ウチ現代ロードのメインコンポは7800系DURA-ACEですが、クランクのみFC-R700です。そのFC-R700はULTEGRAでは有りませんがULTEGRA同等グレードと呼べる位置付けで、シマノ初のコンパクトクランクとして有名です。7800系DURA-ACEとの互換性があってチェーン誘導溝による高い変則性能に定評が有り、FC-7800にはコンパクトクランクの設定が無かったのでクランクのみFC-R700という選択は当時有ったんだろうと思います。
FC-R700ですが、変速性能は大変素晴らしいのですが、チェーンをフロントインナーでリアトップにすると、フロントのアウターチェーンリング内側とチェーンが微妙に接触します。
写真(上)はトリム機構を使う前の状態。この状態だと先にFDのガイドがチェーンに当たり、チェーンを少しだけ内に逃がしてくれているのでチェーンリングには当たっていません。本来トリム機構はこのガイドとチェーンの接触を避ける為にガイドを数mm動かしてくれる仕組みですが、この自転車の場合はチェーンとアウターチェーンリングの接触を手前で防ぐ為に貢献しています。
トリム機構を使った状態。触れているのは本当に極僅か0.1~0.2mmって感じですが、クランクを回すとチェーンは振動で揺れるので当たりが大きくなります。
勿論フレームサイズやジオメトリが関係しているかもしれませんが、調べてみるとFC-R700のクランクとチェーンリングでは同じ経験をされた方が結構いて、中にはフレームやクランクを変えながら試されている方もいました。FC-R700の仕様(というか、作り)的に課題がありそうな印象ですが、自作のスペーサーをクランクとチェーンリングの間に入れて回避させる方法もあるみたい。自作スペーサーは試したいとも思いましたが、アウタートップでのチェーンラインも変わって来るので違う問題が発生しそう。
色々考えましたがインナートップは常用しないし(アウターローは使ってます)、それこそ少し意識すれば絶対に使わない事も出来ます。実際の走行でも今のところ気になる場面には遭遇していないので、当面は「気にしない」事に。
クランクはカンパ・ケンタウルのコンパクトなのですがフロントインナー・リアトップにするとチェーンがアウターにチリチリと当たっています。ちなみにインナーは現行ヴェローチェ。
最初は原因が分からなかったため、トリム調整で色々試しガイドには接触していないためチェーンとアウターがごく一部接触していることに気がつきました。
この場合はやはりガイドに当てて、アウターに接触するのを避けたほうが良いのか分からず、うーんと困っている状態です。
インナートップは使わないとはいえ、あまり気持ちの良いものではないため何か良い方法は無いか模索しているところです。
はじめまして。お立ち寄り頂き、貴重な情報をありがとうございました。
私のアッソルトは6700アルテグラでの完成車販売がメインだったみたいで、そうやって組んであれば接触は無いんだろうなァと考えています。私もディレイラーの調整はもとより、素人なりに考えられる事は色々やってみましたが解決せず、まあいいやって落ち着いた次第です。
「落ち着けた」と言った方が適切でしょうか(笑)
カンパは新旧通して使った事がないのでわかりませんが、何か解決策があると良いですね…。
蛇足ながら、チェーンリングの向きが逆だったなんて落ちは無いですよね?多少インナーとアウターの間隔も変わるでしょうし、以前10速仕様のロードで間違えてインナーを裏表逆に付けた事がありますが、その時は意外と変速出来てしまって気付くのに時間がかかりました。^^;