わが国では、認知症の患者がどんどん増えてきています。認知症にもいろいろな種類があるのですが、その大多数90%以上を占めるのがアルツハイマー型認知症と呼ばれるものです。その正体は、毎日の脳の使い方としての「生活習慣」に起因する病気、「生活習慣病」なのです(N-30で詳説の予定)。
日本では、「若年性のアルツハイマー病(狭義のアルツハイマー病)」と「老年性のアルツハイマー型認知症」とをまとめて「アルツハイマー病」と総称している人達(機関を含む)がいますが、これは誤解を生むことになるのです。
若年性アルツハイマー病(狭義のアルツハイマー病)は、アルツハイマー型認知症とは性質が根本的に異なるものです。発病のメカニズムも全く異なるものなのです。
「狭義のアルツハイマー病」は、特定の遺伝子に生まれつき異常が認められる人にしか認知症を発症してこないのです。しかも、発病する年齢は、早いと30代で遅くても50代どまりなのです。
そして、発病後に症状が進行する速さも、「アルツハイマー型認知症」の場合の症状の進行度合いとは全く異なる、比べ物にならない速さで進行するのです。
そのうえ、現在の医療レベルでは、症状の進行を抑制する方法も、症状を回復させる方法もありません。認知症全体に占める割合も、「老年性のアルツハイマー型認知症」が90%を超えるのに対し、狭義の「若年性アルツハイマー病」は1%程度に過ぎないのです。
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