今年の暑さは異常ではないのか?
と、暑い夏が来る度に口にする方は多いと思いますが、暑さ寒さも彼岸まで...というのは大体毎年恒例なので、暑さに負けないように頑張りましょう。
「頑張る」というのは抽象的なので、「Keiのエアコン配管に断熱材を巻く」という具体的なDIYを行い、暑さに負けない様にしたいと思います。
これまで通勤用の下駄にしていたラパン、ミラジーノはクラシカルなスタイリングで、そのためにフロントガラスの角度が立っていました。(つまりガラス面積が狭い)
従って、真上から来る真夏の太陽光線というのは、ガラスが立っているため概ねドライバーに直接当たらずに済みました。
しかしKeiはフロントガラスの傾斜が割と寝ているために、真夏の太陽がドライバーに降り注ぐ、という事態になっております。
これは車内で「暑い」と感じる一因となりますね。
だから私はイマドキの「フロントウィンドウが寝た」車が嫌いなんですけど。
ただ、マイカーになったタイミング・季節のせいもあるかもしれませんが、Keiの冷房はちょっと効きが良くないという印象を持っています。
これは、ガンメタという太陽光線を反射する色というよりは、吸収する方向の色である、という事も無関係ではないと思います。
が、ここ最近の猛暑では1~4段階まであるエアコンのダイヤルを、昼間は最低でも「2」にしないと涼しいと感じない有様です。
そこで、以前から考えていた改善策を実践します。
エンジンルームと室内を隔てるバルクヘッド付近を這う様にシルバーの配管が這っていますが、これが冷房用の配管です。
エアコンをONにすると、触診でこの配管が冷たくなるのが分かります。
ただし、2代目日産キューブのエアコン配管と同じで、エンジンの熱の影響を受け易い配管の取り回しの様で、冷房にしてもなかなか冷えないのは、これにも原因があるのではないか?と考え、この配管を断熱材で巻く事にしました。
ホームセンターで買ってきた家庭用エアコンの室外機に繋がっている銅管に巻く断熱材です。
値段は300円くらい。
今まで自分の家のエアコンの修繕をしてきた経験則から言うと、耐用年数は2~3年というところ。
(※ただし、直射日光や風雨から保護するためのバンテージを巻く場合は5年以上耐えます)
問題はエンジンからの輻射熱(ふくしゃねつ)で溶けないかどうかです。
本当だったら、表面にアルミシートがくっついている様なモノ(クーラーボックスに使われる様な)を使いたかったのですが、これしか売ってなかったのでとりあえずこれを使います。
断面はこの様になっています。切れ込みは入っていないので、自分でカッター等で切る必要があります。
配管に合わせる様に、断熱材1本でグルッと巻いて完了!と行きたいところですが、配管にはところどころ折れ曲がった箇所があり、そう簡単にはいきません。
配管の長さに合う様に、ハサミでところどころ適度な長さで切って、なるべく隙間が出来ない様に組み合わせていきます。
断熱材を巻き終わったら、タイラップで結束します。
その際、配管の曲がるところ~つまり断熱材の継ぎ目になるところをしっかり結束し、隙間を無くします。
これで作業完了です。
日陰で作業したのですが、空気が熱くて汗が噴き出ました。
【結果は?】
物理的措置を施したので、何もしないよりは効果はあるはずなのですが、毎日続くこのあまりの酷暑のせいで「キンキンに冷えるようになった!」とは言えかねる、というのが正直なところです。
冷房使用時のダイヤルは、変わらず「2」です(笑)
ラパン、ミラジーノと比較して暑いと感じるのは、やはりフロントウィンドウの大きさから来る太陽光の多さと、そこからの冷気の損失(放熱)が大きいからなのでは?と感じています。
効果については様子見ですね。
あとは耐久性です。タイラップは熱に弱いので、定期的に点検してみます。