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犬のキンタマ



先日も話題にしました。
オオイヌノフグリやホトケノザ、ハコベなどが
野生の素晴らしいグランドカバーになってくれています。
僕たちはもうずいぶん前からパンジーやビオラ
ネモフィラ等の春の園芸植物を植えません。
こういう美しい野草が繁茂してくれ
彼らの素晴らしさにみたされるからです。



朝8時36分のオオイヌノフグリ。
睡蓮みたいに夕方から朝まで花を閉じます。
この時刻まだ、まどろんでいます。
開花するとヒマワリみたいに
花が太陽にむかって動いていきます。

このイヌノフグリという名前。
フグリはキンタマを意味します。
イヌノフグリの実がふたつの小さな円形状になっており
それをキンタマに例えている。

犬という表現は植物の名前にしばしば使われていますが
それは”役に立たない”というような
バカにしたネーミングです。
かわいそうに「役に立たないキンタマ」
そんな侮辱的な名前がつけられている。

バカを馬鹿と表記するのもそうです。
馬や鹿を侮辱している。

特に植物の名前、ネーミングのなかに
植物に対する”愛”や”敬意””畏敬”の気持ちが
欠けているものが多々あると思います。

「モミジバアオイ」という植物があります。
何の感動もない無味乾燥なつまらないネーミングです。
10数年前から僕たちは勝手に
「エンジェルハイビスカス」と呼んでいます。

「犬のキンタマ」も勝手に
「ブルーエンジェル」と呼ぼうかな?