3月18日(土)
息子宅にイケア家具を運び組み立て後
分譲大規模集合住宅内 1階の中華料理店に入る。
作業に支障きたすので
息子の嫁と生後19か月の孫娘は義母とお出かけ。
午後1時半
店内は老人だらけ。
皆さん お酒飲んでいる。
何処かで見た光景?
自宅で居場所の無い、時間を持て余した老人達が、疎外感を癒しに来るのだ。
年金暮らしの爺さん達が
お酒と少しの食べ物を頼み、一人飲みや
見知らぬ同士が、語り合う。
ヨーロッパ 中欧諸国では、老人達が
長椅子に数人でぎっしり腰掛け
通りゆく人々を日がな眺めている。
訪ねると、年金も無いから
こうして夕方まで、時間を潰している。
18時 息子の嫁と孫が戻ってきた。
外食することにして、
イトーヨーカドー内のサイゼリアに向かった。
店前、通路の長椅子に待ち客が順番呼び出しを待っている。
名前呼ばれて店内へ。
テーブル数は。かなりある。
息子夫婦は、度々食事しているので
メニューを素早く見て注文。
孫娘は、母親が、熱々コーンスープをフーフーと冷まします。
孫娘は、スプーンで口に運ぶ。
よだれかけが、黄色に染まる。
パスタを母親が、ハサミで細切れにする。
団塊世代の私は、母娘の食事行動を
ペンギンが、胃袋で柔らかく細かくした食べ物を
口移し仕草と同じと感じた。
浸しがたい母性本能を見詰めた。
満席店内を眺めまわした。
通路挟んだテーブル席の羅列は
女子高生らしき埋まっている。
制服姿、少女風私服が混在。
仕切り板側には、老夫婦と私と同様に
3世代家族が楽しんでいる。
息子が女子高生達のテーブルをチラリと見て言った。
「ほら、飲み物グラスは空、お皿には、少しの食べ残し」
「これで、何時間もお喋りしている」
わずかなお金で、お仲間で情報交換。
私が高校生時代、喫茶店に入ることなど以ての外。
今では、アルコール依存の老人の傍らで
10代半ばの女の子達がが、アニメ 君の名は を夢想する。
余命旦夕迫る寂しい老人達と、夢見る少女達が
透明の仕切りを通して交差するが
けして交わることはない。
輪廻転生です。
良かった、良かった!
日本国民 、分断国民にならず
多様な生き方を甘受する。
そう願います。