私はとにかくソ連の戦後世代のAFVが好きで、色々作ってきたのですが、その西側陣営とは違う形態に大きな魅力というか、秘密兵器的な妖しさに惹かれましたねぇ。ソ連製兵器の弱さは湾岸戦争で明らかになってしまいましたが、西側のカクカクした戦車よりも格段に模型映えがします。このキットは、その昔ドラゴンが発売していたものを、ズベズダが譲り受け自社ブランドで出していたものです。どこで買ったのか覚えてないくらいなので、相当以前の作品です。
車体後部にピストルポートがあるのは、この世代の戦場タクシーの特徴。砲基部上には「マリュートカ」対戦車ミサイルを搭載。64式対戦車誘導弾みたいなモノですな。
とにかく車高が低いです。そのために居住性が相当犠牲にされており、戦場では評判が良くなかったようです。
「歩兵戦闘車」のパイオニアとして、ドイツのマルダーと並ぶ車輛です。搭載砲はたしか、 りゅう弾砲を発射する低圧砲だったと思います。で、敵のAFVはミサイルで迎撃するわけです。
後部の出入り口。キャタピラを水上での推進に利用するため、後部フェンダーはフィン状に成型されている。
ソ連製AFVの3色迷彩は独特なもので、参考資料を見ながら塗装を行いました。BMP-3も持っているのですが、そちらは製作未定。