トホホおやぢのブログ.....

アンチエイジング、自転車、ダイエット、スイム、ラン等々、徒然なるままを・・・

自転車で探る奥武蔵の魅力 vol.1

2013-12-17 12:41:00 | 旅 (自転車)
 以前にも書いたけれど、わが埼玉県は、2011年の悪しきH大学大学院の都道府県別幸福度調査においてワースト4である。
さらに、2013年版全47都道府県の魅力度ランキングでは、ケツから三番目という納得出来ない結果である。


 サイクリングを通じて埼玉県の素晴らしさを知っている自分にとって、それは歯痒いというか、悔しいと言うか、こいつらわかっていないというか、見過ごしがたい思いに毎度かられる。埼玉県人でなくても、都内に住む自転車乗りの多くは、埼玉の素晴らしさを理解しているはずだ。

 これらの欺瞞と悪意にみちた調査結果に反証すべく、自転車を通じて発見できる埼玉県の魅力をもっと知ってもらいたいという視点で、自分なりに評価できる場所を紹介していきたいと思う。まぁ、行政側のマーケティング能力の乏しさも、この調査結果の遠因でもあるんだけれどねぇ・・・・・

さてさて、
記念すべき第1回は、福岡河岸記念館をあげようと思う。


 新河岸川(下流に行けば隅田川)の舟運の歴史を知れば知るほど、行ってみたかった場所。近い場所なのになかなか訪問する機会が無かった。新河岸川は江戸時代から江戸への物資を運ぶ重要な河川だったのだ。

 何度か、その歴史をたどるべく赤羽の岩淵水門から新河岸川沿いに川越迄のルートを探ったのだけれど、挫折していた。地図をみていたら、びん沼川が荒川と新河岸川で繋がっていた。これが大正解!!

 秋ヶ瀬からのポタリングにピッタリの距離だし、片道10kmほどだ。眺めも良い。都内からも、アクセスは容易で日帰りも簡単。荒川沿いに来れば走りやすくて快適だ。天気が良ければ、手に取るように富士山も見え、桜並木や武蔵野の風情、キラキラ輝く川面、春のびん沼川沿いの菜の花は素晴らしいものらしい。(佐藤氏情報)そして河岸記念館の建物の佇まいは、「自転車ってこんな簡単にこんな素晴らしい体験できるのっ!」と思わざるを得ない、サイクリングの楽しさのエッセンスを凝縮したコースだ。もちろん初心者にもやさしく安全なコース。






 新河岸川(隅田川)を眺めながら、昔華やかで盛んに舟が行き来した頃に思いを馳せてみるのも楽しい。

 僕はまだ訪問していないけれど、河岸記念館の近くにある、宿場食堂はなかなかのものらしい、奥武蔵自転車旅行社を主宰する則包氏が、第一弾の調査に赴き、川越風焼きそばを食したが、”うどん番長”の異名のある彼をもってして、”悪くはない”評価(ちなみに、彼の評価は辛口である)ネットでしらべても、なかなかサイクリスト向きの評価みたいだ。
今度、アプリの荒川ミシュランに掲載すべく、訪問することにしている。

以下は、河岸記念館の写真
現物はもっとすごいよ!
























富士ヒルクライム&関東選手権&利根川サイクリング

2012-06-04 04:11:00 | 旅 (自転車)
 金曜日の夜、富士ヒルクライムの出店イベントの為に会社を出発。以前、富士山一周サイクリングの時に立ち寄った”すしぎん”を目指す。

ダイエット中にもかかわらず・・・・止せばいいのに・・・
名物の特選海鮮丼を頼んでしまった。
後半戦は、拷問に感じながら完食!!!
(写真は目代さん。ご飯はどんぶり2杯分くらいあるのではなかろうか・・・・)

