(4)79歳と78歳 互いの安否確認。
続きです。
坂井泉水の負けないでのメロディーがホームドアが開き
快速急行新宿往きに乗る。
午後3時の車内は空いている。
シルバーシートに座る。
秦野駅から若夫婦とベビーカーに赤ちゃんが
真向いのシルバシートに座る。
パパが赤ちゃんを抱きあげる。
赤ちゃんは泣きだした。
ママが抱き上げると泣き止んだ。
だが一瞬のことだ。
泣きが段々大きくなる。
車内中に広がる。
「オッパイ欲しがってるの」
オロオロする優し気なパパ。
私の隣席の老婦人が立ち上がりママに言っている。
ママと老婦人が衣類をバッグから取り出す。
近くにいた中年女性が近づく。
ママと赤ちゃんは、囲まれて見えない。
私は目を閉じた。
赤ちゃんの泣き声は止んだ。
車内は停車駅ごとに混みだした。
私は目を閉じたまま、涙が滲んだ。
男にはない母性とは?
語る術はない。
自らの生まれて今日までを想い巡るのだ。
戦後直ぐに、3人男兄弟と次男として育ち。
お袋が母乳が出なかったと聞いた。
6畳一間の貧乏生活。
兄と弟が後年言った。
次男は、「可愛がれなかった」
幼い頃、脱腸バンドを装着していた。
何故だか子供なの理解できなかった。
兄が後にに言った。
「赤ん坊の時、泣き叫んで脱腸になった」
親父はGHQ管理の軍需工場で働き
お袋も内職仕事。
年子の3男を面倒見るだけで精一杯。
兄と弟は、ものごころが判り始めていた。
後年も兄と弟は次男の私に気遣いする。
お袋の愛情をもらいたいと、尽すのだが
跳ね除けられた。
近所のオバサンとの会話。
「内に3人もの男の子はいらないのよ」
小学生4年の時、授業の休憩時間に
多摩川べりにいて戻らなかった。
家出であった。
大騒ぎになった。
17歳から登山に熱中したのは
家にいたくなかったからだ。
学費は高校、大学とも奨学金とバイトで賄った。
高校時代は土日は一人ぼっち登山
大学山岳部では年間160日合宿
仲間の下宿先泊まり
土日はバイト。
結婚して実家を離れた。
貧乏夫婦は慎ましい生活は始まった。
妻も貧しい公営住宅2DKで一家5人暮らしの長女。
貧乏耐える夫婦のストーリーが続くことになっ。
通夜の席
およそこの世のものは、いつかは消え去る。
青春無頼17歳の焦燥Ⅸ 母との確執
母97歳死去、捨そこなった駄犬である次男の想い... 絶縁状を送る。
母 97歳 母97歳死去、死にそこなった駄犬である次男の想い.。弟の嫁さんナイチンゲール。
お袋は大学病院に入院中
孫息子の自慢話を事あるごとに
女性看護師に話した。
息子とは喧嘩ばかりしていたが
孫は別人格なのだ。
成長したイケメン孫息子には
4年間の留学費用を全て出したのだ。
貧しく苦しい子育てを経て
やっと晩年に得た幸せであった。
私には辛く当たったが
年年歳歳、私はひ弱な精神を強く賢くしたのは
お袋ではないかと気付き出した。
人生のたゆまない生き抜くための術をお袋の
叱咤を受けて、激情に駆られたが
次第に冷静沈着さに欠けていることに気付くのだ。
憎悪と怨念のくびきから徐々に解放され
労りの目でお袋を接するのだ。
続きです。
坂井泉水の負けないでのメロディーがホームドアが開き
快速急行新宿往きに乗る。
午後3時の車内は空いている。
シルバーシートに座る。
秦野駅から若夫婦とベビーカーに赤ちゃんが
真向いのシルバシートに座る。
パパが赤ちゃんを抱きあげる。
赤ちゃんは泣きだした。
ママが抱き上げると泣き止んだ。
だが一瞬のことだ。
泣きが段々大きくなる。
車内中に広がる。
「オッパイ欲しがってるの」
オロオロする優し気なパパ。
私の隣席の老婦人が立ち上がりママに言っている。
ママと老婦人が衣類をバッグから取り出す。
近くにいた中年女性が近づく。
ママと赤ちゃんは、囲まれて見えない。
私は目を閉じた。
赤ちゃんの泣き声は止んだ。
車内は停車駅ごとに混みだした。
私は目を閉じたまま、涙が滲んだ。
男にはない母性とは?
語る術はない。
自らの生まれて今日までを想い巡るのだ。
戦後直ぐに、3人男兄弟と次男として育ち。
お袋が母乳が出なかったと聞いた。
6畳一間の貧乏生活。
兄と弟が後年言った。
次男は、「可愛がれなかった」
幼い頃、脱腸バンドを装着していた。
何故だか子供なの理解できなかった。
兄が後にに言った。
「赤ん坊の時、泣き叫んで脱腸になった」
親父はGHQ管理の軍需工場で働き
お袋も内職仕事。
年子の3男を面倒見るだけで精一杯。
兄と弟は、ものごころが判り始めていた。
後年も兄と弟は次男の私に気遣いする。
お袋の愛情をもらいたいと、尽すのだが
跳ね除けられた。
近所のオバサンとの会話。
「内に3人もの男の子はいらないのよ」
小学生4年の時、授業の休憩時間に
多摩川べりにいて戻らなかった。
家出であった。
大騒ぎになった。
17歳から登山に熱中したのは
家にいたくなかったからだ。
学費は高校、大学とも奨学金とバイトで賄った。
高校時代は土日は一人ぼっち登山
大学山岳部では年間160日合宿
仲間の下宿先泊まり
土日はバイト。
結婚して実家を離れた。
貧乏夫婦は慎ましい生活は始まった。
妻も貧しい公営住宅2DKで一家5人暮らしの長女。
貧乏耐える夫婦のストーリーが続くことになっ。
通夜の席
およそこの世のものは、いつかは消え去る。
青春無頼17歳の焦燥Ⅸ 母との確執
母97歳死去、捨そこなった駄犬である次男の想い... 絶縁状を送る。
母 97歳 母97歳死去、死にそこなった駄犬である次男の想い.。弟の嫁さんナイチンゲール。
お袋は大学病院に入院中
孫息子の自慢話を事あるごとに
女性看護師に話した。
息子とは喧嘩ばかりしていたが
孫は別人格なのだ。
成長したイケメン孫息子には
4年間の留学費用を全て出したのだ。
貧しく苦しい子育てを経て
やっと晩年に得た幸せであった。
私には辛く当たったが
年年歳歳、私はひ弱な精神を強く賢くしたのは
お袋ではないかと気付き出した。
人生のたゆまない生き抜くための術をお袋の
叱咤を受けて、激情に駆られたが
次第に冷静沈着さに欠けていることに気付くのだ。
憎悪と怨念のくびきから徐々に解放され
労りの目でお袋を接するのだ。
一心の半生
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悲しくてやりきれない / おおたか静流
輪廻 / EXILE ATSUSHI Unplugged cover by Yuya フル歌詞
おおたか静流さんのCD持っています。
今、久しぶりに聴いています。
「悲しくてやりきれない」も収められています。
知りませんでした。
クルセダースを
検索して見つけました女。
彼女の歌声が
素晴らしい。
無頼の青春を
横浜西口を徘徊
酔って、帷子川に
放尿しました。