認知症の早期診断 介護並びに回復と予防のシステム

アルツハイマー型認知症は、廃用症候群に属する老化・廃用型の生活習慣病なので、発病を予防でき、早期治療により治せるのです

アルツハイマー型認知症の予防-身体がもつ限り脳も持たせる方法 (H-03)

2023-02-01 | この先一週間-脳の活性化と私なりのテーマ
&1『アルツハイマー型認知症』について権威の主張の問題点、
(1) 『アルツハイマー型認知症』については、廃用症候群に属する老化・廃用型の「生活習慣病」に過ぎないものを、極めて重度の「記憶障害」の症状を呈するのが特徴の「神経変性疾患」だと誤解しているのが世界中の専門家達。
(2)我が国の政策も、川上対策(発病の予防)が棚上げにされて、『政府大綱』の第一条の規定では、「発病の予防」は、将来の研究テーマとすると規定されているだけ。川下対策(通達により、アミロイドβ仮説の考え方が根拠として提示され、『重度の物忘れの症状』の外観的な観察基準に過ぎない「MCIの基準」の適用に基づいた、実効性が期待薄い「介護の予防措置」の制度化)しか実施されていないのです。

&2 権威が主張する内容の問題点の整理
世界中の権威(機関や精神科医)の間で、アルツハイマー型認知症は、①発病の原因が分からないし、②治すことが出来ないタイプの認知症であると誤解されているのです(神経変性疾患との誤解がその基礎に在る)。
Ⅰ.発病原因については、各種「仮説」が、発病との間の『因果関係の実証が為されない儘』に提示されている:
(1) 世界的に通説の地位(支持する学者の数が一番多いという意味)を維持しているのが、「アミロイドβ仮説」であり、我が国でも、通説。
(2)対抗馬として有力な少数説が、「タウ蛋白仮説」。
(3) 他に、異説である「アセチルコリン仮説」等。
(4) 『仮説という扱い』を医学会で受けているのは、発病の原因と主張している原因内容とアルツハイマー型認知症の発病との間の『因果関係』の存在については、未だに実証出来ていないという意味。

Ⅱ.米国精神医学会が、本態が神経変性疾患であるとの誤解に因り策定した「アルツハイマー型認知症」の診断規定である「DSM-Ⅳ」の第一要件が規定し、確認を要求している発病原因、『記憶の障害』に起因して発病するとの『内容を正しいものとして』受け入れ、前提とした上での仮説であることに注意。
(1) 各仮説に共通している条件は、アルツハイマー型認知症を発病し、重度の記憶障害の症状が確認されていて、失語や失認や失行(紛い)の症状(極めて重度の症状)が確認された発病者(高齢者)達の、死後の脳の解剖所見に共通して確認されるアミロイドβの蓄積(老人斑)、タウ蛋白の沈着(神経原線維変化)、脳の顕著な萎縮等が『記憶障害を惹き起こす機序』であると想定し、「発病のメカニズム」を構想しているだけ。
(2) 通説であり、世界中の学者や医師や研究者をミスリードしているアミロイドβ仮説は、『アミロイドβの蓄積に因る老人斑がもつ毒性が、情報を連絡する役割を担っている神経細胞の大量死を惹き起こし、その範囲や対象が拡大されることに因り、「神経変性疾患としての重度の記憶障害を特徴」とした「アルツハイマー型認知症」を発病し、重症化が進行して行く』と規定【発病との間の因果関係の実証が無いことに注意する】。
(3) 「DSM—Ⅳ」の「第一要件」の規定内容も、「第二要件」の規定内容も、両者ともに極めて重大な誤りの内容なのです。

&3『アルツハイマー型認知症』の発病患者の「症状の進行の順番の指標」
Ⅰ.『アルツハイマー型認知症』の発病原因は、「記憶障害」ではない
(1)「キッカケ」となる出来事や状況の発生とその継続により心が折れて、意欲を喪失することで開始されるナイナイ尽くしの単調な『生活習慣』の継続が原因で、『注意の分配力』の機能障害を発端とした『評価の物差しの機能』及び『実行機能』の機能障害を介した機能構造、最終的な関係では、複合機能体である『前頭葉』の廃用性の加速度的で異常な機能低下の進行に因り、『前頭葉の機能が異常なレベルに衰えてくること』が発病を惹き起こす『真の原因』なのです。
(2)『アルツハイマー型認知症』は、人間だけに特有な意識的な世界(目的的な世界)が関わる認知症であり、「第二の人生」を送る上で継続されるナイナイ尽くしの単調な『生活習慣』(追求する特定のテーマがなく、生き甲斐なく、趣味なく、交遊なく、運動もせず、達成すべき目標もない単調な「生活習慣」)の継続に起因した『前頭葉』の廃用性の、加速度的で異常な機能低下の進行が原因で発病し、症状が進行して行くもの。
(3)発病の予防には、食生活でなくて、仕事とは無縁となる第二の人生を送る上での脳の使い方としての『生活習慣』の創意工夫と継続的な実践、『前頭葉の三本柱』の機能(意欲、注意の集中力及び注意の分配力のことを言います)の出番が多く、『注意の分配力』の機能が発揮度を支配し下支えている「実行機能」の出番が多くなることにより、「意識的な世界」(目的的な世界)における脳全体の司令塔の役割を担っている『前頭葉』の機能が活性化する『生活習慣』の構築と継続的な実践により、『前頭葉の機能を正常なレベルに保ち続ける』ことが、唯一の『対策方法』となるのです。
Ⅱ.『アルツハイマー型認知症』は、第二の人生を送る上での脳の使い方としての生活習慣の在り方、生き方が問われることになる病気:
(1)「ボケーッ!とした暮らし方」が継続されたままで居ると、半年もしない内に「ボケる」、『アルツハイマー型認知症』を発病することになるのです。然も、抜き足、差し足、忍び足で、背後から忍び寄ってきて発病し、徐々に、段階的に、何年もかけて、症状の重症化が進行して行くのです。
※小ボケの期間が3年間、中ボケの期間が2~3年間在って、最後に、末期の段階である大ボケの期間が、身体が続く限り続いていくのです。&5に詳述する『アルツハイマー型認知症』の発病のメカニズムに照らして、「発病を予防したり、症状を治したり、症状の進行を抑制する効能を有する薬」、すなわち、「治療の効能を有する治療薬」の開発は、未来永劫有り得ないことなのです。
(2)アルツハイマー型認知症の発病としての三段階に区分される類型的な症状は、『前頭葉』を含む『脳全体の機能レベル』に、厳密にリンクした症状なのです。「記憶障害」の症状を含め、小ボケ、中ボケ及び大ボケの全ての段階の全ての症状が、『前頭葉』の機能障害に起因した症状なのです。その『前頭葉の機能障害』は、『注意の分配力』の機能を核心とする前頭葉の三本柱の機能の『機能障害』が惹き起こしているのです。『意識的な世界』は、異なる複数の、多数の意識が、同時に並存している世界でもある。人間だけに特有な世界である『意識的な世界』は、「目的的な世界」であり、『注意の分配力』の機能の関与なしには、成立し得ない世界なのです。
※1 『意識』を構築し、コント・ロールしている要の機能である『注意の分配力』の機能に対する理解が不足している人達が、記憶障害に起因して症状が発現してくると誤解しているだけ。その上権威達は、上記の内の「末期の段階の大ボケの後期」の症状を発病の初期症状と誤解しているのです。
(3)「小ボケ」と「中ボケ」の段階を見落としていて、『重度の物忘れの症状』の主観的な観察に基づいただけのMCI (軽度認知障害)とかの、極めて曖昧で主観的な基準の該当者とされるお年寄り達(=「極めて重度の物忘れの症状」の発現者)について、「アルツハイマー型認知症」発病の前駆的状態に在るとの説明が行われている。失語、失認、失行(紛い)の極めて重度の症状が確認されて初めてアルツハイマー型認知症の発病だと主張している。

