先週の福岡は、
まだ20℃前後まで最高気温は上がって、
陽射しも申し分なく、
ポカポカと暖かい日が続いていた。
南方系の蝶、クロマダラソテツシジミも、
元気に飛び回って・・・
ポカポカ陽気の中で、
のんびり日向ぼっこしていた。
それが、立冬を過ぎ、今週に入って一転、
最高気温が15℃を切り、
冷たい雨が降る日々。
昨日のお昼休み、雨は止んでいたので、
蝶たちの様子を見に行った。
でも、全く飛んでいない。
ヒメアカタテハが1頭だけ、
目の前を横切ったのみ。
あんなにいたキタテハもいない。
みんな、どこに身を潜めているのだろう?
いつもちっこい蝶たちがいる所、
駐車場の隅っこ、
まだ青々としたヤブガラシや、
枯れ果てた露草が茂る辺りを、
目を凝らして見ていたら・・・
クロマダラソテツシジミ、見っけ~!
寒そうに身を縮めてじっとしていた。
少し離れた所に、もう1頭。
この子は低温期型で、
全体に模様がぼんやりとしている。
低温期型だからと言って、
寒さに強いって訳じゃないんだろう。
いきなり寒くなって、可哀そうに・・・
もしこの子が、
5年も10年も生きる生物だったら・・・
絶対、連れ帰りたくなる可愛さ!
でもそうじゃない儚い命。
そしてそれは、
自然の中にあってこそ美しい。
ああ、でも、この子・・・
こんな所に飛んで行っちゃって・・・
「たまには真っ赤な車でドライブしたいの~!」
ヤマトシジミも、震えていた。
寒いね~。