翌日は、こんな感じで。

ブースを設営して、昼から翌日の関東選手権TR応援の為に独り電車で戻る。


翌朝、黄金色になりつつある麦畑を見て、梅雨が近いことを
しみじみ感じながら、少しジョグ


怪しい雲行きに不安を感じつつ、チャリで渡良瀬に出発。
まず、大宮でけっこう強い雨にやられる。
見沼代用水を菖蒲まで進む途中に

久々にパンクする。慣れた手つき(笑?)で、すぐチューブ交換。
シーラントを入れるのを忘れていたことを後悔する。

直して、5分も経たずして、嫌な感触を尻に感じる・・・・
またパンク!!気持ちが萎える・・・・・
なんでだっ!?さっきちゃんとチェックしたのに・・・・
こんな時、IPHONEは便利だ。チューブ調達の為にホームセンターを探す。
でも、3KM位歩かされる。 歩行しやすいSPDシューズで良かった(*^_^*)
チューブのサイズが少々大きいが、(700C25-28C用)仕方がない。
23Cを履いた自転車は売っていないそうだ(笑)
先を急ぐ・・・・

途中のセブンイレブンで、オニギリを胃袋に詰め込み(朝飯)
やうやく、渡良瀬に着く。男子の選手権には間に合った。
ボランティアをしている師匠とT先輩女史に遭遇する。
応援しているトヤマックスを見つけ、”ぐあんばれ”コール。
多くの他の有力選手は、天草の大会に行っているので楽勝!?かなと
思いつつも、レースは何が起こるかわからないので、しっかり応援することにする。
その様子はこちら
https://plus.google.com/photos/117123525056486524676/albums/5749812678724729553?authkey=COeo_4qDtr_GDg
いやいや、僕の予想に反して相当レベルの高いレースでした。トップの学生は、トライアスロンを初めてまだ1年余り。2位のトヤマックスもまったくのノーマークでランの最終回で追い込んだけれども、届かなかった。しかも、タイムは51分の20秒を切ってると思う。
すげ~~!!

チャリなので、表彰式を待たずに早めに退散する。
しかし、選手たちの活躍に少し刺激を受けて、トレーイングがてら利根川CRを
利根大堰までのぼる。





こんな立派なサイクリングセンターがあるのですね



使わなければ、モッタイナイような施設がけっこうありました。
弁当もって、ノンビリサイクリングがよさそうです。

利根大堰では、魚道の横がガラス張りになっていて、魚の遡上を
まじかに見ることができる。
今回は、アユとサツキマス(うっすら尻尾が写っています)が見られました


写真では、わかりにくいですが、実は相当デカイです。
50cm以上はあったと思います。
アユは、けっこうた沢山いました。面白いです。 おススメです・・・ハイ。

立ち寄りしたい 大漁苑(川魚料理専門店)を横目で見つつ見沼代用水を
ひたすら、さいたま市へ向かって漕ぐ。(向かい風・・・・!!)


クエ~~ッ!!と雉の鳴き声がしたので見ると、イタイタ!
雉の頭が見えました。

今日のチャリは、トマジーニ。こんなチャリ旅は鉄バイクに限る!!!
(利根大堰にて)
トライアスロンは、カーボンに限るっ!
少し、贅沢かもしれないけど・・・・・(笑)

上海にて

2012-04-25 12:57:00 | 旅 (自転車)
昨日は、上海から北へ600kmくらい離れた田舎町へ出向いた。
そこには、カーボンバイクの製造工場があるのだ。

元々この会社は、織機を製造するメーカーらしいのだが、
いまでは、加えて繊維製品そのものの製造を行い、
かつカーボンもフィラメントから製造しているらしい
(実際には見ていないので・・・・)
巨大なグループ企業だった。
ミーティングルームの写真を見ると・・・・
あっ!これは・・・


いまさらながら、訪問しなければ、解らないことも沢山ある。


ロクなレストランが無い?田舎町の為なのか?
広大な工場内に立派な来客用のレストランを併設してあった。
しかも、旨い!久々に食べた子持ちシャコエビ!





