この春にママチャリの英式バルブで使うフロアポンプを買い換えました。
前に使っていたのはブリジストンのプラスチックポンプでしたが、プラスチックが変形したのか押し込む角度によって空気が逃げてしまいスカスカの状態に。中を開けてみるとシリンダーのパッキンまでもがプラスチック製でした。使ったのは2年程ですが、実使用は殆ど無いまま壊れてしまったので、新しく買うポンプは丈夫なものが良いと考えました。
新しく買ったのはPanaracer(パナレーサー)の鉄製ポンプでBFP-SSJW1というMADE IN JAPAN。お値段は送料込みで1,800円程。定価はもう少しするみたいですが、高いものではありません。このポンプ、パッと見は昔ながらの普通のポンプですが、実は…
普通のポンプです。
実は…国産の鉄製ポンプは貴重な存在になっていて、作っているメーカーも流通量も多くありません。近所の自転車屋さんを数件探してみましたが何処にもなくて、昔は売ってた気がしたので聞いてみると「今は売れない」のだとか。自転車屋さんで良く売れるのは軽いプラスチック製のポンプなんだそうです。ホームセンターにはワンコインで買える安価な中国製の鉄製ポンプが山の様に陳列されており、国産の鉄製ポンプはいずれ無くなってしまうのかもしれません。
英式バルブ専用ですが、たぶん付属する口金の仕様なので口金やゴムホースを交換すれば仏式でも使えると思います。エアゲージが付いて無いし、ロード用には別のポンプを使っているので、このポンプは英式のママチャリ&英式バルブの旧車用になります。
取っ手部分のみ樹脂製です。他は、シリンダー、台座、踏み台等々、全て金属製。外で雨ざらしにすれば、当然錆びると思います。
本当は名大(メイダイ)の鉄製ポンプが欲しかったのですが、名大フロアポンプを作っていた大橋鉄工はポンプの生産を辞めてしまったみたいで、少し探さないと無理っぽい。名大ポンプの技術自体はPanaracerが引き取った(買い取った?)様な記事を何処かで見て、この鉄製ポンプに辿り着いた感じ。長く使ってみないと耐久性云々は判りませんが、見るからに普通な感じで、良い意味で信頼出来そう。Panaracerはホースやパッキン、口金など、細かい補修部品も沢山あって、安心して使えそうです。
樹脂製のポンプは、押し込む気圧が高くなるとかなり熱くなってきて、ちょっと心配なときがあります。
ほとんどのチューブが英式バルブ用なのであきらめてましたが、チューブの交換で使えるなら、狙い目ですね。
こんにちわ
国産鉄製ポンプは本当に少なくなっあみたいです。パナレーサーだと、 BFP-SGTW1(日本製)というのがタンク付、ゲージ付で最初から 英・米・仏式バルブに対応しています(少し高くなりますが)。これも昔からあるみたいですが、パナレーサーも今は別のラインナップが主流みたいなので、いつまで生産されるのかは微妙なところかもしれませんね。