ホーエンシュタウフェン

生きるために食え、食うために生きるな。

【中国のMBT】99式戦車製作-2

2012-02-13 20:09:37 | 現用戦車模型 制作過程

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99式戦車を製作するにあたって、色んなサイトを覗いているんですが、中国の戦車って、作る人がいないですね~。

西側・東側のテイストが混ざり合って、中国の独自の「味付け」で完成させる・・・

そんなところが魅力の「ツボ」なんですが、中国の戦闘機なんかでも「殲-20」などのステルス機や、「殲-10」などの小型戦闘機もナカナカ微妙(笑)な格好よさがありますよ~。

さて99式戦車の製作ですが、車体のほうはほぼ終わり、砲塔のこまごましたパーツの取り付けを行っています。

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装填手ハッチ後部のなんだか見慣れぬ物体、これは、対戦車ミサイルを誘導するためのレーザーを感知して、逆にこちらからレーザー光を相手の照準器に当てる事により、「目つぶし」を喰らわせる装置(アクティブ防御システム)だそうで。

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こちら実物の写真です。

実戦で使い物になるものなのか・・・?判りません。

打ちっぱなしで、カメラで輪郭を判別する機能のある、最近の対戦車ミサイルには無効。

ロシアやイスラエルのアクティブ防御システムと違い、ミサイルを撃ち落とす擲弾などが無い中途半端さもまた、いい~!

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また、車長ハッチの前には、バイクのハンドルのようなモノが。

ハッチから身を乗り出して走るとき、ここを掴んで身体を保持するんだろうなぁ。たぶん。

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その他、各種センサーのたぐいや、搭載機銃の支持架を付けます。

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アクティブ防御システムは、塗装のため取り外し出来るようにしておきます。

また、スモークディスチャージャー(発煙弾投擲機)を左右計10個を取り付け。

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このキットでは、ロシア製戦車などでもよく見られる、防盾カバーひっかけ用のワイヤーが省略されているので、伸ばしランナーでそれらしく簡単に再現。

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参考にした、T-72防盾カバー付近の写真。

写真で見ると結構目立つパーツなのですが、プラモデルでこのあたりを忠実に再現しているキットは無いようです。

重要なトコだと思うんだがなぁ・・・

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実車でもこのように確認出来ます。

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砲塔左右に雑具入れ兼、スペースドアーマーのバスケットを仮付け。

ここも後から迷彩塗装で手を焼きそうなところなので、接着はしません。

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125mm滑腔砲(かっこうほう=回転しない砲弾を発射する戦車砲)の接着も塗装終了後に行います。

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99式戦車は、エンジンを縦置き(珍しい!)にしている関係上、T-72などに比べると車体が長いです。そのため、ひじょうに大きな戦車に見えます。

機会があれば、両者を並べてみたいと思います。

 

 

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【中国のMBT】99式戦車 製作中-1

2012-02-08 20:40:13 | 現用戦車模型 制作過程

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さてさて、中国の99式戦車の製作ですが、いつになく早いペースで進んでいます。

BMP-3完成の喜びが大きかったためか、最近また模型道に邁進しています。

とりあえず帰宅したら、自分の部屋に直行し、2時間半くらい作業をしています。

それで99式戦車なんですが、鬼門である足回りの組み上げに突入。

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ただでさえ単調な連結キャタピラであるにもかかわらず、ランナーからの切り出しゲートが4つってヲイ。

嫌がらせですかそうですか。

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まずランナーから切り離したものが左。

それを右のように、また湯口をニッパーで切り、その部分をカッターでカンナがけしなければなりません。

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これで片側分です。気の短い人は発狂しますね。

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片方が終わって、もう片方にとりかかります。

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転輪に入れるはずのポリキャップが入っていませんので、サスに転輪をはめてもグラグラします。転輪には接着剤をつけません。

前から後ろまで転輪にテープを貼ると、キャタピラを巻いた際に、転輪がサスから落ちにくくなります。

位置決めをしたら、転輪と、そこに巻きつけたキャタピラのみ、接着します。

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接着後、車体から外した状態。この方法だと、足回りの塗装が楽になります。

転輪とキャタピラは、ガッチリくっついています。

接着剤は溶剤が飛んで乾燥する際、若干収縮するので、完全に硬化するまでは車体から外さないようにしましょう。

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また、このサイドスカートとフェンダーも接着せず、ダボ穴にはめるだけにしておき、塗装後に接着するようにします。

