梅雨の間は、少し冷え込む日があるかもしれないから、
ストーブのメンテナンスは梅雨明けにやろうという方も。
さて、その梅雨明けに、いざ取り掛かろうとすると、
いったいどこまでやるかで、しばし悩む方も多いのでは。
本格的に、バラバラに分解して、一つ一つのパーツを磨くなんてちょっと気が重いなぁ、
という方に、今日はこれだけはやっておいたほうがいいですよ、というポイントをご紹介。
まず、残りの灯油。
これは、いつも灯油を入れる操作の反対(ストーブからポリタンクへ灯油を入れる)をして、
タンクを空にします。
いつものシュポシュポ(ウチでは灯油を入れるポンプのことをそう呼んでます)では、
全部は吸いきれず、どうしてもタンクに少し灯油が残ります。
でもそれは気にしなくて構いません。 あんまり神経質にならなくても大丈夫。
ポリタンクに戻した灯油は、次のシーズンにまた使おうなんて考えないで、
お近くのガソリンスタンドに持っていって、廃棄してもらいましょう。
ひと夏越した灯油は、変質していることが多く、次の冬に燃やすと異臭の原因に。
次に全体のホコリ汚れ。
まずは屋外に持ち出して、思いっきり “ フーッ ” と吹き飛ばしてください。
ほとんどのホコリはこれで飛んでいきます。
大きなホコリが無くなったら次は細かい部分。 使わなくなった歯ブラシを用意してください。
吹き飛ばせなかった部分を歯ブラシでゴシゴシ。
結構取れます。
#39をお使いの方は、対震消化装置を覆っているカバーを外して、
黒やら黄色やらのパーツが組み込んである部分やその隙間も歯ブラシでこすってみてください。
ここって結構、ホコリが溜まっているんです。
最後にちょっと手間のかかる部分のお手入れ。
「芯外筒」と呼ばれている部品の汚れを落とします。
芯外筒とはこれ。
芯の交換をするときに取り外す、下半分に穴がポツポツといっぱい開いている筒状の部品です。
ネジ込んであるだけなので、よっぽど放ったらかしてない限り、回せば外れます。
写真は我が家のアラジンの芯外筒の汚れ。
これで、ちょうど1シーズン分の汚れです。
この汚れ、何年も放っておくとガチガチにこびりついて、落とすのに本当に苦労します。
だから毎年こまめに汚れ落とし。
台所で使うスポンジの緑色のちょっと硬い面(タワシ状?)でこすってみてください。
うまくいけば、このスポンジだけで落ちるのですが、
もし落ちきらない場合は、これも台所で使う “ ボンスター ” でやってみてください。
洗剤はいりません。
ボンスターはケッコウ優等生。
この汚れ落としは、ちょっと時間をかけてユックリゆっくり。
どうしても落ちないときは、マイナスドライバーでこそぎとる方法も。
この方法は外筒に傷をつけないように慎重に。
お手入れもここまで来れば大詰め。
最後に中の炎が見えるように窓が付いている筒(チムニーといいます。「煙突」の意味)の
回りをよく拭いてください。
このチムニー、よくよく見るとうっすらと筋上の模様が出ているのが見えます。
理由は良く分かりませんが、この筋上の模様が、放っておくと錆に変わり、ひどくなるとこすっても取れなくなります。
早いうちなら雑巾で拭くだけで、筋模様は綺麗に消えてくれますから、面倒くさがらずにやっておきましょう。
さて、簡単メンテナンスはこれでおしまい。
最後の最後に、全体を雑巾で拭いた後、
綺麗にした芯外筒にすっぽりと覆うようにビニール袋をかぶせて、
ちょっと大き目の輪ゴムか、紐を使って外筒の一番上のひさしの様になっている部分の下を
キュッと締めます。
(私は、ビニール袋の代わりに大きいサイズのサランラップでやってます)
これだけで、次のシーズンに気持ちよく使い始められるんです。
1時間ちょっとで終わりますから、お休みの日などに是非お試しください。
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