市場でづけ丼の朝食をとって、9時に日和山公園に行く。鶴岡から舟で酒田に着いた芭蕉が舟を下りた所で、公園の脇に芭蕉道がある。公園は川沿いの街中にあり、よく整備されていて気持ちが良い。日枝神社を見て、公園の中心部の高い所にある芭蕉像と2つの句碑を見る。

      暑き日を海にいれたり最上川

      あつみ山や吹浦かけて夕すずみ

公園の展望台から最上川の河口を見渡すことができた。

 30分ほど公園にいて、月山道路で山形に向かう途中、湯殿山を見学する。湯殿山の分岐点から山に入ると、道端にまだ雪が残っており、天気も小雨が降りそうである。10時45分、湯殿山バス停に到着、丁度本宮行の専用バスが出発するところだった。バスは細い道をくねくね登って1㎞、約5分で本宮下に着いた。

そこから少し歩いた所が本宮である。周りの山は傾斜が強く、谷筋に雪が残っていていかにも険しい感じがする。

 湯殿山から約1時間で山形駅に着いた。駅ビルで相変わらずのざる蕎麦を食べて、2時過ぎの「つばさ」で帰途についた。

 今回の旅は、いわばおくのほそ道の最難所をめぐる旅であり、われわれもその一部を楽しむことができた。旅をして思うのは、視点を変えれば新しい発見があるということである。芭蕉も見たであろう、というだけで風景が違って見える。

それにしても気心の知れた友とのわがままな旅はいいものだ。M君、A君、今回もありがとう。



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