&4 発病者の脳機能データから見る「アルツハイマー型認知症」の特徴
Ⅰ.廃用性の機能低下が加重された「前頭葉を含む脳全体の老化曲線」
(1)『アルツハイマー型認知症』発病の(基盤要因)
60歳を超える年齢の『高齢者』であれば誰でも、『加齢』に因る正常老化の進行により、何年もかけて緩やかに『前頭葉』の機能低下が進行してきていて、意識的な世界に於ける脳全体の司令塔の役割を担っている『前頭葉』の機能が、正常な機能レベルを保ちつつも、最盛期(18~22歳頃)のほぼ半分程度に機能の低下が進行してきているのです(発病の第一要件)。
(2) ①加齢という要因により正常老化の曲線を描いて緩やかな機能低下が進行していた正常老化の曲線が、②キッカケの発生と継続に対し心が折れて、意欲を喪失することで開始されるナイナイ尽くしの単調な生活習慣の継続に起因した廃用性の異常な機能低下の要因が「加重される」結果、両者の相剰効果に因って、廃用性の加速度的で異常な機能低下の進行のカーブを描いていくことが、明確な形で読み取れるのが特徴(脳の解剖では分からない)。
(3) 二段階方式の手技では、意識的な世界、目的的な世界では、①自分が置かれている状況を分析し、理解し、判断し、②状況判断に沿った実行テーマを発想し、③テーマの実行の内容及び仕方を企画し、計画し、④実行結果を洞察し推理し、シミュレーションし、⑤シミュレーション結果を比較し、⑥最終的な実行内容を選択し、⑦実行の決断をして、⑧実行の指令を脳の各部に出すという『脳の機能の関わり』を解析。
意識的な世界(目的的な世界)は、左脳、右脳及び運動の脳という三頭の馬が牽引する三頭立ての馬車を運行する世界であり、馬車の運行を支配し管理しているのが御者、即ち、『意識的な(目的的な)世界』での脳全体の「司令塔の役割」を担っているのが『前頭葉』という機能なのです。
(4)アルツハイマー型認知症の発病及び重症化の進行を惹き起こすのは、①権威が主張している記憶障害が原因ではなくて、②実行機能(上記赤字で例示した機能の総称)の機能の発揮度を左右し、下支えている『前頭葉の三本柱』の機能(意欲、注意の集中力及び注意の分配力の総称)について、廃用性の加速度的で異常な機能低下が進行することを(基盤)として、評価の物差し及び実行機能が、総体としては、それらの複合機能体である『前頭葉』が廃用性の加速度的で異常な機能低下が進行して異常なレベルに衰えが進行したことの直接の反映(アウトプット)が、『前頭葉』を含む脳全体の機能レベルに厳密にリンクした「三段階に区分される症状」として発現してくるのです。
※1それまで「正常なレベル」を保ち続けていた『前頭葉』の機能レベルが異常値を示してくると、「左脳と右脳」の機能レベルは、「3つの段階」に区分されるのです(この区分が、極めて重要)。
その3つの段階は、『前頭葉』の機能レベルだけが異常値で在って、左脳と右脳は正常値(MMSEの総得点が24点以上)である段階(軽度認知症:小ボケ)、「前頭葉」の機能レベルが異常値で在って、左脳と右脳も中等度の異常値(MMSEの総得点が23点以下、15点以上)である段階、この段階からは、『前頭葉』を含む脳全体の機能が異常値(中等度認知症:中ボケ)及び『前頭葉』を含む脳全体の機能が異常値で在って、左脳と右脳が(MMSEの総得点が14点以下0点迄)である段階から(重度認知症:大ボケ)となるのです。
「小ボケ」の段階は、社会生活面での支障が起きてきて、「中ボケ」の段階になると、家庭生活面にも支障が出て、「大ボケ」の段階になると、セルフケアの面にも支障が出てきて、「介護」が不可欠となってくるのです。
※2小ボケ、中ボケ、大ボケについては、「類型的な症状の事例」として、各段階毎に特有な各10例の症状を抽出し、『改訂版30項目問診票』として定型化し、指標化して、個別ケースの『生活実態』の確認をしています。
※3認知機能の障害の判定に際して、意識的な世界に於ける『脳全体の司令塔』の役割を担っている「前頭葉の機能レベル」の判定が全くなされていないのが、「アルツハイマー型認知症」判定の世界的な特殊性です。
※4その結果、本当の意味での早期の段階、「脳のリハビリ」(前頭葉を含む脳全体が活性化する生活習慣への改善と継続的な実践)により、前頭葉の機能を正常なレベルに回復させる(アルツハイマー型認知症の症状が消滅し、治る)ことが可能である(治せなかったケースでも、少なくとも、症状の更なる進行を抑制することが出来る)、「小ボケ」及び「中ボケ」の段階が見落とされているのです(診断が専門の精神科医は、「末期の段階」である「大ボケ」の段階で発病を見つけている(「発病のレッテル貼り」をしているだけ)。
※5前頭葉の機能レベルの精緻な判定を含む、脳全体の機能レベルの客観的な判定と評価に因り、発病してくる症状を「三段階に区分」する意味は、『脳のリハビリ』の実践を指導する上で、以下の重要な意味があるからなのです。
「二段階方式」では、以下の区分に従い、「脳のリハビリ」(『前頭葉』が活性化する「生活習慣」の構築=生活習慣の改善)の実践の指導を行います。
  • 小ボケ「脳のリハビリ」により治す/症状の進行を抑制することが、可能。
  • 中ボケ「脳のリハビリ」により症状の進行を抑制することが、未だ可能。
  • 大ボケ「脳のリハビリ」により症状の進行を抑制することも、最早困難。
小ボケ」は、「意識的な世界」(目的的な世界)における脳全体の司令塔の役割を担っている『前頭葉』の機能が異常な機能レベルに在って、手足の役割である左脳及び右脳の機能は未だ正常な機能レベルに在ることに留意する。
「中ボケ」は、左脳も右脳も異常な機能レベルに在って、前頭葉を含む脳全体の機能が異常なレベルに在る。
「大ボケ」は、「前頭葉」を含む脳全体の機能が「中ボケ」の段階よりさらに異常なレベルに機能低下が進んできて、「実行機能」の機能の発揮度を左右している『注意の分配力』の機能が、殆ど働かなくなっていることに注意。