工場の中身も、まず想像していたようなものだった。
見た限りでは、隠すほどの技術じゃない。
1990年台に、サンタクルーズのケストレルで見た技術と違うところは
ヒーティングがオイルでなくて高温のスチームになっていることぐらい
だ。オートクレープの真空釜はなかったので、カーボン製品を
製造する形状に制限が出てしまうだろう。

資本はお金持ちの中国なのだが、働いている人材は台湾人を
含め台湾の自転車工場で経験を積んだ人材が数人いて
その点では、安心できそうな印象だった。


上海周辺と異なり、近くに原子力発電所があるので
(いまさらイイねなんて、言えないけれど・・)
電力供給は潤沢らしく、操業制限が行われてない点もいい。


道路のインフラが悪いせいなのか?車のサスが逝かれているのか?
上海でも、この地でも車にのって腰に響くことが多く、
昨年8月以降治まっていた坐骨神経痛が再び表面化してきて、
なかなか面倒な出張になってきた。

面白いことにWifiだと、ツイッターとfacebookは繋がらないのに
3G回線だと繋がる。ある意味規制してもザルではないのかなぁ(笑)
ある意味中国らしい。

空港でタクシーを拾うのに時間がかかり昨夜深夜にホテルに戻る
疲れた。




再訪…

2012-01-10 07:45:00 | 旅 (自転車)
先日の土曜日の夕方から、仙台・塩釜・多賀城へ。
今月三日の義母の命日に行くことが出来なかった妻と次男と出かける。

仙台近辺は、若かりし頃の時間の多くを費やした場所。
そして今は、トライアスロンであったり、贅沢な海産物と地酒を楽しみながら妻の里帰りに付き合う場所でもある。

震災後、四度目の七ヶ浜訪問。火力発電所の方から車で通行してみた。
少しは、なんらかの復興の兆しでも見られるかと淡い期待をもって、車を走らせたが、瓦礫の撤去は進んだものの、期待には程遠い状況だった。
毎年七月のトライアスロンで、一生懸命応援してくれたバァチャン達は今どこにいるのだろう…消え去った街並みを運転しながら、そんな思いにかられ寡黙になってしまう。
二十代、そして最近ではトライアスロンで何度も訪れたこの辺りは、以前の街並みをよく知っている故に 例えようも無い気持ちになる。
救いは、海の景色は以前とほぼ同じ景色だったこと。そして前回まで放置されたままだったコンテナも片付けられていた。

帰る日、時間が少しあったので、荒浜と閖上に行くことにした。
報道で壊滅状態と聞き頭では理解しても、それを信じたくない気持ちが有った。荒浜は仙台市内から一番近い海水浴場だ。東北の短い夏の中でもちゃんと海の家があった。貞山堀の橋から浜辺にかけては、道の両側で浮袋や食べ物を売っていたりして、こじんまりした中でも活気が有って好きだった場所だ。

元々有った街並みが、家の基礎を残してサッパリ流されていた。たぶん、以前の景色を知らない人は事の甚大さを理解できないと思う。これは荒浜に限った話ではないけれど、津浪の直撃で街が消え失せてしまった景色と津波で壊れた家屋が点在する景色では、後者の方が初めての訪問者にはインパクトがあるらしい。しかし、実際は前者の方がより強烈な被害にさらされているのだ。以前の街の営みや賑わいを知る者にとっては想像を絶する破壊力に絶句し、そしてそこに生活していた人々を思うと何か役立つ事をしなければという焦燥感が、込み上げてくる。

昔よく走った道沿いに南下して閖上に向う。ここもトライアスロンとは少なからず縁のあるところだ。プールもありサイクルスポーツセンターも有った街。日曜日には新鮮な魚介類や野菜の市場も開かれ、活気ある漁師の街だった。
ここも街が消え失せていた。瓦礫は片付けてあったけれど…
まるで、家も立っていない誰も入居していない住宅団地ように道路だけは整備されている。
佐々直の蒲鉾屋の看板が、ここに工場が有ったんだぞと言わんばかりに、ポツンと取残されたように立っていた。

