古今輪風@自転車ふぁん

わからない事だらけのレストア&メンテナンス備忘録

フルクラム リアハブ メンテナンス(組み付け)

2022-02-18 05:12:00 | 完組ホイール

フルクラムレーシングゼロ コンペティオーネC17 リアハブのメンテナンス。分解洗浄したパーツ類の組み付け。

リアハブの部品一式。補修部品としてはハブ胴に圧入されているボールレースもありますが、通常のメンテはここまで。

本来CULTハブはグリス不要でOILを少量挿しますが、私はグリスを使って組むので金属部分に薄くグリスを塗りました。

ボールとボールレースにも薄くグリスを塗って、カップに収めてからグリスを緩める目的で少量のOILを挿しました。

シールを嵌め込みます。裏面の写真を撮りませんでしたが、金属ベースにゴムを貼っている良くあるタイプです。なので、むやみに一カ所に力を加えるとすぐ曲がると思います。

フリー側、フリーのラチェットの溝。普通にグリスが必要な場所ですが、グリスがハブ内に流れるのと、入れ過ぎはフリーの爪の動きが悪くなるので薄く塗る程度に。

フリー本体にもグリスを塗ります。その後で爪の部分にOILを使って緩めました。

フリー側のコーン(玉押し)は表裏両面にグリスを塗って…

シャフトに取り付けます。

フリー側からシャフトを通しました。

続いて反フリー側の組み付け。こちらのコーンも表裏両面に少量のグリス。

シャフトに通します。

コーンをしっかり押し込んだら、割の入ったアルミ製のスリープを入れます。ここも固着するのでグリスを使います。

玉当たり調整用のナットを取り付け。この時点ではまだ仮締めで未調整です。

ロックナットを取り付け。

玉当たり調整用のナットで玉当たりの調整を行います。ココの調整はレンチを使う一般的なカップアンドコーンよりも圧倒的に調整し易い。

フリー本体を嵌め込む前に、シャフト全体、特にフリーのシールドベアリングが治まる二カ所にグリスを塗ります。

フリー本体を嵌め込みました。

アルミ製のカラーを入れて…

ロックナットを締め付け。※逆ネジです。

組み上がった後で、フリーの内側など、なるべく油や埃を呼ばないようにディグリーザーを染み込ませた綿棒で綺麗に拭き上げました。これで前後輪共にハブのメンテナンスは終了です。



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