11/11/2022
庭に落ちていた鈴を拾ったら、チリンと鳴って
それをどこからか聞きつけて、薄汚れた白黒の子猫が肩に飛び乗ってきた。
すると当然のように、こいつを連れて帰ることにした。
鈴の持ち主と生前知り合いだったのかな。
それをうかがい知ることはできないが、
視界の隅に何もかも知っているような小さい鼻先が出ている。
この自分たちの行く先しか見えていないような確かな気分を、
起きてもまだ覚えていた。
備考:シロくろんの小さい時なのかな。そうだといいな。帰ってきて、やり遂げたとホッとした後で見た夢。あいつはまたどこかで生まれ変わったのか。