Ⅱ.『MMSE下位項目の項目困難度』の脳機能データ(14689人の発病患者)
(1) この「脳機能データ」は、『アルツハイマー型認知症』が、廃用症候群に属する老化・廃用型の「生活習慣病」なのであり、アルツハイマー型認知症の症状が、記憶障害に起因して発現すると規定している『DSM-Ⅳ』の第一要件の規定内容が誤りであり並びに『第一要件の規定内容が正しいものとの前提に立脚して、主張内容が構築されている』種々の仮説、『アミロイドβ仮説』の主張内容が誤りであることの客観的な証拠資料です(アミロイドβの蓄積により形成された老人斑が持つ毒性に因り、神経細胞の大量死が引き起こされ発病するとの仮説は、項目困難度の順番の存在と矛盾していて、合理的な説明が出来ない=アミロイドβ仮説の主張内容は、誤りとなるのです)。
(2) 項目困難度の順番は、次の通り(困難度が高い順);
想起、注意と計算、時の見当識、所の見当識、三段階口頭命令、五角形相貫図の模写、文を書く、記銘、書字命令、復唱、命名
(3) MMSEの実施結果が、『事象の事実』である「項目困難度の順番」の通りでないケースは、アルツハイマー型認知症の発病者ではないこととなります。
Ⅲ.「脳の老化のスピード差」をもたらす生活習慣の要因(「脳の使い方」)
(1)「キッカケ」の発生と継続により心が折れて、意欲を喪失し、ナイナイ尽くしの単調な「生活習慣」が始まり半年もすると、『アルツハイマー型認知症』を発病するのが通例です。
発病してから、3年間が小ボケの期間、4~5年目が中ボケの期間、5~6年経つと大ボケになるが大原則(標準的な滞留期間が存在している)。
この基準に適合しないケースは、次ページに提示するプラス要因とマイナス要因が脳に働いた影響によって、症状の更なる進行や症状の回復の結果をもたらすのです(アデュカヌマブやレカネマブの評価は、この視点が欠けていることで、重大な欠陥を内包している)。

※1 日々の生活場面では、実行機能の出番が増えて、『前頭葉』が活性化するような楽しい生活の要因があると、楽しい生活の質と量にリンクして『前頭葉』の働きが回復してくる/認知症の進行が遅くなり/進行が止まり、或いは、回復の方向に向かうのです。逆に、実行機能の出番が減り、『前頭葉』が不活性化するような辛く苦しい状況下での生活の要因が重なると、その辛く苦しい生活の質と量とにリンクし『前頭葉』の働きの衰えが速く進行するので、重症化が速く進んでいくことになるのです(『標準的な滞留期間』から、その分ずれが生じていくことになる)。
(2)『早期の段階』である 小ボケの段階の期間及び中ボケの段階の期間については、各々について、『標準的な滞留期間』が存在していることが確認されるのです。具体的な個別のケース判定で、『その標準的な滞留期間に合致しないケース」が出てくるのです(但し、それらの割合は少ない)。大ボケの段階になると、「脳のリハビリ」の意味が理解できず実践が困難となり、生活習慣の影響は殆どなくなって、『前頭葉』を含む脳全体の機能が、身体がもつ限り、更に機能低下が進行して行くのです。

&5 『アルツハイマー型認知症』の真の正体
Ⅰ.『アルツハイマー型認知症』と「意識の機能構造」との関わり:
(1) 「意識的な世界」は、目的的な世界であり、自分が置かれている状況を分析し、理解し、判断して、状況判断に沿った具体的な特定のテーマを発想して、自分なりの目標を設定して、テーマを実行する為の企画、計画、洞察、憶測、推理、忖度、検索、比較、シミュレーションして、シミュレーションの結果により選択して、実行内容及び程度と態様を決定し、実行の決断をして、脳の各部に実行の指令を下すという経路をたどっているのです。
(2)その際に、脳全体の「司令塔の役割」を担っている脳機能が、『前頭葉』であり、その過程で、様々な「個別認知機能」が活躍することになるのです。
それら個別認知機能群の総称が『実行機能』なのであり、実行機能が機能を発揮する上で、その機能の発揮度(実行機能の機能レベル)を下支えし支配している要の機能が『注意の分配力』の機能なのです。

ここに挙げた、注意の分配力実行機能前頭葉という脳機能は、マウスには備わっていないのです。意識的な世界は、『注意の分配力』の機能が構築し、維持し、下支えている世界であり、『記憶』(記銘、保持、想起)についても、記銘時も想起時も、『注意の分配力』の機能が強く関与することになる。
こうした「脳の機能構造」の相違にも気付かないで、アミロイドベータ仮説の研究者達は、マウスを題材にして、憶測ばかりしているのです。
※私たち人間だけに備わっている特有な脳機能である『注意の分配力』の機能は、意識を構築し、統合し、処理し、管理する為の核心的な機能であり、アルツハイマー型認知症発病のメカニズムを解明する上で、要の機能なのです。
(3) 何れにしろ、問題の対象となる世界は、無意識や条件反射の世界で起きてくるものではなくて、意識的な世界、「意識が覚醒」している状態下での、異常な症状として、『アルツハイマー型認知症』の症状が発現して来るものであるとの理解に立って、発病のメカニズムを記述すべきものであることに注意を喚起したいのです。
※1「DSM—Ⅳ」の規定が確認を要求する「記憶障害」(絡みの症状)自体が、「注意の分配力」の機能の機能障害に端を発しての『前頭葉』の機能障害に起因して発現してくるものなのです。その『前頭葉の機能障害』を惹き起こしている最も重要な要因が、『注意の分配力』の機能に生じてきている廃用性の加速度的で異常な機能低下の進行という要因。

『注意の分配力の機能』の機能障害を惹き起こしてきている最も重要な要因が、『注意の集中力の機能』に生じてきている廃用性の加速度的で異常な機能低下の進行という要因なのです。更に、『注意の集中力の機能』の機能障害を惹き起こしてきている最も重要な要因が、『意欲の機能』に生じてきている廃用性の加速度的で異常な機能低下の進行という要因です。
※『注意の分配力』の機能を下支えしているのが、注意の集中力の機能であり、『注意の集中力』の機能を下支えしているのが「意欲」の機能なのです。三者間には、『三層の機能構造』の関係があり、「機能障害の連鎖」となって、複合機能体である『前頭葉の機能障害』へと繋がっていく。

Ⅱ.アルツハイマー型認知症の発病、症状の重症化が進行するメカニズム
(1) 私たち「二段階方式」は、私たち人間だけに特有な世界である意識的な世界に目を向け、左脳、右脳及び運動の脳という三頭の馬が牽引する三頭立ての馬車の『御者』、「脳全体の司令塔」の役割を担っている『前頭葉』(前頭前野に局在している「前頭葉の三本柱」の機能」、「評価の物差しの機能=意識の首座=自我」及び「実行機能」の複合機能体を総称して言う)に的を絞り、『前頭葉』の個別認知機能群である『実行機能』(Executive Function)の働き具合(機能の発揮度)を左右し/下支えている「前頭葉の三本柱」の機能、就中、『注意の分配力』の機能(重層的、且つ複層して存在している複数で多数の意識を構築し、統合し、統括し、コントロールする要となる機能であり、更には、異なる複数の「テーマ」を同時に並行して処理する上で、不可欠の機能であり、咄嗟の判断と処理に不可欠の機能=あの人は頭の回転が速いねと言う際のあの機能)に焦点を定めて、『私たちが「意識的」に何等かのテーマを発想し、実行しようとする際に起きてくる様々な症状』が発現してくるメカニズムの解明を主眼としてきた。

