1月21日(日)ベランダに立つ。
冷雨が吹き付けるショッピングストリート
AM10時ショッピングストリートには長い車列 開店だ。
冷雨が吹き付ける、リニューアル工事が拡大3年後に完成。
妻が呼ぶ。「宅急便よ」
保冷箱を開ける。
磯の香が漂う。
サザエがどっさり!
https://www.japanesealps.net/south/shiomidake/
全身雨合羽、フードを外すと、びしょ濡れの黒髪が額から目まで落ちている。
女性だ。単独登山らしい。
1966年昭和41年の夏だ。
僕は19歳、初めて憧れのアルプス3千メートルの山だ。
年月は58年が過ぎた。
彼女は東北の海辺で育ち、父の転勤と共に列島各地に住んだ。
京都で学び、外資系企業に勤め、瀬戸の花嫁さんになった。
山小屋の番人願望を振り切り。
結婚、子育て、妻として姑を仕え、登山から離れた。
僕達は、一度切りの出会いだが、時空を超えて繋がった。
僕は 昭和43年1月22日
生死の境を彷徨い幸運にも北アルプス槍ヶ岳から脱出下山。
20歳の誕生日だった。
今日、ラッキーダブルセブンの77歳を迎えた。
同期は黄泉の谷を先に渡ってしまった。
登山での登りは格闘しながらも登り切ることは出来るが
下山は疲労と気の緩みから滑落する。
娑婆での生き方も心身に漲る茫々たる気力と闘争心で登った。
加齢という定めは抗えず
心身は枯れてゆく。
残滓は、青春の許された無知、思い込み、挫折を繰りかえし
残り少ない人生で生かそう。
現在8時50分ラインに第二夫人?から
誕生日のメッセージが入った。
ありがとうございます。
56年前 元旦 僕は北アルプス 立山にいた。
https://blog.goo.ne.jp/kikuchimasaji/e/4b4c5fb1d129d9a9426f7ada17336111
いつかある日
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