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ここまで仮組が終わりました。

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砲塔の正面の装甲板にヒケがありますので、パテ埋め。

今回、初めてホビーボスのキットを作っていますが、タミヤのようにピタリとパーツが合うわけでもなく、さりとて東欧のキットのように完全に上級スキルを求められるモノでもなく、ドラゴンのように細密な感じでもない・・・

しかし組み上げが進むと、実車のイメージをよく捉えており、全体形としては満足のゆくものです。

なかなか愉しいです、中国のMBT。

 

 

 

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【中国のMBT】 99式戦車を作る

2012-02-01 20:57:17 | 現用戦車模型 制作過程

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何年前だったか、「月刊 軍事研究」に上と同じ、小さな白黒写真が掲載されており、中国の最新式MBT(メイン・バトル・タンク=主力戦車)との事。

ロシアのT-72に酷似したシャシーに、アメリカのM1のような砲塔。

特に、これまでの中国製戦車、59式に代表されるような鋳造の砲塔ではない、圧延鋼板で出来た砲塔に目を奪われました。

そしてこの「殺すぞ!」と言わんばかりの佇まい・・・

格好良いではないか・・・!

かつての中国戦車といえば、ソ連製戦車のコピー品、あるいは、それをいじくれるだけいじった、近代戦に使えなさそうなイメージ(実際そうです)がありましたが・・・

一見して、今までの中国戦車とは違ったオーラを感じました。

とはいうものの、人民解放軍の兵器は、かつてのソ連軍のような秘密のベールに隠されており、詳細が判らずにいたのですが、中国系のサイトなどには割とおおっぴらに写真が掲載されていて、模型製作にも役立ちそう。

そして購入した、このキット。

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中国ホビーボス製の、ZTZ99。

当初、この戦車は「98式」戦車だと思っていたのですが、改良を重ねつつ「99式」という名に改称したそうです(98式G=99式)。

ボックスアートは、数年前の軍事パレードを模していますが、絵がアマチュア並みに下手(笑)。

毛沢東の肖像画がいい味出してます。

この戦車についての詳細は後日として、まずは足回りから組み上げていきます。

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転輪です。切り出しゲートが3か所あり、ペーパーがけなど、仕上げが面倒。

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このキットは連結式のキャタピラがデフォなのですが、なぜか転輪にポリキャップを仕込むように出来ています。(おお、とは思いますがそれだけ)

はめ込みやすい様にとの配慮でしょうけども。

足回りは、転輪・キャタピラを接着して一体化させた「ロコ方式」の後、車体に合体させますので、作業の工程上、サスペンションに付けたり外したりする際に、キツキツになりそうなこのポリキャップはオミットして、組み上げます。

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転輪の形状がT-72そのものズバリ!という感じです。

エジプト経由で秘密裡に入手したT-72を、リバースエンジニアリングしたと聞きます。

何も、そのまんまの形じゃなくても・・・

中国は民生品だけでなく、兵器も違法コピー(相手国の了承無しで!)ですからねぇ。

流石コピー王国、中華人民共和国。

この段階で、指先に離型剤のヌメリを感じたため、急遽、全パーツをマジックリンで洗浄。大きな平筆などを使って、隅から隅まで離型剤を落とし、お湯でよく洗浄します。

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洗ったパーツは新聞紙の上に載せ、自然乾燥。

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資料となる写真も揃え、モチベーションも上がります。

実は、多くの現用ロシアAFVファンが待望していた、ズベズダの新製品「T-90」を作りたかったのですが、どの店を調べても発売前予約の段階で売り切れ御免状態でした。買いそびれてしまった・・・

というワケで、その穴埋めというか、代役としてこの戦車を作る事に(笑)。

実はず~っと以前、パキスタン向け輸出戦車・85式ⅡAPなんぞも作った経験もあり、中国の戦車に実は大いに興味があったんですが。

今日はここまで。

 

 

 

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レオパルト、制作中止します

2009-09-15 13:58:44 | 現用戦車模型 制作過程

いきなりですが、諸般の事情により、レオパルトの制作を一時中断いたします。

塗装の過程で、どうも自分のイメージと違うものになりつつあったので。いじり過ぎてダメになったというか。

こういうとき、モチベーションも上がらないままダラダラ制作しても、ただ、苦痛になるだけです。(モデラーの方お判りになると思います)