最も精緻に調べ上げたのは、正常下限から「小ボケ」の症状が発現してくる境界域及び『脳のリハビリ』の実践の効果が期待できる「中ボケ」の段階(前期と後期に区分)迄の本当の意味での早期の段階に注力し、「二段階方式」の手技を活用して、「脳機能データ」を集積し、解析してきた。
※1 世界中の認知症研究の専門家達から、発病の原因が不明と言われている「アルツハイマー型認知症」は、『三頭立ての馬車』の御者である『前頭葉』が最初に異常なレベルに衰えてくることから発病するのです(小ボケ)。
『アルツハイマー型認知症は、私たち人間だけに特有な意識が関わる』認知症なのです。意識の機能構造、更には、評価の物差しの機能及び実行機能の機能発揮を下支えている注意の分配力の機能との関係(機能発揮上の二重構造)、「意識の質感」(記銘度の差異)を発現させる評価の物差しの機能、記憶の倉庫と注意の分配力の機能の関与の度合い等、マウスとは無関係の世界が、症状が発現してくるメカニズムを解明する上で要の「研究対象領域」なのです。
(2)『注意の分配力』の関与の程度で、記銘度も想起度も異なってくる:
『注意の分配力』の機能の機能レベルが、正常か/異常かがKey条件なのです。
私たちの、区分で言う小ボケの段階では、左脳も右脳も運動の脳もそれら全てが未だ正常な機能レベルに在る状態下で、『前頭葉』の機能だけが異常な機能レベルに衰えてきている。
※1『仕事』とは無縁の日々となる『第二の人生』を送っている60歳を超える年齢の『高齢者』だけを発病対象として、『アルツハイマー型認知症』が発症してくるのです(老年発症が特徴)。自分なりに追求する特別の「テーマ」を実行する上での「目標」があり、目標を達成する為に様々な創意、工夫が行われ、目標を達成する過程で、或いは、目標の達成自体により、自分なりに喜びや生き甲斐を覚える機会を持てている暮らし方(脳の使い方としての生活習慣)が、発病を予防(発病時期の先送り)する為に求められるのです。
※2『ボケーッとした暮らし方』が、一番の「発病のリスク因子」なのです。
上記に提示した内容が、『アルツハイマー型認知症』を発病するか/否かを決定づける核心的な条件なのです。条件=「第二の人生」を生きる上での『脳の使い方としての「生活習慣」の在り方』が決定的な条件となるのです。私たちが規定する発病の第二の要因は、『追及する自分なりの特別のテーマがなく、生き甲斐なく、趣味なく、交遊なく、運動もせず、目標となるものも無い、単調な日々の暮らし方の継続』なのであり、ナイナイ尽くしの単調な『生活習慣』の継続という条件、『脳の使い方』としての単調な「生活習慣」の継続という要因こそが、『発病を決定づけている、唯一で真の、リスク因子』なのです(「食生活」とは、無関係)。
※3『アルツハイマー型認知症』を発病することになるか/ならないか、『それを区分ける唯一の要因』は、『仕事』とは無縁となる第二の人生での『生き方』が問われることになるのです。
『第二の人生』は、全てが下り坂なのです。身体も脳も下り坂。経済的な条件も下り坂。そうした環境に、抗っても無駄。
そうした条件を受け入れた上で、自分なりの『特定のテーマ』を見つけて(必須条件)、自分なりの『目標』を設定して、自分なりに創意・工夫して、自分なりの『役割』を見つけることが出来て、そうした日々の暮らし方(脳の使い方としての生活習慣)に因り、『そうした生き方での第二の人生を楽しむことが出来、喜びや生き甲斐が、時には感動が得られるような、『自分なりの生活習慣』を構築し、継続して実践すること、「その生き方、生活習慣が明日も続くことに、自分自身の納得が得られていること」が、不可欠の条件である『前頭葉の機能を正常なレベルに保つ』こと、即ち『アルツハイマー型認知症』の発病の予防(発病時期の先送り)に不可欠の条件となるのです。食生活の在り方ではなくて、脳の使い方としての『生活習慣の在り方=生き方』が問われるのです。
(3)私たちが規定する『異なる二つの要因』(①加齢に起因した正常な機能低下の進行及び②ナイナイ尽くしの単調な生活習慣の継続に起因した廃用性の異常な機能低下の進行)が同時に充足されることに因り、異なる二つの要因の、同時存在に因る「相剰効果」に因り、『前頭葉を含む脳全体の機能』が、廃用性の加速度的で異常な機能低下を進行させていくことが唯一の原因となり、『アルツハイマー型認知症』を発病し、更には、症状の重症化が進行していくことになるのです(疫学的に実証済み)。アミロイドβの蓄積もタウ蛋白の蓄積もアセチルコリンの不足も、「アルツハイマー型認知症」の発病原因とは無関係。
(4)異なる複数の「テーマ」(必然的に、異なる複数の実行機能の働きの関与が起きてくる)を、同時に並行して処理する上で不可欠の機能である『注意の分配力』の機能が、異常なレベルに衰えてきていることの直接の反映が、就中、機能構造の連鎖の反映となり、「前頭葉の三本柱」の機能が異常なレベルに衰えてきていることの直接の反映が、『前頭葉』を含む脳全体の機能レベルに、厳密にリンクした三段階に区分される症状、「小ボケ」/「中ボケ」/「大ボケ」の段階での、様々な症状が発現してくる核心の要因なのです。
※『アルツハイマー型認知症』は、人間だけに特有な『意識』が関わるタイプの認知症であり、『意識』と『注意の分配力の機能』との関係の深い理解が不可欠となるのです。
(5)『前頭葉』を含む脳全体の機能レベルに厳密にリンクし/反映としての三段階に区分される様々な支障が、『アルツハイマー型認知症』発病としての症状として、発現してくるのです。最初に社会生活の面で(小ボケ)、次いで家庭生活の面でも(中ボケ)支障が出て来て、最後にセルフケアの面でも支障が出て来る(大ボケ)という『症状の段階的な発現を特徴』としていて、思考、発言、言動或いは行動の面に徐々で/緩やかな進行という形で現れてくるのが、『アルツハイマー型認知症』の症状の進行の特徴なのです。
『脳のリハビリ』の実践により、「前頭葉」を含む脳全体の機能レベルを正常なレベルに回復させることが出来ないケースについても、症状の更なる進行の抑制により、「中ボケ」に留まらせて「大ボケ」に重症化が進行しないで居る限り、『介護の予防』という副次的な成果が得られるのです。
(6) 発病及び症状の重症化が進行していく原因は、記憶障害ではないのです。
『3つの仮説』が発病の原因と想定し主張する種々の要因は、誤りなのです。
一つ目のデータは、「前頭葉」の機能が最初に異常なレベルに衰えていき、
次いで、左脳、右脳、運動の脳という順番に機能が異常なレベルに衰えていくという衰えが進行して行く厳密な順番が存在していること及び②二つ目のデータは、二段階方式テストを実施し、発病者であることが確認された人達(小ボケ、中ボケ、大ボケの全ての段階のお年寄りを含む14689例に及ぶ脳機能データの解析結果)の場合は、且つその場合に限り、MMSEの下位項目について出来なくなっていく厳密な順番である『MMSE下位項目の項目困難度』を示す客観的な「脳機能データ」が存在していること。③三つ目のデータは、「脳のリハビリ」の継続的な実践により正常なレベルに回復/進行の抑制が可能である本当の意味での早期の段階、「二段階方式」の区分で言う「小ボケ」及び「中ボケ」の段階については、標準的な『滞留期間』が存在していることなのです(「小ボケ」の期間は3年間、「中ボケ」の期間は2~3年間)⇒発病してから5~6年が経過すると末期の段階である「大ボケ」の段階へと進行して、『介護が不可欠のものとなる』のです。
これらは、事象の事実なのであり、「アミロイドベータ仮説」が想定している発病原因が、誤りであることの決定的な『証拠資料』

