トホホおやぢのブログ.....

アンチエイジング、自転車、ダイエット、スイム、ラン等々、徒然なるままを・・・

アイアンマンになった・・・・

2016-10-03 19:01:00 | 泳ぐ・乗る・走る

 
 
 21年間の喫煙・・・・運動とは無縁な生活、44才から始めたトライアスロンも14年目を迎えて、ある節目を迎えたといえる。
 今まで、何回かのストロングマン(宮古島TR)ではあったが、アイアンマンは、半人前(70.3)だったのだ。オイラにとってのはじめてのアイアンマンは、中国大陸と台湾海峡の間の小さなポンフー島(澎湖島)でおこなわれたアイアンマン。言うまでもなく、スイム3.8km、バイク180km、ラン42.196kmのロングディスタンストライアスロンだ。この島にとっても初めてのアイアンマンレースの開催とかで、島民による多くのボランティアでこの大会は運営されたらしい。最初の大会とはいろいろトラブルがあるのが常だけれど、終わってみれば些細なことだったのかもしれないという印象で、むしろ再び訪れてみたいとの気持ちが強い。
とにかく暑くて、湿気もあって辛かったことを除いて(笑) だってフィリピンからの選手が「とても辛い、フィリピンの方が快適だ!」と言い切っていたので、北国のオイラ達は、もっと辛いのは当たり前?数日前に通過した台風が、暑さと湿気を運んでしまったらしい。本来はもっと爽やかな季節のようだ。


要約するとすると・・・
☆素晴らしかったのは・・・・
素晴らしいカーボパーティとレース後の食事会?
泳ぎやすい海
定刻で運行するシャトルバス
西瓜やチャーハン・お粥のでるエイド
すばらしいボンランティア達


古代真琴さんのライブ!彼も選手なのである!

アイアンマン台湾の社長のレイニーさん





★次回以降改善される(欲しい)であろうことは・・・
バイクの輸送(人の運賃より高いのは、チョットいただけない・・・・)
バイクのエイドでの水の不足
バイクでも、水を被る桶が必要かな(笑)


9/29木曜日
 羽田をたって夕方台北松山空港に到着。残念ながら、この時間だとバイク一式がポンフー島に到着するのは土曜日になるらしい・・・・(ネットに書いてはあったけどね)
松山空港には、アイアンマンのサインは何もないので、右往左往している日本人が何人かいたようだ。何人かの友人や知り合いに会う。松山空港からポンフー島の馬公空港までは30~40分ほどだろうか、ほどなく到着。ここにもサインは無い。本日、木曜日にはシャトルバスは動いていないらしい。しかたがないのでタクシーでホテルまで・・・・英語は通じない。当然日本語も・・・NT$130ほどで到着。この島のタクシーにはメーターが無いようだ。台湾はタクシーが日本ほど高くないので助かる。
ホテルに到着する。都合が良いことに目の前がセブンイレブンだった。しかし、多くのアスリートが買い物をしたせいか、モノがほとんどない。お腹もすいていなかったので、ビールと軽食で本日は就寝・・・・


9/30金曜日
 月末の仕事を持ち込んでいたので、早朝からそれと格闘する。PCとインターネットが有ればどこでも仕事ができる反面、公私のケジメ云々いう人もいるけれど、いまや分単位、秒単位でオン・オフのスイッチが切り替えられないとダメだと思いつつ、それを終わらせ、チェックインに行ってゼッケンをもらってくる。







ホテルに戻って中身を確認すると、袋の中に、スケジュールなどのプログラムが入っていない・・・すべてはQRコードとかネットに情報が集約されているため、スマホ必携なのか???ゼッケンとか販促物とか、これを仕分けするのがおやぢたるオイラにとっては、結構労力を要する・・・が、荷物が運搬中なので作業は途中で中止。こんなこともあろうかと思い、ゴーグルと科海パンだけは持参してきたので、せめてスイム会場にいって、少し泳ごうと思いシャトルバスででかける。水温が上がるとノーウエットになるので不安だし・・・・だいいちプールで3.8kmなんて泳いだことないんだから・・・・ましてノーウエットにでもなったら、DNSを選ばざるを得ないかも・・・・と思いながら一人シャトルバスでスイム会場に向かう。バス停のあんちゃんは、愛想が良くて好感が持てる。


