(プロローグ)
超高齢社会を代表する病気である「アルツハイマー型認知症」(様々な種類が数有る認知症の内の90%以上を占めているのが、アルツハイマー型認知症なのです)。我が国日本は、高齢化率が世界でトップの地位にあるので、「厚労省の予測数値」なのですが、「アルツハイマー型認知症」の発病者数も、2025年には700万人程になると予測されているのです(但し、後述するように、早期の段階である「小ボケ」と「中ボケ」が世界的に見落とされていて、末期の段階である「大ボケ」だけの数なので、実際には、もっと多い数になるのです)。
その「アルツハイマー型認知症」については、世界中の専門家とされる機関や人達でさえ、殆どが推測や憶測の類の知識しか有していないのです(仮説しか提示できていない)。前頭葉の機能レベルを精緻に判定できる手技を持たないために、物忘れなどの症状を外観的に観測しただけの評価をするだけなので、本当の意味での早期の段階、脳のリハビリの実施により治すことが可能である「小ボケ」及び「中ボケ」の段階のお年寄り達が見落とされているのです。早期の段階に対する何等の対策が実行されないままで放置されていて、末期の段階の症状が発現して来ているお年寄り、「大ボケ」の段階の症状が確認され「介護」が不可欠となる「お年寄り」の数が増え続けていて、我が国で言うと、「介護」に要する費用だけでも、『単年度ベースで10兆円を超えてきている』のです。発病者数が年々増加して来ていて、その上、小ボケは中ボケへ、中ボケは大ボケへと重症化が進行しているのです。アルツハイマー型認知症の発病の有無の判定及び症状の重症度の判定について、「認知症ケアパス」をみても、客観的で科学的な方法が示されていないのです。「物忘れの症状」についての「主観的な言葉」だけの表現、何段階にも区分された『言葉だけでの基準』が存在するだけで、「客観的な手技」が何等示されていないのです。『介護の予防』と言う明確な「テーマ」が設定されていても、何の役にも立たないのです。私たち「二段階方式」は、「アルツハイマー型認知症」発病患者の「脳機能データ」と452の市町村での「実践の成果」を基礎とした「客観的な基準」と事象事実としての「客観的なデータ」が特徴でもあるのです。恣意的となるので、言葉の表現だけでの「主観的な基準」は、排除しているのです。
一介の研究者に過ぎない私、Tadに分かっていることが、世界中の専門家達(学者、医師、製薬会社の研究者達)に、何故わからないのか、不思議に思うでしょう。私Tadは、私達人間だけに特有である「意識的な世界」との関わりに注目して研究してきたのに対して、世界中の専門家達はと言うと、「意識の構築、或いは覚醒」に不可欠の機能である「注意の分配力」の機能や「前頭葉」の機能が備わっていない「マウス」(アミロイドベータを注入しただけの「アルツハイマーマウス」とて同じこと)を研究対象にしてきているからなのです。彼等はと言うと、未だに、その問題点に気づいてもいないのです。『認知機能の障害』を核心の問題としながら、「前頭葉」の機能レベルを測ろうともしないで、脳の後半領域、左脳と右脳の機能レベルを『MMSEテスト』で判定するだけで終わりにして、満足していて、推測や憶測ばかりしているのです。誤った内容の研究結果を何十年間も主張し続けていて、平気なのです。後に提示するNewsweek誌のレポート記事によると、 米国でのアルツハイマー病患者(正しくは、「アルツハイマー型認知症」の発病患者)は、2050年までに1400万人に達すると予測されていて、治療と介護のコストが、年間で2兆ドル(日本円に換算して、220兆円)を超えることになると予測されているとのことなのです。65歳以上の年齢の高齢者人口が3600万人超の人数の老人大国で、高齢化率が世界でトップの地位にある我が国日本の場合は、どのような規模の予測が為されているのでしょうか。