&6 アルツハイマー型認知症に関する医学会、医療の現場の問題点(現状)
(1) 『アルツハイマー型認知症』は、仕事とは無縁の日々の暮らしとなる『第二の人生』を送っている高齢者だけが発病の対象となる認知症なのであり、加齢に起因した脳機能の老化の進行が発病の基盤要因である為に、『老年発症』が特徴となるのです(若年性アルツハイマー型認知症は、架空の病気)。
(2)『アルツハイマー型認知症』の発病の場合は、『前頭葉』の異常な機能低下が真っ先に起きてくるのです(「二段階方式」の手技に因る確認)。
※ 記憶障害が惹き起こされる原因でなくて、『前頭葉』の異常な機能障害(廃用性の加速度的で異常な機能低下の進行に起因)が惹き起こされる原因(要因)こそが、アルツハイマー型認知症の発病を惹き起こす真で唯一の犯人なのです。
(3) アミロイドβ仮説が構想され、発表されてから10年以上が経過した現在も猶、アミロイドβ仮説を含む「3つの仮説」が発病を惹き起こす原因と想定した発病原因、『アミロイドベータの蓄積、タウ蛋白の沈着、アセチルコリンの不足』と「アルツハイマー型認知症」の発病との間の因果関係の存在について、実証自体が為されていないのです。
Aという原因が存在していなかったなら、Bという結果は起きてこなかった場合に限り、『Aという原因とBという結果との間に因果関係が存在している』と認められることになります。
※1『前頭葉』は、前頭前野の穹窿部に局在する複合機能体であって、「注意の分配力の機能」を核心とする「前頭葉の三本柱の機能」、「評価の物差しの機能」(意識の首座=自我)及び「実行機能」(「前頭葉」の個別認知機能群の総称=Executive Function)により構築されている複合機能体なのです。
※2「意識」の機能構造と機能発揮上の二重構造が背景に在って並びに人間だけに特有な『注意の分配力』の機能に端を発して、『前頭葉』の機能に生じてくる『廃用性の加速度的で異常な機能低下の進行』という要因が、『アルツハイマー型認知症』という病気を生み出しているのです。
記憶に関して、記銘及び想起する際に、注意の分配力の機能の関わり具合が、記銘の度合いを左右し、想起の度合いを左右する機能構造に気づいていないのです。その結果、『注意の分配力の機能』が備わっていない、マウスやマーモセットを研究対象にしていて、徒に、憶測ばかりをしているのです。注意の分配力の機能を核心とする前頭葉の三本柱の機能の関与の度合い、機能発揮の度合いによって、記銘度が左右されることになる機能構造から、『前頭葉の三本柱の機能』の発揮度の強弱に因る、記銘度の深さ/浅さが、長期記憶となるか/短期記憶となるかを左右していることに気づいてもいなくて、「海馬が、長期記憶となるか、短期記憶となるかを区分けている」とかの憶測を語るのです(「よく記銘された」情報程、「よく想起されやすい」のです)。
※3上記実情に在りながら彼ら専門家達は、臆面もなく、『MCI』(軽度認知障害)なる基準を持ち出してきて、「重度の物忘れの症状」を外観的に観察しただけの極めて主観的な基準により、『MCIの基準の該当者は、アルツハイマー型認知症の発病の前駆的状態にある』と、それが重大な誤りであることも知らないで、意味不明の言葉を、専門家ぶった口調で語るのです。
(4) 「アミロイドβ仮説」は、世界的に、専門家達(学者、医師、製薬会社の研究者)の間で、圧倒的に通説の地位を保持してきた(支持する学者の数が多いというだけの意味)ものであり、政府大綱に基づいて「介護の予防措置」の実施を市町村に要求している通達中でも、〈100%誤りの内容である〉『アミロイドβ仮説』がその根拠に挙げられているのです。
(5)私たち「二段階方式」が集積し保有する14689例にも上る『アルツハイマー型認知症』の発病患者の脳機能データである①MMSE下位項目の項目困難度の指標、②小ボケ及び中ボケの期間に関する「標準的な滞留期間」の存在及び③脳の老化のスピード差をもたらす生活習慣要因』というデータ、即ち、『事象の事実』である3種類の「脳機能データ」について、アミロイドβ仮説を筆頭とする「3つの仮説」は、合理的な説明が出来ないのです(=内容が誤りと言うことが、論理的な結論)。
※1『アルツハイマー型認知症』というタイプの認知症は、発病のメカニズムに照らして言うと、「私たち人間だけに特有な世界」である『意識』が関わるタイプの認知症なのであり、『意識が覚醒』した下で、意識的に何か特定のテーマを発想し、実行に移していく場面での様々な認知機能の障害が関わる認知症なのであって、意識的な世界に於ける脳全体の「司令塔の役割」を担っている『前頭葉』を含む脳全体の機能レベルに厳密にリンクした、三段階に区分される「類型的な症状」が発現してくるのが特徴なのです。
※2失語や失認や失行(紛い)の症状(極めて重度の症状)は「記憶障害」が原因で発現してくるのではない」のです。正しくは、前頭葉の三本柱の機能、実行機能及び評価の物差しの機能により構成され、構築されている『前頭葉』を含む脳全体の機能が、廃用性の加速度的で異常な機能低下を進行させてきたそのレベルに応じた認知機能障害としての症状が発現してくるのです。
※3意識の機能構造については、今日現在でもなお、世界中の専門家達の間では、『人類最大の難問である』とされているのです。『アルツハイマー型認知症』の発病のメカニズムについて、意識の機能構造との関係に目を向けることなく、更には、前頭葉の機能障害に目を向けることなく、且つ、注意の分配力の機能障害に目を向ける事さえなく、徒に、重度の物忘れの症状という極めて川下に目が向けられていて、『誤った場所を誤った方法で、単に深く掘り続けようとしている』のが、アミロイドβ仮説等の世界中の専門家達の研究態度。
(6) アルツハイマー型認知症の本態は、廃用症候群に属する老化・廃用型の単なる生活習慣病なのであり、『自分なりに追求する特定のテーマを選択して、自分なりの目標を設定して、そのテーマの実行の企画、実行方法の計画、実行することが、自身の楽しみや喜びや生き甲斐に繋がるとき、前頭葉が活性化して、発病の予防に繋がる』のです。『アルツハイマー型認知症』の発病者である場合は、前頭葉、左脳、右脳、運動の脳の順番に、異常なレベルに衰えていくことが特徴なのです。このことを言い換えると、『前頭葉』の機能が正常な機能レベルに保たれている限りは、『アルツハイマー型認知症』の発病は、起きてこないのです(14689例の発病患者の「脳機能データ」が根拠)。