閖上を後にして、仙台空港を経て、東部道路から仙台市内に戻る。
妻も無言だ。車の中の空気が重苦しい。
「どんより重いな、気持ちが…」
とポツリ私がいうと…
「最初から、解ってるでしょっ!」
と責められる。

気持ちを切り替える為にも、
仙台駅の中の土産物屋めぐりをする。試食もできてウレシイ。
佐々直の蒲鉾屋があった。
「閖上の佐々直蒲鉾店です~!」
とおばちゃんが元気に販売していた。
「閖上の工場はダメでしょ?どこで?」
と聞いたら、名取の街よりにも工場があるのだそうだ。
閖上の街は危険地域に指定されていて、建物を立てたりすることが出ないのだそうだ。
と元気に説明するこのオバサンに慰められたような気持ちになってしまった自分に思わず苦笑する。

新幹線の中で弁当と地酒と地ワインを堪能しながら帰路につく。
これもお手伝いと自分自身に言い聞かせながら…




越生・都幾川

2011-11-23 22:34:00 | 旅 (自転車)
さいたま県(奥武蔵)の素晴らしさを再認識したのは、自転車に乗ってからだ。
仕事に向かう電車の中で、奥武蔵の峰々が見えると、体が疼く。

今日は久々に、道案内を兼ねて越生・都幾川方面に向かうことにする。
紅葉や澄んだ空気で、少し寒くなりかけた今頃は自転車に最高の季節だ。
夕闇が速く訪れるのは少し残念だが、家路に向かう黄昏時の荒川自転車道はそれなりに
雰囲気があって好きだ。


何処までいくのかは、決めないで秋ヶ瀬公園を朝8時ごろ出発。最近はサイクリストが多い。
向かい風は少々厄介だが、順調に進む。風邪を少しでも避けるために左岸を本田空港手前で上がる。
物見山は南側をエスケープして、越生のシロクマパンで奥武蔵の仙人(笑)のじさんと
合流。彼は、この地区のエキスパートだ。地域の伝承・風聞にも詳しくプロの案内人に
したいくらいと思っている。

時間の関係で、弓立山を目指すことにする。
弓立山の南面に広がるみかん畑。
まさに今、ミカン狩りの季節。運が良ければ東京スカイツリーも見える
かもしれない。

少々、坂道が難儀だけれど距離が短いので我慢できる。
ミカンを無料で試食させてくれた。
美味しい!!スーパーで売っている味とは違う!

最近、自転車を止めるバーを設置した。
「馬を止めるのじゃないのよっ!」
て若女将?が説明してくれた。

その後、せっかくだから山頂まで登ることにする。
少々苦しいが、上り切った後のそう快感は格別だ。
都会方面が、少しガスっている為に東京スカイツリーは見えなかった。

山を下り、いま上った弓立山を眺めながら八高線沿いに進み、アライに向かう
「がちょ~んっ!定休日でした」
しかたなく、可もなく不可もない蕎麦屋に・・・・・

時間がかかったので、もっと寄り道したい気持ちを我慢しながら、
秋ヶ瀬に向かって急ぐ。

パリ~ブレスト~パリの1200kmを今年完走したYASさんの
強力な引きで、向かい風の荒川を順調に進むことができ、
日没前に無事に秋ヶ瀬に到着

数か月ぶりのロングライド、足が帰るころには無くなっていた。
トレーニング不足で体はテンパっているのに、何か物足りなかった。
冷静に考えてみれば、もっと走りたいのでなくて、
もっと晩秋の奥武蔵を楽しみたかったのだ・・・・・(笑)

本日の走行、約120km