本日のなかじま●寒波の中にも春の気配♪

女社長のストレス解消、大好きなパーティがまさかの「お料理教室♪」に発展です。

美術館ホールで映画「ピエロの赤い鼻」をみる

2005年03月15日 | 本日の交遊録
今日はコピーライターのIさんに誘われて、映画鑑賞です。
高知県立美術館ホールで、上映される自主企画の映画で
「ピエロの赤い鼻」というフランス映画です。

スター俳優はいないけれど、フランス人らしく、一人ひとり人生観を感じさせる
素晴らしい出演者が、時には笑い、時にはシリアスに
まさに人生をいきているのだと感じるような、いい映画でした。

映画のストーリーを書くのは失礼ですのでしませんが
戦争の悲惨さを声高にではなく伝え、死と背中合わせの中でも
人を笑わせるということが、愛そのものであり、生きる力に通じている
そんなことを、さりげなく伝えていて
子どもから大人まで、いつとはなしに引き寄せられるような映画でした。

人は、平凡な日々のことの中に、実はそれまでの苦しみや、悲しみや
激情や感動や恐怖や、安堵感や感謝や笑い、希望といった経験の
影響を受けて生きているのだということを思い知らされます。
ほんとうに、いい映画でしたよ。

この映画は、コミュニティーシネマを作ろうという活動をしている人たちが
お世話をして、支援者を募ってます。

巨大な資金を動かして、興行収益を上げることを目的に作られる
大スター主演の鳴り物入りの映画も、悪いとはいいませんが
名前も知られてはいないけれど、確かなシナリオで
様々な文化と、そこ暮らしている人たちの、命の輝きを感じさせるような映画
そんな人たちが語りかける声にも、時には耳と目を注いでみませんか。

今日の映画は、そんな気持ちにさせてくれました。
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