&7 「アルツハイマー型認知症」の発病自体の予防法及び治療の方法
Ⅰ.『前頭葉』が活性化する生活習慣の構築と継続的実践(発病自体の予防
(1)発病すると、『前頭葉』を含む脳全体の機能レベルに厳密にリンクした、「三段階に区分」される類型的症状が発現してくるのが特徴となるのです。
この場合、前頭葉、左脳、右脳、運動の脳の順番に異常なレベルに機能低下が進行して行く、言い換えると、「より高度な機能の順番に衰えが進行して行く」のが、廃用症候群である『アルツハイマー型認知症』の特徴なのです。
(2)発病自体を予防する方法は、仕事というテーマとは無縁の日々の暮らし方となる『第二の人生』を送る上での日々の『脳の使い方』としての『生活習慣』の在り様次第なのです(第二の人生での日々の『生き方』が関わる)。
※本態が、廃用症候群に属する老化廃用型の生活習慣病である『アルツハイマー型認知症』は、「左脳」の出番が極めて多い『仕事』とは無縁の日々の生活となる「第二の人生」を送る上で、『高齢者自身が都度選択する脳の使い方としての「生活習慣」の在り方』が問われる病気ということなのです(右脳と運動の脳の活用が不可欠となる。なお、「食生活」とは無関係であることに留意する)。

Ⅱ.『発病の予防(発病時期の先送り)と治療の為に構築、実践すべき『生活習慣』の条件(脳の機能面から見た、達成すべき「核心的な条件」):
症状の進行を抑制するにも、症状を治すにも、発病を予防するにも、対策となる方法は唯一。『脳全体を、しっかりと使ってやることにより、『前頭葉』の機能を正常なレベルに保ち続けてやること(機能を異常なレベルに低下させないこと)/小ボケは前頭葉を正常なレベルに回復させることで回復/中ボケの前期は、機能レベルの更なる悪化を防止する』以外に方法は無いのです。
=予防や治療に効く薬、『治療薬』は存在し得ないものであることに注意。
『前頭葉』を含む脳全体をしっかりと使うには、自身にとって、実行の対象となるべきテーマの発想、検索、選択が、当該テーマの実行が、実行の過程が、更には、実行の結果が、楽しくて、喜びや生き甲斐に繋がることが必須の条件となります(『前頭葉の活性化』は、脳全体を活性化させることが不可欠)。
(1)「趣味や遊びや人付き合いや運動や、地域活動」等を中心とした生活の中に、自分なりの『テーマ』を見つけ、自分の出番としての『役割』があって、自分なりの『喜び』や『生き甲斐』が見つけられる「脳の使い方」としての『生活習慣』、即ち、自分なりの『目標』の設定と実行、生活上の張りのある『生き方』を見つけ、自分なりの『生活の楽しみ方』をして、自分なりに『脳が活き活きとしている』と感じられるような日々の『脳の使い方』としての『生活習慣』を構築し、継続的に実践することなのです(生活習慣化)。
(2) 何等かのテーマに挑戦する『意欲』が湧いてきて、『注意の集中力』が長続きして、『注意の分配力』の機能の出番が出来るだけ多くなるような『生活習慣』を構築して、『継続して実践』(「生活習慣化」)することに因り、日々の暮らし方の中で、『前頭葉の機能が活性化する』機会が出来るだけ多く確保される生活習慣が継続されていることに因り、『前頭葉が、正常な機能レベルを維持し続けること』が、発病を予防(発病時期の先送り)する為の不可欠の条件なのです(「脳の使い方」としての『生活習慣病』であり、食生活は無関係なのです)。
(3) 『実行機能』を行使する要の機能である『注意の分配力』の機能の出番を増加させ、メタ認知する(脳内で、自分なりに、自分なりの視点で、発想、企画、計画、洞察、推理、シミュレーション、検索、比較、選択、決定、決断、抑制、感動etc.)機会が出来るだけ多くなる『生活習慣』が、意識的な世界(目的的な世界)に於ける脳全体の司令塔の役割を担っている『前頭葉』を活性化させ、そうした脳の使い方としての『生活習慣の構築と継続的な実践』が、『アルツハイマー型認知症の発病を予防する』ことに直結するのです(=発病年齢/時期の先送り)。
Ⅲ.『第二の人生』を明日も復た生きることの意味が自分自身に納得出来ていて、そのことを下支えする『自分なりの役割が保て、目標のある日々の暮らし方』が、『身体が保つ限り、脳も保てる』脳の使い方としての『生活習慣』なのであり、「アルツハイマー型認知症」の発病の予防を担保できる「哲学的な意義」なのです(第二の人生が何十年も続くので、この要因は、極めて重要なのです)。

※「キッカケ」の発生により自己承認(自己実現)の根拠となる哲学(精神的な基盤)を失くし、心が折れて、『意欲を喪失』することとなり、ナイナイ尽くしの単調な『生活習慣』が開始され、継続されていくことになるのです。
その「キッカケ」となる事象は、北海道から九州まで、ほぼ全国から、浜松医療センターの脳外科を訪ねて診察を受ける為に見えた14689人の発病患者の症例にみるとおり、特別なものではなくて、『誰にも、何時でも、起きてきそうなものばかり』なのです。

&8 住民参加型の地域予防活動に因る「発病を予防する脳の使い方体験教室」
(1)『脳イキイキ教室』展開の目的と効果
自分なりの特定の(特別の)「テーマ」を持ち、自分なりの興味や関心が持てる「趣味や遊びや人付き合いや地域活動」を選択し、自分なりの「目標」を設定して、自分なりの楽しさや喜びや感動が得られる『生活習慣』を構築し、継続して実践する自助努力により、『前頭葉を含む脳全体が活性化』する『生活習慣』の継続の下で、『前頭葉が正常な機能レベル保ち続ける』こととなるのです。
『アルツハイマー型認知症』の発病自体の予防(発病時期の「先送り」)を明確な目標とした「第二の人生の生き方」を追求し、構築し、継続していくのです。
※1上記(1)の生活習慣を個々のお年寄りが構築し、実践することが求められるのです(自助努力が必要不可欠の条件となる)が、事は簡単ではないのです。
競争原理が支配する第一の人生で他者に少しでも遅れまいと仕事一筋の人生を送っていた世界とは真反対のもの、競争原理を排除して、共に生き、他者の輪に溶け込み(共助)、他者との協調が主となるべき第二の人生で、『何をどうやったら良いのかが、分からない』と悩む「お年寄り」達が、意外と多いのです!
(2)できれば歩いて通える程の近い場所、住んでいる地域単位で、健康課(健康長寿課)の保健師さん達に、『脳のイキイキ教室』を開催してもらおうというのが主旨なのです。第二の人生を送っている60歳を超える年齢の『高齢者』を、できるだけ多く集めてもらって、準備してもらったテーマを体験することで、自分なりに『前頭葉が活性化』する生活習慣への改善への道標が得られる体験が出来、『発病の予防』を達成目標とした「第二の人生での生き方」が追及できるようになると期待しているのです(地域予防活動の実践で確認済み)。
⇒教室で、参加者と交わりながら共同体験して(共助)、楽しいと感じたテーマを我が家に持ち帰り、日々の生活習慣に取り込めばいいのではないか。そうした体験を積み重ねていくうちに、自分なりに楽しむことが出来るテーマを見つけ出すことが出来るようになり、自分なりにテーマの実践の仕方を創意、工夫、シミュレーションできるようになっていくのではないかと考えるのです。
※ 家に籠り、ボケーっと過ごすのでなく、家の外に出て行くことが重要です。

