身近な自然となかよくblog (旧「菊名エコクラブblog」)

自然環境と調和した持続可能な社会を!

by NACS-J認定 自然観察指導員 松田 照之

篠原園地のサクラたち

2016年03月27日 08時23分21秒 | 篠原園地
篠原園地にはサクラにはソメイヨシノの他、野生種のヤマザクラとオオシマザクラもあることを確認しました。
カンザン(関山)という八重桜もありますが、遅咲きのため、まだ咲いてません。

桜とか花見というと、まずソメイヨシノが出されます。
このソメイヨシノは「人工的に作出された種だ。」とか、「いや、そうではなく自然に交配した野生の雑種だ。」とか言われています。
でも、いずれにせよ、種子が全くと言っていいほどできないため、人の手で接ぎ木をして苗を育てないと増やすことができません。

種子をつくり、自分で増えることができるのが、植物ほんらいの姿。
そういう意味では、ヤマザクラやオオシマザクラの方が野生種として自然な姿を見せてくれます。

桜といったら、まずソメイヨシノのこと。桜を植えるといったら、それ以上何も言わなくても当たり前にソメイヨシノが植えられます。
でもちょっと待ってほしい。ちょっと立ち止まって考えてほしいのです。野生種こそが原種であり、サクラ本来の姿のはずだということを。
そして、接ぎ木でクローンのソメイヨシノばかり植えていないで、種子から育てた野生種のヤマザクラも植えてほしいと僕は思うのです。


ソメイヨシノ


ヤマザクラ


オオシマザクラ

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