 水に入るときはいつも、緊張する・・・・まして海では、波もあるじゃん(汗)ましてノーウエットでは、潮目で水温が変わってドキドキするし、実際泳いでみたらドキドキしたけれど、思いのほか泳ぎやすかった。


 夕方からはカーボパーティがあるので、30分ほどでビーチを後にする。ホテルに戻ってシャワーを浴びて知人と一緒に会場に向かう。なんと会場は大きな海鮮レストランだ。古代真琴さんのライブが始まった。なんと台湾海鮮料理のコースが振舞われた。味も日本人向きで美味しかった。
こんな素晴らしいカーボパーティなんて、他のアイアンマンであるのだろうか???昔、アイアンマンコナのパーティに出たことがあるけれど(選手じゃないよ、仕事で)こんな記憶に残るようなパーティでは無かった。




10/1土曜日
 朝食後、早めにバイクの引き取りにでかける。今日は、バイクの組み立てとトランジションへのチェックインと、そのあと競技説明会がある。しかも明日朝は、準備もあるので2時半に起床にしなければいけない。だから、早く寝なくちゃいけない。忙しい一日になる。
バイクの引き取りに行くが、まだ来ていない。情報では昨晩到着したとの話も有ったのだが・・・
11時からの引き渡しだから仕方がないと思いつつ2時間以上前についてしまった。エクスポをブラブラして時間を過ごす。エクスポ会場からバイクの引き渡し会場を除いたらバイクが運ばれてきた。聞けば、昨晩到着したのはどこかの倉庫に保管されていたらしい。10時過ぎに自分のバイクが到着し、すぐに引き渡してくれた。引き取って急いでホテルの部屋に運ぶ。組み立てをして、トランジションバックの準備。今日のうちにランのトランジションバックを競技場に預けなければいけない。そもそもトランジションバックってのが本能的に苦手だ・・・忘れ物をしたり、何をいれるべきか考えられられなかったり・・・・
不安な気持ちを引きずりつつ、組み立てたバイクの調子を見ながら、ランのトランジションへ、どうもRDの調子がイマイチだ。バイクスタンドを持ってくればよかったと後悔する。
時間がないので、そのままバイクチェックインに向かう。一番不安なスイムの為にもう1回泳ぐ。
シャトルバスでホテルに戻り、またまたトランジションバックやら準備やら格闘する。明日朝の日本から持参した白米パックを電子レンジで温めておにぎり製造するために、フロントに電話する。ありがたいことに朝3時過ぎに温めてくれることになってこれも無事解決・・・あっ一口サイズのおにぎりを包むラップを忘れた!ということで買い出しに出かける。こんなことをやっているうちに、気が付いたら夜の7時、早く寝ないと十分な睡眠時間を確保できない・・・・と焦ると逆に目も覚めてしまう・・・何時に寝たのか不明・・・


