1月10日(月)成人の日 娘が成人式だった当事のあの日
雨と風が激しく晴れ着を装いタクシーで行った。
式典終え早々に帰宅したのを覚えている。
なので、娘の着物姿は数分垣間見ただけだ。
仕事、ダンスに忙しく嫁にいく気配無し。
午睡から覚めて窓のカーテンを開けると
陽春のひかりが満ち溢れ部屋に射しこんだ。
妻は洗濯物を取り入れ部屋で整理
娘は今日はダンスがお休みなで部屋に閉じこもっている。
私の狭く乱雑な部屋にも強い冬の陽射で熱く
Tシャツ一枚でパソコンに向かう。
住まいの最上階20階まで足腰鍛えるために階段で上がる。
冬空は青く晴れていて廊下から見下ろす街並みは沈黙している。
この市街に暮らす人々はそれぞれが小さな営みを持ち
日毎繰り広げるドラマがあって、喜びと哀しみを投影している。
誰でもみんな一人ぼっちで生きていかなけばならない宿命なのだ。
妻との何ももの無い一日が幸せなのだ。
太陽の温もりを一杯詰め込んだ蒲団で今夜は眠る。
朝の来ない夜は無い。