古今輪風@自転車ふぁん

わからない事だらけのレストア&メンテナンス備忘録

ミニベロのギア比(考)

2017-09-16 06:21:17 | 日記

少し前になりますが、ポケロケのクランクを交換しました。

課題だったのはクランクというか、コンパクトクランクの50tアウター。451サイズとはいえ20インチのミニベロだと下りはもちろん、平地でも簡単に回しきってしまいます。小っちゃいヤツにスピード制限と考えれば50t×34tもアリかなと思いましたが、スカスカはかえって危ないと判断。

交換前のクランクセットは次に生やそうと目論んでいる10年前の700Cロードからの流用品で、初期の10速世代、PCD110のFC-R700。DURA-ACE/アルテグラ/105などの主力がまだPCD130の時代に、PCD110で50×34と現代コンパクトクランクの元祖とも言えるクランク。

…で、本題。ミニベロでギア比を悩む場合、ギア比とは別に脚にかかる負荷を数値化する計算式があるみたい。普段乗ってるロードの負荷値と比較すると選択の目安になりそうで、以下がその計算式。

(前ギア÷後ギア)×車輪径。

例えば、コンパクトクランク(50×34t)、リア12-25tで700Cと20インチで負荷計算すると…

700Cの場合、重いギアで(50÷12)×27=112.5。軽いギアで(34÷25)×27=36.72

20incの場合、重いギアで(50÷12)×20=83.3。軽いギアで(34÷25)×20=27.2

交換したのはPCD130/52×39tのFC-6600。平地で軽く回してきってしまったアウター50tに比べ、少し余裕が生まれました。追い風でピューなんて時にはやはりスピード制限がかかりますが、通常なら36~38km近くまでは負荷をかけながら回せますし、良い感じデス。

冒頭に書いた負荷計算式で言うと…

重いギアで(52÷12)×20=86.6。軽いギアで(39÷25)×20=31.2。フロントのチェーンリングを大きくしてもフルサイズのコンパクトクランクに遠く及ばない数字(軽いということ)。ちなみに軽い方の数字はどんな数字かというと、700Cでフロント最小30t×リア最小25tのシマノロードトリプルが(30÷25)×27=32.4ですから、それよりも軽い。さらにさらに、ランドナーベースで考えたりすると、フロント28t×リア25tで(28÷25t)×26=31.2と同じ数字。

せっかくクランクを変えるので、クランク長さも170mm~適サイズの172.5mmへと変更。

リアは12-25ですが前述の通り体感ギア比は相当に軽いですから、最小インナー39t(38t可)で登坂も十分と考えてPCD130のクランク。ベストチョイスはFC-7800かなと思いましたが、7800のクランクはその他同期と比べ数字に表れない若干の仕様差があるんじゃないか?という個人的な偏見(経験)をもとにFC-6600。PCDは一緒でも、使えるチェーンリングの自在性という意味では7800より使い易いのではないかと。(←個人的な見解です)

直付け台座にはまだまだ余裕があって、60tくらいは楽に行けちゃいそうな感じ。仮にアウター60tをつけた場合、重いギア(60÷12)×20=100 で、フルサイズのアウター50tにまだ及ばない。私は使う事が無いでしょうから確認のしようがありませんが…。

クランクが理想の形になったので温めていたチェーン落ち防止のパーツも漸く装着。しっかり調整してあげればそうそう落ちませんし、今のところは一度もありません。これは変速時のチェーン落ち防止というよりは折り畳み時のチェーン落ち対策につけてみました。

でも、やっぱり外れますね。BB側まで落ちなくはなったけど、何か良い方法はないのかな。



post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。