命尽きるまで働くこと

私の願い事、生き続けること、活き続けること
命尽きるまで働くこと、
従業員、妻　息子　娘、皆慎ましくとも生きていけること。

切ない絵馬

1月2日　内職仕事、昼過ぎひとまず終えて近くの大神宮に出かけた。
妻が突然「商売繁盛祈願」しましょうと言う。
日常の妻はそのような事で誘うことはなかった。
やはり、日々不況を感じているのだろう。
参道は溢れ祈祷所まで順番に2列づつ並びゆっくり進む。
参道左右には屋台が並びお好み焼き、たこ焼き、焼きそば呼び込みの声
テキヤのオジサン達も高齢化なのか60代後半から70代のようで
粋の良さは無く、ヤクザ稼業として露店商を営むのが的屋
若者はこの的屋稼業には就職？しなくったのだろうか
願い事のお御籤を妻娘は買う。吉については聞かない。
境内の枝に結びつける。
願い事書かれた絵馬を見る。
不況なのか地味な願いが多く書かれている。
有名大学合格、有名進学校合格と書かれているのは少なく
地元の普通進学校合格祈願が多い。
切ない絵馬がかなりある。
「お母さんが病快復して家に早く戻れるように」
「就職出来ますように」
悲しいのは「正社員になれますように」
わが社も社員がいるが薄給で更に年末にはボーナスを出せなかった。
昨年末、就職情報誌の部長との懇談でショッキングな話を」聞いた。
従来　賃金は固定費であったが現在は変動費に組み入れられている。
派遣切り、パート、請負　小泉政権下で行った付けがついにこのような
形で現れた。
弊社は首切りしないでがんばってきた少ない収入を分け合い
社長は無休で働いた。
だが、今年3月、某社団法人から20年続いた受託業務の契約解除がある。
真面目に忠実に誠実にミスなく業務をこなしてきたが
事業仕分けという大義名分の下一刀両断に切り捨てられる。
5人の女性にその事実をまもなく宣告しなければならない。
皆さんの労働が家計の重要な部分を占めていて
子供の進学資金であったり住宅ローンの支払いを補っている。
マスコミかっこ良く映る事業仕分け　切られる側の奥底の痛みは分からない。
その下で請け負う掃除のおばさん、印刷屋、仕出屋、運送屋
全てまとめて生業を失う。
現場を知らない官僚、政治家

自分達は安全圏にいて身を泥にまみれることなく
下の者に「助けよ」と命ずる。