(3)『脳のイキイキ度チェック』による「脳の定期的な健康診断」の実施
 そのテーマ、実践の仕方が、自分の脳にあっているのか、「前頭葉」の機能レベルの改善と維持に役立っているのか、『脳のイキイキ度の定期的なチェック』が必要不可欠となります(「二段階方式」の手技の活用が不可欠)。

(4)『脳イキイキ教室での体験テーマ』
 各教室が実施する「体験テーマの内容」が極めて重要な意味を持ちます。
教室に参加する個々のお年寄りは、第一の人生でのキャリアが異なる上に、
第二の人生を送っている現在の経済的事情が異なり、家族関係が異なり、身体的な条件が異なり、そもそも価値観が異なるのです。そうした雑多なお年寄りの集団に対して、共通のテーマ、当該テーマの体験により、個々のお年寄りの前頭葉が活性化してくる生の体験をさせて、そのことを基礎体験にし、各人の日々の「第二の人生で」の生き方を改善させることが、教室運営の核心的な目標であるからなのです。教室運営の主役は、地域のボランティアが担い、体験テーマの選定についても、ボランティアが提案していくことになります。
※教室の運営は、地域のボランティアが担う、重要な役割となるのです。
②保健師さんの主たる任務は、教室参加の個々のお年寄りに対する『脳のイキイキ度チェック』の実施及び『前頭葉』が活性化する生活習慣の改善のための指導(特に、脳のイキイキ度チェックの結果、「小ボケ」と判定されたお年寄りに対しては、「脳のリハビリ」の為の具体的な「生活習慣」、『前頭葉が活性化』するための「生活習慣」)の改善指導を実施していくことにあります。

(5) 『地域ボランティアの活用』
「脳イキイキ教室」では、月に1回の開催が原則です。従って、参加者が各回に体験する『体験テーマ』の内容が極めて重要となります。前回までの「体験テーマ」を考慮し、新鮮な気持ちと感覚で、且つ、できれば参加者の全員が、そのテーマの実施を楽しめること、各人のその後の脳の使い方としての個別の生活習慣の改善への反映という意味で、極めて重要だからなのです。
保健師さんの最も重要な任務は、参加者の個別の『脳のイキイキ度チェック』です(かなひろいテストとMMSEを個別に同時に実施することが重要)。
※ 高齢化率が30%に達しようとしている我が国の現状の問題点を指摘すると、『身体が保つのに、脳が保っていない=アルツハイマー型認知症の発病者』であるお年寄りが極めて多いのです(第二の人生を送る高齢者の3割がボケている)。
『発病の予防』の国策化による実施というテーマが棚上げにされて居るために、『アルツハイマー型認知症』を発病する高齢者の数は、年々「うなぎのぼり」の状況で、増加に歯止めがかからないのです(「MCI」では、無理)。
身体が元気な状態にあって、『身体が保つ限りは、脳も保たせたい』と考えておられる高齢者の方達は、「脳イキイキ教室」の運営に積極的に参画して頂きたいのです。「教室で体験」するテーマの選択、結果の評価(参加者が、どの程度楽しんでいたか)にも参加し、次回の体験テーマや年間を通した体験テーマなどの選考に関わって頂きたいのです。ご自身の前頭葉の活性化に繋がるのです。

&9「介護の予防」が可能である為の条件及び今後の方向性
(1)「介護の予防」措置の実施が有効である為には、『前頭葉』を含む脳全体の機能が「小ボケ」及び「中ボケ」のレベル迄であることが、精緻な機能判定を実施した結果として確認されていることが、必要不可欠の条件となります。
末期の段階である「大ボケ」の段階にまで症状の重症化が進行しては、「脳のリハビリ」実施の効果を期待することが、最早困難となるのです。「大ボケ」は、「大ボケ」の枠内で、更なる重症化が進行して行くだけなのです。
(2)上記条件から、「認知症ケアパス」作成の下、市町村で現在実施されている
「重度の物忘れの症状」の主観的な判定だけを判定基準としたものである「MCI」(軽度認知機能障害)の基準は、措置を実施する対象の判定基準とは、なり得ないものなのです。『前頭葉』を含む脳全体の機能の廃用性の加速度的で異常な機能低下の進行を抑制する効果が期待できるのは、遅くとも、「中ボケ」(の前期)までの段階と判定された高齢者となるからなのです。そのためには、「前頭葉」の機能レベルの精緻な判定(改訂版かなひろいテスト)並びに左脳及び右脳の精緻な判定(MMSE)が必要不可欠となるのです。
(重度の物忘れの症状を外観から観察するだけ)のMCIの基準による判定は、末期の段階での選別しか出来ないので、予防措置実施の効果が期待できないのです(中ボケの後期は、同居の家族の献身的な支援が不可欠であり、大ボケの前期は最早困難な『脳の機能レベルに在る』ことに注意)。
※1高齢者であれば、加齢に起因した正常な老化の進行の結果としての物忘れの症状が確認されるのであり、アルツハイマー型認知症の発病者である小ボケ及び中ボケの段階にある高齢者の判定は、MCIの基準では(無理)なのです。
※2「脳の働き具合」、「前頭葉」を含む脳全体の機能レベルを、客観的な手法で調べないで、「記憶障害」の症状の有無とその程度ばかりに焦点を当てていて、且つ末期の段階の「症状」だけからボケを見つけようとしていたのでは、「脳のリハビリ」により、症状を回復させることが可能な/更なる進行の抑制を期待できる本当の意味での早期の段階、私たちの区分で言う「小ボケ」及び「中ボケ」の段階が見落とされてしまい、『アルツハイマー型認知症と言うタイプの認知症は、治らないし、進行が止められない』ことにされてしまうのです。
※3我が国は、川下対策(介護)に目が行き、川上対策(発病自体の予防と早期診断と早期治療による回復及び進行の抑制)に目が向いていないのです。
川上対策(対象を「アルツハイマー型認知症」に特化した活動であり、発病自体の予防及び早期診断による回復及び重症化の進行の抑制を明確な目的とした住民参加型の『地域予防活動』の国策に因る全国展開)について、『必要不可欠』となる措置は、『発病の予防が可能であることの啓蒙』であると考えるのです。
※4 発病自体を予防する(発病時期を先送りする)には、日々の脳の使い方としての生活習慣、『前頭葉』が活性化する生活習慣の在り方が問われることになる訳であり、その意味で、『先ずは、自助努力が求められる』ことになるのです。

