嫁が海外出張する間、孫の世話を頼まれ東京へ行きました。
昼間の空いた時間に調布市の古刹、深大寺まで足を伸ばしました。
深大寺を訪ねるのは初めてです。参道の両脇には、古い佇まいの土産物屋や蕎麦屋が並んでいます。
↓釈迦堂。今年9月、国宝に指定された、柔和な表情の銅製釈迦如来像が安置されています。公開は来年の3月までだそうです。
↓周辺には蕎麦屋が20件ほどあります。
帰りのバスを待つ間、この寺に度々来ているという老夫婦と少し話をしました。
「国宝になる前は、もっと眼近で釈迦如来像を見ることが出来た。警備が頑丈になってしまって・・・」と話されました。
国宝になり、頑丈に囲われた部屋に置かれた釈迦如来像は、こうなったことを果たして望んでおられるのだろうか。もっと眼近で衆生と接したいのではないだろうか。帰りのバスの中で、ふとそんなことを思いました。