STI仕様の鉄レーサーに乗ってみたくて14年11月に中古で入手。レストアって程ではありませんが、一度バラしてフルメンテを慣行。
写真(上)左が2015 RALEIGH CRF、右が2015 BASSO VIPER。
候補はこのあたり。この数年は中古車両ばかりだったので新車って高いなぁ~なんて思ったりしながらも、それでも注文する方向に傾いていましたが結局USED。
入手したのは写真(上)のRALEIGH CRR Carlton-R(カールトンアール) 2012年モデル。色はマルーンレッドでサイズは560(シートチューブC-T値)。2013年ラインナップから105仕様のCRFとTiagra仕様のCRNになったので、ULTEGRA仕様としては2012年が最後。フレームは一緒なので大差有りませんが、そのフレーム自体は毎年少しずつ仕様(ジオメトリや工作)が変わっているみたい。
アレ?何だか違う自転車みたい…。ポジションが出ずにあーだこーだしているうちに、印象の異なる自転車になってしまった。
サイズによってはスローピングですが、560のサイズは綺麗なホリゾンタル。最近はスローピングのカーボンロードにもそれなりの機能美を見出せる様になりましたが、鉄フレームのホリゾンタルは理屈抜きで格好良い。
TIG溶接ですがヘッドチューブの上下はラグ風に飾られています。これは補強の意味があるのかもしれません。
コンポはULTEGRAで10速世代の6700。
チューブは名門レイノルズの631。
Reynoldsでは、SAE4130の仕様に沿って製造した757と525・520がクロモリ、853と631はそれとは異なり、素材それ自体および溶接部分が自硬性により強度を増す鉄合金、と分類している。ってことなんだそうです(+o+)
関連ページ 「レイノルズ社」 と 「Reynolds 631」 の紹介ページ。
フォークはカーボン製(コラムはアルミ)。
結果的にポジション絡みのパーツは全部替えてしまいましたが、見栄で変えた部品が2点。前に記事にしたアウターストッパーと、このシートクランプ。シートクランプはTHOMSON SEATPOST COLLAR(29.8mm/ブラック)。CRRは30mm径ですが、トムソンだと29.8mmでOK。30.0mmってサイズはなかなか選択肢が無いらしく、有名どころではdkgやSALSA、HOPEなどが対応しています。
リアビュー。
シルバー基調でブリティッシュな雰囲気は放棄して、色んな意味でパーツの選択肢が多いブラック基調で仕立て直し。
仕様詳細表
フレーム、コンポ共に基本性能は充分。現行パーツと比べてしまうと変速の軽さなんかは明らかに違うけど、その辺りは折り込み済みなのでOK。
ジオメトリ表
トップチューブが少し短い気がしますが、ステムを長くして解消。本当はシートチューブ570mm、トップチューブ555mm、ヘッドチューブ150mm以上が私の理想。
ラレー(RALEIGH)って歴史有る会社自体は紆余曲折して随分昔に無くなっています。今のラレーはブランド名だけARAYAが使っていて、昔のラレーとは全く別物。私は別段ラレーに思い入れがある訳ではありませんので、この仕様の自転車がARAYAブランドとして売られていてもきっと同じ様に入手したと思います。むしろ、旧車にも興味深々の私からするとARAYAの方が受け入れ易い。
個人的にアラヤの自転車で今一番気になるのはRSR RSW Race&RSP RSW Special の小径車2騎。これ、本当に欲しいなぁ…。
関連ページ 「新家工業 輪界部門」
関連ページ 「ARAYA RALEIGH」