立ち食い蕎麦屋の立ち飲み

1月7日午前8時、チャーター便の車到着
13カートン埼玉倉庫に納品
5千個の5色マーカー2年前だったら4ヶ月で完売していたが
今では1年以上経たないと捌けない。
車売れなければ5色マーカーも出ない。
日本の基幹産業である自動車売れなければ
その下で生活している大中小零細企業と従業員、家族全て
干上がってしまう。
昨晩、事務所近くの立ち食い蕎麦屋が夜は立ち飲みを始めた。
店内客一人もいない。日本酒注文すると　ワンカップ大関を
電子レンジで暖めて出てきた。
つまみは蕎麦屋なので　掻き揚げ　これで合わせて450円
店主ため息、立ち食い蕎麦も食べなくなったサラリーマン
だから、立ち飲み始めたがこれもダメ
安定している連中は年金生活者と公務員だけと
店の親父吐き捨てるように言う。
確かに私の娘は公務員で我が家に居住、食事洗濯掃除起床
全て母親任せ。いごごち良くて嫁に行く気がない。
しかし仕事はハードだ。国家公務員叩きをマスコミするが
娘の日常生活は朝4時50分起床6時10分出発
7時50分職場着、帰宅は殆ど10時過ぎ
土日出勤は当たり前、時間外手当　休日手当てなどは無視
そのようなことを目的では仕事は回らないそうだ。
極一部の役人にモラルなき者いるが大多数は真面目勤勉だそうだ。
だが、真面目さだけでは今の日本経済立ち直れない。
どうしたらいいの？

柳橋 正岡子規 歌碑

1月4日　仕事初め
息子は横浜祖母の家に年始挨拶で出社しない。
午前　電話も無く、年々少なくなる年賀状を見る。
経費節減　メール」年賀状、虚礼廃止
様々な要因が重なり年賀葉書は売れない。
弊社1月23日事務所移転のため郵便局に葉書250枚購入
驚いたのは年賀葉書を渡された時だ。
年賀と言わなかったが！
局員は時期的に勘違いしたか、売れ残りが多数あるので
無意識に出したのか？　直ぐに変えてくれたが局員の表情は残念そうだ。
午後から女子社員二人と新事務所のレイアウト下見に出かけた・
東日本橋　両国橋の袂、隅田川と神田川が合流する柳橋にある。
事務所窓から道挟んで正岡子規歌碑がある。

春の夜や
女見返る柳橋

贅沢な人の涼みや
柳橋

正岡子規はこの界隈をよく散歩したらしい。

2階事務所窓からは川越しに総武線の鉄橋が見えその先には今度日本一の高さになる
スカイツリータワーの建築中が遠望
神田川正面向かいは亀清楼http://www2.ocn.ne.jp/~tosaka/kameseirou.htm
夜になると和服の仲居さんの立ち振る舞いが見え
屋形船が漕ぎ出でる。
江戸文化の香する場所だ。
新年、不況の波間を漕ぎ出でる。
転覆しないように慎重かつ大胆に乗り切ろう。

命尽きるまで働くこと

私の願い事、生き続けること、活き続けること
命尽きるまで働くこと、
従業員、妻　息子　娘、皆慎ましくとも生きていけること。

切ない絵馬

1月2日　内職仕事、昼過ぎひとまず終えて近くの大神宮に出かけた。
妻が突然「商売繁盛祈願」しましょうと言う。
日常の妻はそのような事で誘うことはなかった。
やはり、日々不況を感じているのだろう。
参道は溢れ祈祷所まで順番に2列づつ並びゆっくり進む。
参道左右には屋台が並びお好み焼き、たこ焼き、焼きそば呼び込みの声
テキヤのオジサン達も高齢化なのか60代後半から70代のようで
粋の良さは無く、ヤクザ稼業として露店商を営むのが的屋
若者はこの的屋稼業には就職？しなくったのだろうか
願い事のお御籤を妻娘は買う。吉については聞かない。
境内の枝に結びつける。
願い事書かれた絵馬を見る。
不況なのか地味な願いが多く書かれている。
有名大学合格、有名進学校合格と書かれているのは少なく
地元の普通進学校合格祈願が多い。
切ない絵馬がかなりある。
「お母さんが病快復して家に早く戻れるように」
「就職出来ますように」
悲しいのは「正社員になれますように」
わが社も社員がいるが薄給で更に年末にはボーナスを出せなかった。
昨年末、就職情報誌の部長との懇談でショッキングな話を」聞いた。
従来　賃金は固定費であったが現在は変動費に組み入れられている。
派遣切り、パート、請負　小泉政権下で行った付けがついにこのような
形で現れた。
弊社は首切りしないでがんばってきた少ない収入を分け合い
社長は無休で働いた。
だが、今年3月、某社団法人から20年続いた受託業務の契約解除がある。
真面目に忠実に誠実にミスなく業務をこなしてきたが
事業仕分けという大義名分の下一刀両断に切り捨てられる。
5人の女性にその事実をまもなく宣告しなければならない。
皆さんの労働が家計の重要な部分を占めていて
子供の進学資金であったり住宅ローンの支払いを補っている。
マスコミかっこ良く映る事業仕分け　切られる側の奥底の痛みは分からない。
その下で請け負う掃除のおばさん、印刷屋、仕出屋、運送屋
全てまとめて生業を失う。
現場を知らない官僚、政治家

自分達は安全圏にいて身を泥にまみれることなく
下の者に「助けよ」と命ずる。

元旦のショッピングセンター

元旦、午前中の内職仕事を中断して自宅前にある
日本有数のショッピングセンターに「北海道すみれラーメン」という
人気店に妻と娘で食べに出かけた。
11時20分に着くが既に蛇のトグロのごとき行列、残念だが諦める。
パスタの店で正月ランチ2人前コース￥3360円有り
パスタとピザ、サラダ、ソフトドリンク付き
娘と妻はソフトドリンクを飲み、私だけ別注文で生ビール
2人前を3人で食べる。お金と胃袋には丁度良い。
センター内通路はかなりの混み具合。
今年の正月休みは例年よりかなり短い。
今まで元旦は休みだったショッピングセンターも
元旦休まず営業。何とか売り上げ確保に必死
どの店もセール！セールの張り紙と呼び声
買う側も近場のショッピングセンターで安く食事と
バーゲン品を買って終わり。
センター内に服飾ブランドを全国展開する店があり
私の会社もトータルファッションの一つとして革巻きボールペンを納めている。
昨年10月に納品したが好評で再注文がり1月までに納品しなければならない。
数年前からステーショナリーが服飾ブランドの一部として注目されるようになり
従来の服飾品に付けるオマケや販促品から
「ビジネスツールはファッションアクセサリーだ」
に変わりつつある。
衣料品のカジュアル化が高級筆記具から服飾にあったステーショナリーのカジュアル化が求められるようになった。