絵描きが絵を破る、物書きが原稿用紙をクシャクシャってする、あの心境です。

ま・・・飽きたんです、正直。

苦痛を感じるようになったら、それはもう、楽しいものではないので。

・・・・久しぶりの制作中止です・・・・根を詰める性格なので、疲れてしまうんです。

ただ、色々制作したいもの(戦車だけでなく)はまだたくさんあるので、ちょっと部屋の片づけでもしながら考えたいと思います。

最近、パチモン系プラモのページへのアクセスも非常に多く、まだまだ未開拓なこの分野への関心が意外に高いのを実感しています。・・・・なので、パチモン系、いくかもしれません。

その時は、パチモンプラモへ敬意を表し、ガチで制作します。

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レオパルトの塗装4

2009-08-10 19:56:03 | 現用戦車模型 制作過程

大東亜戦争における我が国の敗戦の日、8月15日が近付くにつれ、特にNHKなどは、戦争を特集した番組を数多く放送します。とりあえず録り逃さないように、番組表をチェックしては、録画予約をしてしまいます。

最近ふと思うのですが、最もマニアックなTV放送はNHKではないのでしょうか。日本全国のありふれた老若男女を無作為に1000人位選び出したとしましょう。

そして、同じ時間帯でバラエティ、ドラマ、NHKスペシャルを放送したと仮定しましょう。1000人のうち一体何人がNHKスペシャルを視聴するでしょう。

第一、会社でTVの話になった場合、NHKの番組など話題になったことすらありません。これは何故なんでしょうか?

かのアドルフ・ヒトラーはその著書「我が闘争」の中の「大衆へのプロパガンダ」において、以下のように述べています。

”いかなる宣伝も大衆の好まれるものでなければならず、その知的水準は宣伝の対象相手となる大衆のうちの最低レベルの人々が理解できるように調整されねばならない。それだけでなく、獲得すべき大衆の数が多くなるにつれ、宣伝の純粋の知的程度はますます低く抑えねばならない。”

”大衆の受容能力はきわめて狭量であり、理解力は小さい代わりに忘却力は大きい。この事実からすれば、全ての効果的な宣伝は、要点をできるだけしぼり、それをスローガンのように継続しなければならない。この原則を犠牲にして、様々なことを取り入れようとするなら、宣伝の効果はたちまち消え失せる。というのは、大衆に提供された素材を消化することも記憶することもできないからである。”

”大衆の圧倒的多数は、冷静な熟慮でなく、むしろ感情的な感覚で考えや行動を決めるという、女性的な素質と態度の持ち主である。だが、この感情は複雑なものではなく、非常に単純で閉鎖的なものなのだ。そこには、物事の差異を識別するのではなく、肯定か否定か、愛か憎しみか、正義か悪か、真実か嘘かだけが存在するのであり、半分は正しく、半分は違うなどということは決してあり得ないのである。”

 

これは現代のTVというものの姿を示唆するものではないでしょうか。

で、やっと模型の話(笑)。

基本塗装を終え、ウォッシングに入っていますが、予定していたエイジングが自己のスキルの関係で出来なかったのが残念です・・・

001 イタレリのキットでいつも悩まされるのが、塗装が不可能なポリキャタピラだという点です。とりあえず塗料の喰い付きを良くするため、スコッチブライトでまんべんなくこすり、「足付け」を行います。

002 本来、ソフビ用の塗料があればポリキャタピラの塗装など苦労しないのですが、ソフビモデルの衰退がたたり、ソフビ用塗料が入手できない。かといってプラモデル用の塗料では剥がれてしまうので、ホームセンターであれこれ選びつつ買ったのがコレ。大丈夫かいな・・・・・

003 豪快にひと吹き。あとは知らね(笑)。

004 写真では判りづらいと思いますが、日の光が一番当たる部分を明るめの色調にしています。陰影の強調ですね。

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微妙なグラデーションがついてるのが判りますか?

007 サイドスカートの色を一番暗い色調にしています。

008 一回目のウォッシングを終えた状態。

009 うまい具合にサテン調になると良いのですが。この後、各パネルごとに色調操作を段階的に施す予定です。

 

 

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