東京駅 八重洲地下街を回想。

9月19日（月）敬老の日
東京駅八重洲中央地下改札口で
10時45分娘と待ち合わせ。
着は10時5分
地上に出る。
陽射しは強烈。
八重洲側の正面の飲食店が縦横に並ぶ通路に向かうが
妻は交番前、陽陰で待つ。
サラリーマン時代、想い出の飲み屋小路。
目指すは　中華レストランだ。
その店があった道路周辺建物は取り壊されて
工事中であった。　残念。
絶品のニラ中華を食べたいので調べたのだ。
無頼の独身は
八重洲口　道路を渡ったところに屋台ラーメンがあり
呑んだ後、ズルズルと啜った。
味は憶えていないが
新聞に八重洲口　屋台ラーメンスープに
人間の腕を出汁にした。
その時、大声で叫んだ。
終電間際の湘南電車に乗る前に
腹を満たした屋台ラーメンだ。
僕は20代独身サラリーマンの頃
大手町が勤務先であった。
学生時代、酒豪のバドミントン部同期がいて
大手石油会社の東京支店勤務で八重洲のオフィスにいた。
職場の彼女との約束もキャンセルして
週一で八重洲口でのんだくれた。
ある日、彼女がお金を僕に渡し
「ブラウスを選んで買ってきて」
一人で女性の衣服の店に入れないので
石油会社に勤める同期とその職場女性を
同行して八重洲地下街の店で買った。
翌日、ブラウスを無言で渡した。
気位の高い職場内一の美人は
みるみるうちに頬が紅潮して
うあ！と嬉し声。
今でも憶えている。
水玉模様のブラウンとブルーであった。
僕はファッションセンスはない。
中学生時代の同級生が有楽町で
メンズショップの店長をしていた。
教えくてくれた。
「店内正面のマネキンの服を選べば間違いない」
10時45分　娘は到着。
地下街を歩く、スーツケースを引き摺る帰省の人群れ。

東京駅八重洲地下街1  

3連休の最後の日
東京土産を買うのだ。
地下街を抜け高島屋近くのビル6階に着く。
念入りな要望をして店を出た。
娘はそのまま、ダンスレッスンに向かう。
後ろ姿は　大きな衣装袋を二つ背中に背負い
雑踏に紛れた。

東京駅八重洲地下街2

妻と私は、ランチをする。
半世紀前の地下街とは、様相はまるで違う。
ラーメンストリートは、行列。
私達夫婦は迷わず、ニュートウキョウ八重洲店を目指す。

広い店内は、一度に200人以上は入る。
2010年に食道癌で死去した合気道部同期は
八重洲地下街の総支配人をしていた。
豪快な男で、店を途中で終えて
飲み屋小路で飲んだ。
小便を北口改札近くで放尿する。
三嶋由紀夫を斬殺事件にも関わった同期と仲が良かった。
石油会社勤務の同期は、去年、2月　故郷山形米沢の
雪道で亡くなった。
酔っぱらって雪道で埋もれて。
みん～な、逝ってしまった。
あの彼女も未だ独身
秋田角館で暮らしているのか
全ての想い出は悔い痕と悲しみが溢れる。
回想も私の命が消えゆくので
まもなく終わる。

用事は　南の島に出掛けるための衣装合わせ。




ニュートウキョウ支配人
https://blog.goo.ne.jp/kikuchimasaji/e/689caf7424e09b2e58076824a239a13b

芝信用金庫横領事件　隠蔽工作続き。（101）癌発症後の明暗。 - 馬鹿も一心！

シンプルな訃報 小夜時雨（さよしぐれ）の回想。
https://blog.goo.ne.jp/kikuchimasaji/e/35f218cc41404ea24747878746d28e42

シンプルな訃報 小夜時雨（さよしぐれ）の回想。 - 馬鹿も一心！

怖いね！Ⅲ女。
https://blog.goo.ne.jp/kikuchimasaji/e/6312f55e1055619f8bbeaf09cb8a4949

怖いね！Ⅲ女。 - 馬鹿も一心！

親の死に目に会えず葬儀にも出れない職業
https://blog.goo.ne.jp/kikuchimasaji/e/68e62bd38a2c48c98f577109ee4f1ce4

親の死に目に会えず葬儀にも出れない職業 - 馬鹿も一心！

さらば恋人（堺正章）昭和46年