トホホおやぢのブログ.....

アンチエイジング、自転車、ダイエット、スイム、ラン等々、徒然なるままを・・・

エアロビックライムのすすめ

2018-07-05 23:25:00 | 健康&ダイエット
エアロビックライムとは、エアロビック(有酸素運動)+ヒルクライムの造語です。

運動は大雑把に分けて、有酸素運動と無酸素運動ってあることは皆さんしっていると思います。
無酸素運動は強度が高い運動で、エネルギー源としては主に糖質(グリコーゲン)を使うそうです。一方有酸素運動(エアロビック)は逆に運動強度は低く、簡単に言えばおしゃべりできるレベルの運動強度と言われています。また、有酸素運動、すなわエアロビックレベルの運動は、主に脂肪がエネルギー源として使用されます

もちろん、おしゃべりできる運動レベルに個人差が有るのは言うまでもありません。トップアスリートのそれは、とても高いレベルにあって、普通の人がゼーゼー息も絶え絶え(この人は無酸素運動)なのにケロっとしている(トップアスリートは有酸素運動)ような状況ですね。


多く坂道が辛いのは、その人の無酸素運動レベルで上ろうとするからです・・・
こんな思い当たることありません??

*必死になって前に行く人を追いかける
*遅れたら同行者に悪いなと思って頑張る
*ギア比が自分の脚力あった設定ではない
*ギリギリ迄我慢してから、ギアを軽くする


自転車乗りは嘘つきなので、坂道に誘われたときを思い出してください。たぶん・・・・
「大丈夫!ダイジョウブ!それだけ走れれば、アソコの峠なんて、ぜんぜん平気だよ!」
なんて、言われて誘われませんでしたか? この言葉は「悪魔の自転車乗りの囁き」と言われています。
実は、上り坂では遅れる人がいると先行する人は楽になるのです。→後ろがいるので自分のペースで上れる
今迄、辛いと思っていたアナタはある意味、同行者に生贄がわりにされていたのかもしれません。その悪魔のような心をもった友人には、身代わりに苦しまされた恨みをはらす為に、感謝してもらうだけではなく、同時にビールでも奢ってもらってください。
もし、甘い言葉で誘った友人と思しき人物が、
「おっせ~~~よっ!」
と峠の頂上で豹変していたら、本物の悪魔ですから以降は近寄らない方が安全です。


楽に上るコツは、「追いかけない事、開き直ること、そしてフロントをコンパクトクランク(一般的には50-34T)にして、リアのカセットギアのローを最大限(できれば30T以上)大きくすることです。」それでも辛いときは、前後の安全を確かめながらジグザグ走行するとラクです。ブラインドコーナーでは特に注意が必要です。下ってくる自転車は音が直前まで音がしないんです。

多くの初心者が、坂道に入るとギリギリ迄我慢して、1段づつギアを軽くする乗り方をするのを見かけます。これは、無酸素運動の連続を意味するので長続きする訳がありません。この方法だと短時間の間にエネルギー源の糖質が失われて、ふんばりが効かなくなります。これを『足が売り切れる・・・・』なんて言い方をしますが、これを回避するには..
①坂道になったら、早めににフロントのギアを下げる (インナー=内側に)
②少し軽すぎるくらいが、エアロビックレベル
③無理しないでマイペース (心拍計があれば、エアロビックレベルの自分の心拍を覚えておいて、その心拍を超えないように)
このコツがわかってくると、決してスピードは早くはないかもしれませんが、押して歩く頻度が激減するはずです。


こうしてエアロビックライムに慣れてくると、余裕が出てくるのでポジションをいろいろ試すことができます。シッティングだけじゃなくて、ダンシングの時のポジションもイロイロ確かめてみましょう。ドロップバーハンドルは掴むところが沢山あるので、ちょっとした姿勢の違いで、まったく体の感じ方が違ったりします。いろいろ試してみてみる発見があるはずです。ダンシングするときはシッティングする時と好きなギアの組み合わせが違ったりすることも気が付くと思います。また無理しないので、景色を楽しみ、小鳥のさえずりを楽しむことができるはずです。これが元々の目的だったはず、素晴らしい景色や自然を楽しみましょう。

たぶん、これができるようになると坂道を楽しめると思います。〇〇〇峠を何分で上ったなんて話題は、それが好きな人に任せておいて、山の中のマイナスイオンを思い切り感じましょう!