おばVAN日記帳 ~明日は誰に逢えるかな?~

鳥さん、虫さん、野の花。朝焼け、夕日、月の光。世界は、愛おしい者たち、美しい時で満ち溢れている。

ナガサキアゲハの幼虫 ~先輩が前蛹になった!~

2021年11月23日 00時15分31秒 | 虫さん
ハイ、お久しぶり(?)の青芋虫です。
ナガサキアゲハの幼虫1号「先輩」が、
日曜日、前蛹になりました!
前編オール青芋虫ですので、
お嫌いな方は、即ご退室下さいませ。





金曜日の夜、
夏ミカンの葉っぱを全て交換。
その折、初の集合写真を撮ることに・・・



13日の記事の時点では、
4頭だったけれど、
そのあと、また1頭増えた。(笑)

左から、
そろそろ蛹化するであろう1号「先輩
先輩より2日遅れで終齢になった2号「
3号「」は、それから4日後終齢。
4号「チビ」は今日明日終齢になるだろう。
そして5号は新入りなので「
とてもちっこかったので、
3齢かなと思っていたんだけれど、
4齢幼虫だったようだ。(後で判明)



たぶん先輩が近く蛹になるだろうから、
これが最初で最後の集合写真かな?
そう思っていたら、案の定だった。



日曜日は車中泊明けだったのだけれど、
お天気がイマイチだったし、
行きたい場所も、これと言ってなく、
9時には自宅へ帰って来た。
先輩のことも気掛かりだった。
変な所(フタの裏とか)で蛹化されたら、
あとあと困る。



帰宅して、飼育ケースを覗いたら、
先輩がケースの底に転がっていた!
横向きで、丸まって・・・
焦った!(なので写真なし)
死んじゃってるのか!?と思った。



でも、割り箸を差し出したら、
ノソノソと登って来た。



先輩の体、明らかに前日と違う。
枯れたような色になって、
ムッチムチだったのが、
しぼんでしまっている。
ケースの中を確認すると、
体液が流れ出た形跡があった。
蛹化が始まったな、と確信。


ナミアゲハの蛹が入っているケースで、
先輩も蛹になってもらうことに・・・



割り箸で蛹になってくれると、
理想的なんだけどな~。
だけど、そう思うようにはいかない。
割り箸を何度か登ったり降りたり、
その後、ケースの壁面をウロウロと・・・
コーナーの辺りを、
しきりにチェックしているけれど、
なんか気に入らない模様。


そこで、ふと思いついて、
ケースの四隅に段ボールを貼り付けた。


これからしばらく眠りにつく場所、
スケスケの丸見えより、
視野が遮られた方が安眠出来るよね。


今度は、私の思惑通り。


段ボールの上を登って行って・・・



しばしチェックしていたけれど・・・


やっと納得したみたい。

これが、11時頃。
これで私も、自分のことが出来る。
車中泊の後片付けや、洗濯、
お昼ご飯を食べ、写真の整理など。
夕方4時頃、先輩の様子を見たら・・・


え~、逆さまになってるし~!
お~い先輩、大丈夫かぁ~!?
まさかその態勢で蛹化はしないよね~?
まだ、糸掛けもしてないし・・・

そして、6時頃、
やっと糸掛けが始まった。
まず、お尻から糸を出して固定。
そのあと、たすき掛け。


蝶の幼虫が蛹になるために、
自分の体を糸で固定するのって、
生まれて初めて見た。
去年のイシガケチョウは、
ぶら下がりタイプの蛹だったし。


卵から孵化して、
食べて、排せつして、
数度の脱皮をして・・・
それは成り行き的なものだろうけれど、
蛹になるために、
自分の体を固定するなんて、
誰からも教えられた訳じゃなく、
事前に練習するでもなく、
たった一人で黙々とやっている。


昆虫すごいぜ!としか言いようがない。


7時、約1時間かけての糸掛け終了。


先輩、お疲れさま!
次は、いよいよ最終脱皮。
それが終わったら、
春まで寝てていいんだから、
頑張ろ~ね!