10/2 日曜日
 朝2時半起床。シャワーを浴びて、フロントに3時に出向き、白米を温めてもらう。それと朝食パックをもらう。これは残念ながら、美味しくなかった・・・・なぜかその時納豆を食べたいとおもった(笑)
4時には、スタート地点へのシャトルバスが出るので準備を加速しなくちゃいけない。あ、トイレにも行かなければ・・・ひねり出そうとするとますます拒むように、出にくくなるのが常、なんでだろう・・・
まだ暗いウチに出かけるので、ヘッドライトを持参して、これは良かった。会場について空気を確認して、一段落したら、もよおしてきた。こういう時に限ってトイレは長打の列だ・・・あっ紙を忘れた。紙が無かったらどうしよう・・・かなり長い時間またされたあげく、汚いトイレにはいったら、案の定 紙がない!!!青ざめる!と同時に無性にしたくなるのが常、脂汗をにじませながらトイレからでると順番を待っていた次の人が突進してきた・・ふと手洗いの横をみるとそこには紙が置いてあった。次の人に、ウエイト!ウエイト、プリーズ ノーペーパー!!」と叫びプライオリティを主張し、なんとか無事に用を足すことができた。ほっとしたら東の空が朝焼けでピンクにそまっていた。残念なことに試泳の時間に間に合わず、そのままスタートのウエティングに、事前に2回泳いでいてよかった。運よく友達のアルフに会う。お前は何時間が目標だなんて会話をしていたら、西の空の大きな虹が出現!まもなくスタートが始まった。ローリングスタートなので、宮古島ほど極端なバトルにならないのが良かった。心配した水温もギリギリ基準よい低くて(でも超暖かい)
ウエットが着られることになり、スイムが下手糞なオイラとしては、メデタシの心境。


<スイム>
 ローリングスタートで泳ぎ始めた瞬間、昨日までの二日間の泳ぎとぜんぜん違う自分を感じる。(ウエットのおかげ)同時になんとかいけそうな予感と自信が湧いてきた。1.9kmを2周回ってのは少々長いと思ったけれど、2LAP目からは、スイマーズハイになったのか?水と同化したような感覚・・・・こんな時は、生物としての自分のルーツは水の中という思いに気持ちが満たされる。なにがキツイって、スイムアップした瞬間って、なんであんなにキツイのだろう???水中の方が、らくちんと思う自分とスタート前の自分は180度違うのが、いまさらながら可笑しい。
ただ注意すべきは、平泳ぎの人が異様に多いことだ・・・
注意してそばを泳がないと、頭をキックされること数回(笑)

さてさて、バイクパート。あれっ!?入れたはずの日焼け止めが無い・・・・あ、無意識に別の袋にいれてしまった
のを思い出す・・・日焼けは体力を消耗するから・・・またまた不安材料が・・・


<バイク>
 なにはともあれ、得意のはず?のバイクスタート・・・あ、RD調子悪いと思いながら調整するのを忘れた! 練習不足と微妙なアップダウン、そして湿気と暑さのせいか?スピードがまったく上らない。本来は好きなはずのコースの雰囲気なのに・・・・走り込み不足は深刻だ。特にDHポジションで乗る機会が少なかったので腰にストレスが溜まってくるようだ。モゾモゾ動いていたら今度は、DHバーのステーが壊れてしまった・・・・これでは正しいポジションがとれない・・・まだ80kmほど残っているのに・・・・それにしてもネッチョっと熱い、それに肌がヒリヒリしてきた。数日前に試走したシーポの田中さんの情報では暑さ対策云々言っていたので、水を3本ボトルに入れていたのが、救いだった。このボトルの水を頭からかぶるので、エイドのたびに水を補給。水が予想以上に不足しているせいか?エイドでボトルの水をかぶるのは禁止されているらしい・・・・ボトルに水をもらって、走りながらボトルの水をかぶることにする。あとトイレにいったときに水道の蛇口に指をあててシャワーにして、なんとか体温の上昇を防ぐ。体温が上昇すれば熱中症の危険はもちろん、当然モチベーションは下がり、完走目的の高くないモチベーションであっても打ち砕かれる、
 なんとか水ボトル3本で、頭から靴の中までビショビショにする。このおかげで下り坂のたびに体を冷却することができて、なんとかバイクパート終了。これしてなければ、バイクパートで棄権していたと思う。実際に私のカテゴリーでもたぶん二桁の人たちがDNFになっていたようだ。



<ラン>
 トランジッション靴を脱いだら、水をかぶったせいで、足はふやけまくり、このままではすぐにマメができると思い靴下を交換。濡れたシューズと靴下で、走ったらやる気も失うと思ったからだ。新しくなった皮膚保護クリーム、プロテクトJ1をたっぷり、ふやけて白くなった足に塗る。結果としてこれは大正解だった。


