リアエンド135mmのクロスバイクBADBOYにロード用のホイールを使う為の作業。前回からの続きです。
ハブシャフトを135mm用の物に替えて半フリー側に5mmのスペーサーを追加しました。写真(上)、内側のロックナットと薄いスペーサーが追加した分。
続いてリムのセンター出しを行いますが、センターゲージがありませんので別の方法で。手間はかかりますが正確にセンターを見ることが出来ます。まずエンド幅135mmの半分、67.5mmの位置を確認します。ノギスを使ってハブの両端から作業して、ハブの中央に印を付けます。私は白い紙を貼ったセロテープを中央付近に貼って、その上にマジックで印を付けています。
この位置がハブの中央。
リムに糸を貼り、その対角線上の逆側のリムに同様に貼り付けます。糸が通っている場所が現在のリムセンターの位置。シャフトを5mm長くして反フリー側に5mmのスペーサーを入れた為、ハブの中心は丁度その半分の2.5mmフリー側にずれています。ということは、しっかりとリムセンターの出ていたホイール、という事。
振れ取り台にホイールをセットして作業しますが、その様子は省略。フリー側スポークのニップルを緩めて半フリー側スポークのニップルを締めることでリムは半フリー側に移動します。最後に若干の触れ取りも行って、リムセンターの移動は終了。全スポーク均一に動かすのでイメージ程難しい作業ではありませんが、取り返しがつくかというとそうでもないので自信のない方にはお勧め出来ない作業です。
ホイール交換のタイミングでチューブも交換。使っていたのはシュワルベのチューブですが、普通のロード用?でエア抜けがそれなりにありました。毎日乗る通勤車なので極力エア抜けの少ないチューブがよくて、評判の良いマキシスのチューブ、中でも高耐久を売りにしているウェルターウエイトを用意してみました。タイヤの方はシュワルベ・マラソン28Cを継続使用。
通勤と散輪で200kmほど使ってみた感想。
まず、軽くなりました。まさに軽快になった感じ。単純な重量差だけでなくハブの回転や構造による性能差も当然あると思う。乗り心地は悪くなるかと思っていたけどそこまで変わらなくて多少腰が強くなった程度。これはチューブの影響もあるかもしれません。ウェルターウエイトが評判通りでエア抜けが少ないのなら、もう少し低圧にするとさらに快適そう。
ネガティブな面もあって、平坦や登りが楽になった一方で向かい風でダルくなりました。理由はうまく説明出来ません。それと、こっちの方が重要なんですが安心感がとても減りました。不思議な事に激減と言って良いレベルです。一応ロード乗りですし元々気を使って乗るタイプなんですが、超頑丈なホイールからの交換に漠然とした不安がつきまといます…。信頼のシマノ普及グレードですからそうそうトラブル事は無いと思いますが、慣れですかね(-_-;)
RS-21のリムあたり面は磨り減って広がったVブレーキシューの幅がギリギリ。ブレーキシューも交換時期ですし、ロード用のシューが使えるカートリッジ式ブレーキシューが片側分だけあるので試してみようと思います。
最後に、外したホイールの重量測定。フロントは1175g(クイック無/リムテープ含)。
リア1355g(クイック無/リムテープ含)。前後合計2532g。重いけど、思っていたよりは軽かった(゜-゜)
交換したRS21が前後1890gでしたので642gの軽量化。イメージ的にリアキャリア分軽くなった感じなので重量面では満足。しかし替えてみて分かった不安感との兼ね合いはどちらを取るべきか悩むところで、とりあえず暫くは使ってみます。
タイヤは継続利用との事なので、おそらくホイールが軽くなってジャイロ効果が弱くなってドッシリとした安定感が無くなったのが主因ではと思います。
足回りが軽くなった分、カゴの荷物の影響力が大きくなってバランスが取りにくくなったとか。
荷物なしなら不安感少なかったりしてw
→どれも当てはまると思います、合わせ技ですかね(笑)
向かい風でダルく感じるのは、ジャイロ効果かなと。実的な不利は多くの場面で殆ど無いハズですが、特に低速時(通勤では多い速度域)に感じます。これは軽量化と重量バランスなど、たまたまハマっているのかもしれません。強く感じるのは一定の速度域で、より低速だとそこまで気にならないです。
とはいえ、じつはもう結構乗っていて、だいぶ慣れてきました。たった0.6Kg、されど0.6Kg。持っても軽いですし、堅牢で安定しているのが一番の売りだったイメージがだいぶ変わって、乗っても楽しい自転車になってきました(゜-゜)
チューブが良い気がするので、もう少ししたらそっちのレビューを書いてみますね~