ウクライナ戦争で鹵獲されたT-90 →
T-90は湾岸戦争でガタ落ちになったT-72を初めとするロシア製兵器の評判を挽回し、輸出市場拡大による外貨獲得を目的に開発されたモデルであるとされるが、上位モデルであったT-80Uがコストの高さと装備の複数化の弊害とを理由にロシアでの生産打ち切りが決定し、新型主力戦車として予定されたT-95の開発も中止された事により、ロシア連邦軍にも当面の主力戦車として採用配備される事が確定した。
主砲からミサイルを発射できるのは旧東側戦車の特徴で、レフレクスの場合、レーザーを戦車から目標に照射し、その反射を捉えてミサイルを誘導するセミアクティブレーザー方式を採用している。ミサイルの飛翔速度はマッハ2に達し、射程は約5,000m。750mm~800mm程度の装甲(均質圧延鋼板換算)を貫通するという。
これら弾薬とミサイルは自動装填装置により装填されるため、T-90に装填手は搭乗していない。
装甲などの防御装備も改良されており、積層装甲と新型の爆発反応装甲コンタクト5を採用している。
また、敵戦闘車両や航空機などのFLIR(赤外線監視装置)や、赤外線誘導方式の対戦車ミサイルに対し、強力な赤外線を照射して妨害する能力や、敵のレーザー照射を妨害する能力を持ったミサイル警報装置を搭載しており、これらはTShU-1-7シュトーラ-1防御システムと呼ばれている。
エンジンは当初、T-72系列のエンジンを改良したV-84MSであったが、出力が840馬力で、重量46.5tのT-90にとっては必ずしも満足できるものではなかったため、1,000馬力程度のエンジンに置きかえられる模様である。
※Wikipediaより転載
【製作を終えて】
T-90のキット化は長い間、現用ロシア戦車愛好家の待ち望んでいたものですが、正直に言うと、もっとクオリティの高いタミヤあたりから出して欲しかったアイテムだな、というのが実感です。
ただ、いわゆる「昔の東欧っぽい」キットではなく、それなりに誰でもT-90が造れてしまう点で、このキットの果たした役割は大きいはずです。
このT-80、T-72系統はバリエーションが数多いので、他メーカーからのキット化も期待できます。
このキットの欠点は、足回りのパーツの位置決めが悪く、完成後に腰高なプロポーションになってしまうところでしょうか。
あと、ランナーごとにアルファベットを付けてほしいですね。
私はいちいちインストを見ながらパーツ探しする必要が無いよう、目印としてテープにアルファベットを書いてランナーに貼りましたけど。
この辺はイタレリの悪いところを真似したんでしょうね。
今回は、チッピングを行いませんでした。
T-90の実戦って、あまり想像出来ないじゃないですか、だからウェザリングのみで仕上げました。
なんかこの車輛、当のロシア軍では「軍の要求する性能を満たしていない」とかで、購入を拒否されているらしいです(ソースは月刊「軍事研究」)。
さもあらん・・・