スタートしてみると、
 練習不足の上、この蒸し暑さの中42km走る気力はなかった。歩いてもギリギリ間に合う時間だったので、半分折れかけた心と一緒にかろうじて歩き出す。右から左から多くの人たちが抜いていった。とにかく最初のエイドまで歩くことにする。幸いなことに2kmごとにエイドがあるのだ、でも一応ボトルホルダーのついたウエストバックに羊羹とアミノ酸系のアプリを持参。暑さのせいで食欲も無いのがアブナイ予感・・・・無理やり羊羹を水で流し込む・・・これも大正解だった。暑さのせい体がが固形物を受け付けなくなっているようだ。
ランパートのエイドでようやく、かぶり水が用意されていた。しかし、足を濡らすとマメのリスクが増えるので、最初のエイドではそれを我慢する。最初のエイドをすぎて少しジョグすると・・・え~~~~何この長い上り坂・・・気持ち折れてまた歩く、なんとかその坂をのりこえ、二番目のエイドに到着。走るためには体温を下げなければと観念して、マメができたら嫌だなと思いつつ頭から水をかぶることにする。過去のランの経験から、靴と靴下が濡れるとマメができるのが確実なのだ。 濡れてマメが出来やすくなる別の原因の一つは、シューズの排水機能もあると思う。残念ながら多くのランニングシューズは付いていない。プロテクトJ1でマメは回避できたが、ずぶ濡れのシューズのせいで、両親指のツメが死んだ・・・・


 着地のたびに、グチョ・グチョと不快な音と感触・・・・でも、水をかぶったおかげで、100m歩いて100mジョグみないなことができるようになり、少しずつジョグの距離も増えてきた。太陽が西に傾き、気温も少しは下がったのか日陰では、ジョグをキープできるようになり、だんだんジョグを維持できるようになった。残った距離を時間から完走を確信できるようになると、ひとり、ふたり・・・走り始めとは逆に抜かすことが増えてきた。あれっ!?そういえば、いつもできるはずのマメも出来ていない!!すごいなJ1、ここまで効果があるのかと実感。




まもなく太陽が沈み気温も下がって、ピッチも上がる、同時に歩く回数も減ってきた。同じく食欲もでてきた。当初無味乾燥なエイドだと思っていたが、あれ、お粥が用意されている!旨い! こんどはチャーハン、これも旨い!デザートには西瓜!
いつの間にか、あれだけ苦しみだけだったランが、楽しみとは言えないまでも、ゴールのあとのビールを想像すると頑張れて希望の持てるランに(笑) ランコースは、オレンジ色の街灯があるので暗くなっても安心だ。
競技場がちかくなると、応援してくれる人も増えてきた。午後9時半過ぎに無事にゴール!!これでやっと半人前(70.3)とストロングマン経てアイアンマンになれた。単純にウレシイ!
ゴール地点には、マッサージはもちろん、いろいろな食材を用意しれている。もちろんビールもある。しかもスーパードライだ!しばらく、ビールを飲みながらマッタリして、バイクを回収してホテルにもどって風呂に入る。
「あ~~~~シアワセ!!」



 はじめてのアイアンマンは、内容は別にして無事にゴールできた。宮古島ストロングマンよりも800m多いスイムと25km長いバイクは、想像していたよりも大きな差ではなかった。S師匠のアドバイスどおりだったのだ。長ければながいほど、脳内覚醒がおこるのか?理由はわからないけれど、「800mよけいに泳いで、さらに25kmよけいにバイクで、さらにフルマラソンかよっ~~」と自分自身のネガティブな思いにとらわれ過ぎていたようだ。


 次週には、コナでのアイアンマン決勝大会だ。ということは、エイジの強豪はコナに行っているはずだから、理屈では、スロットを取りやすいかも・・・・なぁんて考えるから、練習も満足にせずにまたポチっとやっちまうんだよね・・・たぶん

それにこのポンフーの場所も、再び訪問したいし,,,,,,今度は台中から行ってみよう!


それにしても、こんなにカロリー消費しているのに、痩せないな・・・・



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