おばVAN日記帳 ~明日は誰に逢えるかな?~

鳥さん、虫さん、野の花。朝焼け、夕日、月の光。世界は、愛おしい者たち、美しい時で満ち溢れている。

笹栗九大の森で出逢った蝶たち

2021年11月08日 14時09分51秒 | 虫さん

昨日、笹栗九大の森で、
1番最初に出逢った蝶は、
イシガケチョウ

ゆったりと飛ぶ白っぽい蝶を見かけ、
もしやと思い追いかけて、追いかけて・・・
やっと撮れたこの1枚!
初っ端にイシガケチョウに出逢うとは、
幸先が良いこと、この上ないっ!
テンションが上がりまくる





樹の幹でじっとしていたのはアカタテハ


なかなか降りて来てくれない。


やっと飛んだと思ったら、別の樹へ。


なんか、ず~っと見下ろされていたな~。





こちらは、更に高い樹の上。
10mまではないと思うけれど、
かなり高い樹のテッペンだ。
「あそこに蝶がいるよ」
と、指差しても、誰も分からないだろう。
私だって、そこにいる状態では気付かない。
真っ青な空をバックに、
その翅を銀色に輝かせながら飛んでいた。
それを、じっと目で追っていたから、
分かっただけのこと。



ウラギンシジミだ。



男子? 女子? どっちだろう?


あ、オレンジ色!
男の子だね。
降りて来てくれないかな~。


しばらくして、
翅を広げかけている男子に逢った。
さっきの樹の上の子かどうかは不明。


完璧にパッカ~ンと開くことなく、
飛んで行っちゃった。


ウラギンシジミの女の子は、
木漏れ日の射す林の中が好きみたい。







ウラナミシジミ


自宅近所の川辺では、
もう姿を見かけないけれど、
この森には、まだ美しい個体がいた。








キタキチョウ





ヤマトシジミ







そして、ここにいるはず!と、
探していた蝶にやっと逢えた!
メスグロヒョウモンの男の子。



男子は、よくある豹紋模様だけれど、
その名前の通り、女子は黒い。
女子には何年か前逢っていたので、
ぜひ男子にも!と思っていたのだ。
やっと逢えたので、
追っかけまわして撮っていた・・・ はず・・・



なのに、
途中でツマグロヒョウモンの男子と
入れ替わったのに気付かず撮っていた私。
お馬鹿・・・

この時期、みんなもう翅が傷んでて、
ただでさえ似ているのに、
見分けが付けにくいのよね~。
・・・と、言い訳・・・






昨日は、ムラサキシジミによく逢った。


なかなかユニークなお顔をしてる。

この蝶も、ウラギンシジミと同じく、
表翅をすんなりとは見せてくれない。


たくさん飛んでいたのに、
その美しい翅を披露してくれたのは、
この1頭だけ。


笹栗九大の森の、
池の周りの散策路から少しはずれ、
林縁をウロウロしているオバサンを、
行き交う人々は怪訝そうに見ている。
でも私は逆に、
ペチャクチャおしゃべりしながら、
散策路を行く人たちに、
憐みのまなざしを向けている。

ここに、こんなにも素敵な、
まるでキラキラ輝く宝石のような、
小さな生き物たちがいることを、
あなたたちは知らずに通り過ぎている。
なんて可哀そうな人たちなんだろ~って・・・



1頭のムラサキシジミが飛んで来た。



もう翅はボロボロ・・・


蜂か、アブかが、
ムラサキシジミを追い払おうとしてか、
猛烈にアタックしてくる。


負けるんじゃないよ!