気持ち良い自転車の基本となる回転部分のメンテナンス。この車体では、ハブ、ボスフリー、ヘッドパーツと整備して、最後はボトムブラケット。
TRANSIT Light sportsのBBシェル幅はスタンダードなJIS68mm。なので選択肢は沢山ありそうですが、とりあえずは付属のガードを付けた形で組みたいのでオリジナルのBBセットを使います。
ステンレス製のワイヤーブラシでBBシェル内の塗装やゴミを出来るだけ除去。
組み付けのためにスタンドとタイヤを取り付けました。良い感じです。自転車らしくなって一気にテンションが上がります♪
このBB、私は今まで見たことがないタイプで、ママチャリタイプなのかな?
まず、ワンの中にダストカバーが嵌め込んであります。外そうとしましたがスンナリ外れそうになくてそのまま作業する事に。と思ったら、ベアリングボールはリテーナー付きでこれも外せず、綺麗にするのが大変でした(-_-;)
写真右が右ワン。段付きになっているのはスタンドが収まる分。
外す時も大変でしたが締めるのも大変で、寝かせて工具の淵で締めてみたり、ポンチで叩いてみたり。まぁ何とか締まったと思いますが、専用工具が欲しいところ。
続いてガードを取り付け。
大外のロックリングは普通にフックレンチで締められます。わかりませんが、段付きの右ワンは全く見えなくなってるから二重で締める形で、最初のところはそこまでシビアにならなくても良かったのかも。
オリジナルは軸長120mm程の3NというBB軸。ですが165mmのクランクは私には短くて、シマノ600の172.5mmに変える関係で3PというBB軸を逆付けしました。3Pも軸長は119mm程でほとんど変わらないけど、若干内に入る形で丁度良かった。※3N逆付けでも許容範囲ではありました。
続いて左ワン。薄いカラーが1枚。回り止めのようですが、BB裏にあった窪みと一致します。どういう意味があるんだろう?
玉当たり調整。カニ目の穴はありませんが、ワンの保持には普通にカニ目レンチが使えました。
最後にプラスチック製のカバーを嵌め込んで作業終了。手応え的には、まぁこんなもんでしょう。よくあるこの手のBBと一致する慣れ親しんだ感触はウチでは今は通勤車BADBOYがこのタイプで同じ感じ。実用的には十分だと思います。