良い状態の車体に見えますが長く乗られていなかった様子で、チェーンやディレイラー・レバー等の駆動部、BBやヘッド・ハブ等の回転部は固まっています。前三角はアルミなので曲がりや歪みがあったりすると修正不能。出来ればレストア前に乗車して真っ直ぐ走るか確かめたいところですが、この状態で動かすと不要なダメージを与えそう。
カップ＆コーン式のBB。グリスが固まっていますが鍍金はしっかり生きていて、錆もありません。
右ワン。幸い固着はありませんでした。ココの取り外しはひどく固着していなければ右ワンにかけたレンチが外れないように手で抑え、レンチの逆端を重いハンマーで慎重に叩いていく方法が確実だと思います。それでも駄目なら鉄パイプをレンチに被せて使いますが、いずれのやり方でも工具が外れてフレームを傷付けたり、場合によっては怪我をするので力一杯は厳禁です。
あらかたのパーツを外し終えました。
取り外したパーツ類は洗ったり磨いたりしながら再生していきますが、それまでは無くさない様にパーツ毎に小分けして、袋に入れて保管します。
分解に使った工具類。これだけでバラバラに出来ます。最近は慣れてきたのでフレームに傷を付けてしまう事も少なくなりました。