このゴールドメッキの鉄フレームは、日本のビルダーの作品だ。
これを製作したのは、東京・荒川区の松田自転車工場。ふだんは競輪のフレームを中心に製作しているのだが、オーダーも可能だ。
思わず、唸ってしまうのは、一見ファニーバイク風のピストなんだけれど、実は写真を良く見るとブレーキがついている。しかも、ブルホーンバーを通じて前後ともケーブルは、内蔵されている。1984年にこれを作ったのだそうだが、チョ~大変だった。もう2度と作れないとか言っていた。
競輪で数々の実績あるフレームを手作りで作ってきた日本の職人。大手の工業型のメーカーに隠れた地味な存在ではあるけれど・・・・しみじみフレームを眺めてみると、その存在に強く惹かれてしまう。