&10 「持続可能な超高齢社会」を維持していく為の有効で有益な方策
  1. 本態が廃用症候群に属する老化・廃用型の生活習慣病である『アルツハイ
マー型認知症」は、その性質上『老年発症』が特徴なのであり、若年層が多くて厚い「発展途上国」には無縁のものであり、老年層が多くて厚い「超高齢社会」に到達している我が国日本を筆頭に及び超高齢社会に到達しようとしている米国やフランスなどで、極めて大きな社会問題が発生してきているのです。
(2) アルツハイマー型認知症は、症状の進行が極めて緩やかであり【小ボケの期間は3年間、中ボケの期間は2~3年間】、その後は末期の段階の大ボケの期間となり、大ボケのレベルの範囲の中で、身体が持つ限り症状の更なる重症化が進行して行くのが特徴なのです。「小ボケ」の段階は、社会生活面だけに支障が出て来るのですが、「中ボケ」の段階になると家庭生活面にも支障が出てくることとなり、末期の段階である「大ボケ」の段階になると、食事や入浴や、身の回りの世話などのセルフケアにも支障が出て来る為、日常の生活面での介護が不可欠となるのです。身体が保つ場合は、植物人間状態にまで症状の重症化が進行して行くことになるのです。日本の現状は、介護保険制度があるものの、年々の発病者数が極めて多人数であることから、十分な介護の措置が取れていなくて、「家族介護」にしわ寄せが行っていて、老老介護、認認介護、更には、介護離職(累計数100万人突破)が放置された儘と言う状況に在るのです。
家族に頼る介護は、極力回避して、介護保険制度の適用により対応すべき。
(3) 世界的な権威があるとされる機関や専門家達が、通説とされてきたアミロイドベータ仮説を筆頭とする「3つの仮説」にしがみつき、マウスやマーモ・セットのお尻を追い掛け回し、無意味な論争を続けてきたのです。他方で、我が国では、論文を提出していないために、専門家達の注目を集めることが無かったとはいえ、私たち『二段階方式』が、北海道から九州に跨る累計数で452にも上る市町村での『住民参加型の地域予防活動』の実践展開の指導により、『アルツハイマー型認知症は、①早期診断と早期治療により症状を治すことが出来るし、②症状の更なる進行を抑制出来るし、③「前頭葉」が活性化する生活習慣の構築と継続的な実践とにより発病自体を予防することが出来る』タイプの認知症であることについて「疫学的な方法により、実証済み」なのです。
(4)①「二段階方式」の考え方に基づき、②「二段階方式」の手技を活用して、③対象を「アルツハイマー型認知症」に特化して、④発病自体の予防(第一次予防)を目的として、⑤市町村の健康課(健康保健課)が活動推進の核となり、(発病の有無の判定、三段階に区分される段階的症状の判定、早期段階の発病者に対する回復の為の「脳のリハビリ」の実践指導の全てを含む)、更には、発病自体の予防の為の『前頭葉が活性化』する生活習慣の実践体験を目的とする『脳のイキイキ教室』の運営について、地域のボランティアが参画し、「第二の人生を送っている60歳を超える年齢の高齢者」である地域住民が参加者となる『住民参加型の地域予防活動』を国策として制度化し、我が国の全ての市町村、更には、その隅々に迄、活動の展開を広げていくことを切望するのです。
※ 前頭葉が活性化する体験を求め、家の外に出て行き、交流することに因り、高齢化が進行している地方の地域の活性化にも繋がる副次効果が期待できる。
(5)『持続可能な、超高齢社会』を構築し、維持する為には、『アルツハイマー型認知症』の発病自体を予防する為の政策の国策化による実施が不可欠となるのです(住民参加型の「地域予防活動」の実践展開の実績がある)。ボケて安心な社会でなくて、『身体が保つ限り、脳も保たせられる社会』を構築するのです。

&11『発病自体の予防が可能である』ことの啓蒙が必要不可欠
Ⅰ.新型コロナに対する感染回避策としての『三密の回避』の意味
(1) 2020年初頭から、新型コロナの感染の拡大に因る重症者、死者の発生及び重症化しない場合でも、後遺症の発生等の問題の発生により、感染の回避策が大きな社会問題となってくる状況の中で、政府は、新型コロナに対する有効な感染回避策としての『三密の回避』に徹した『生活習慣』の継続的な実践を、国民全体に対して、特に、『第二の人生』を送っている『高齢者』に対しては、厳格な遵守を強く求める政策を採用してきたところなのです。
(2) 三密の回避に徹した生活の仕方を、脳の機能面から言い換えて説明すると、「脳の使い方」が単調な日々の暮らし方、遵守し、徹底される場合には、『ナイナイ尽くしの単調な生活習慣の継続』ということになる訳なのです。
※新型コロナに対する感染回避策として有効とされ、特に、第二の人生を送る高齢者に対して厳格な順守を政府が要請してきた『三密の回避』は、脳の機能面から言うと、ナイナイ尽くしの単調な「生活習慣」の継続なのであり、こうした生活を遵守する日々が継続されて、それまで、楽しんで体験できていて、時には、喜びや生き甲斐が得られていた源泉となっていた「生活習慣」を維持できなくなること(社会的な意味が大きく、且つ、我が意に反してでも、従わざるを得ない社会的状況が存在)をキッカケとして(その上に、可愛がっていた飼い猫が死んだ、特別懇意にしていた友人が死亡した、孫が不登校になって家庭内が不安定etc. 等、本人が意欲を失くすキッカケは、何処にでもありそうなものばかりなのです)、次第に何事に対しても意欲をなくしていくことに因り、『ナイナイ尽くしの単調な生活習慣』が繰り返され、継続されていくようになり、そのことが直接の原因で、『前頭葉』を含む脳全体の機能について、廃用性の加速度的で異常な機能低下を進行させる結果、『アルツハイマー型認知症』を発病した高齢者達が極めて多数出てきているはずなのです。
(3)「小ボケ」は発病してから3年間続き、その次の段階である「中ボケ」は2~3年間続き、その次に、末期の段階である「大ボケ」へと、症状の重症化が進行して行くのが、廃用症候群に属する老化・廃用型の生活習慣病が本態である『アルツハイマー型認知症』の特徴なのです。
その上、専門家(学者や医師や研究者)は、「小ボケ」及び「中ボケ」の段階が存在していることを未だに知らない(失語や失認や失行紛いの極めて重度の症状が初期症状だと誤解している)為に、未だ気づいていないで、騒いでいないだけなのです。

Ⅱ.喫緊の課題が、『基本書』の配布に因る啓蒙です。
(1)「小ボケ」の期間は、発病して3年間は続くので、コロナの初期に発病した高齢者でも、今なら、回復させることが、未だ可能なのです。回復させることが出来なかったケースについては、症状の更なる重症化の進行を防止/抑制することが出来るのです。次の段階の「中ボケ」の期間は、2~3年間続くので(標準的な滞留期間)、介護が必要となる末期の段階、「大ボケ」の段階にまで進行する期間を先延ばしすることが出来る、即ち、『介護の予防効果』が期待できるのです。
(2) 提案は、Kinuko版(右脳タイプの人用)とTad版(左脳タイプの人用)の合作版である『基本書』(アルツハイマー型認知症は防げる治せる)を「65歳以上の年齢の高齢者世帯」を対象として、政府が配布し啓蒙することなのです。

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