『発病自体の予防及び早期診断による回復と言うテーマは、将来の研究課題である』(「政府大綱」の第一条の規定内容)として、棚上げにして、高みの見物を決め込んで居ても良いというのでしょうか。喜寿を迎えたこの私は、老婆心が騒いで仕方ないのです。
&1 Newsweek誌の記事が語る内容と問題点
(1) 今年2021年の1月19日号Newsweek日本語版の署名入り特集記事「アルツハイマーの真の原因を探せ」(P44~49)の概要を以下に示しておきます。
①この20年間に、世界中の製薬会社が「アルツハイマー型認知症」(記事では、「アルツハイマー病」と表記されているが、正しくは、「アルツハイマー型認知症」のこと。以下、同じ)の治療薬の開発に投じてきた金額は、総計6000億ドル(日本円に換算すると、66兆円)。その殆どは、アミロイドベータ仮説の考え方を基礎にした開発投資であり、アミロイドベータの蓄積を早期に発見して、蓄積を阻害又は除去する方法の発見に注がれたこと。理由は、アミロイドベータの蓄積が、脳細胞の大量死と思考力や記憶力の低下をもたらすとする「アミロイドベータ仮説」が支配的(世界的に通説の地位)であった為。②ところが、開発投資の結果、意図した「治療薬」の開発が悉く失敗に終わっていて、未だに、有効な治療薬の開発が出来ていない状況に在ること(日本円に換算して、総額で66兆円もの開発資金を投じた、146種類を数える「アルツハイマー型認知症の治療薬」の開発投資が、全て失敗に終わったそうなのです)。
(2) 「アミロイドベータ仮説」の最大の問題点は、アミロイドベータの蓄積により生ずる「老人斑」が持つ毒性が、情報を連絡する役割を担っている神経細胞の大量死をもたらして、且つ、そのことにより「記憶障害」が引き起こされることが直接の原因で、「アルツハイマー型認知症を発病することになる」との主張が、未だに仮説の儘であり、発病との間に存在するはずの因果関係の存在を実証できていないことにあるのです。➡ 私たち、二段階方式は、記憶障害と発病との間に直接の因果関係は存在していなくて、その意味で、アミロイドベータ仮説の主張内容は誤りであるとして、前回のブログで示した3つの証拠データを提示しているのです。私たちは、「前頭葉の機能障害」、「第二の人生」を送る高齢者に起きてくる要因、ナイナイ尽くしの単調な『生活習慣』の継続に起因した「廃用性の異常な機能低下の進行」という要因が、発病を惹き起こす/症状の重症化を進行させる(引き金=加重要因=核心的な要因)であると主張しているのです。
(3) Newsweekの記事では、アルツハイマー病が遺伝子の異常が原因で発病することと併せて、アルツハイマー型認知症についても発病を引き起こす遺伝子が存在するのではないかとの考え方が紹介されているのですが、何等の科学的で客観的な根拠も無い、夢想の類に過ぎないことを指摘しておきたいのです(迷走というしかない)。このような天衣無縫な空想が出てくる度に、『アルツハイマー型認知症の発病自体の予防及び早期診断による回復』の為の扉を開ける機会が遠のいていくことになるのです。少なくとも、『アルツハイマー型認知症』については、『権威とされる人達の主張内容が、誤った内容』なのであり、世の中を惑わせ、害悪となっているのです。一部の権威者は、『アミロイドベータ仮説』を信望していながら、『家の外に出て行き、他人と親しく交わる機会を多く持つこと、或いは、楽しく運動する機会を多く持つこと』が、『アルツハイマー型認知症の症状の進行の抑制に効果が有る』と主張するのですが、その根拠が何なのか、聞いてみたいのです。それこそ、交遊や運動の機会を多く持つ生活習慣が、アミロイドベータの蓄積を阻害し又は抑制する効果を持つとの主張について、両者間の『因果関係の存在』を実証できる客観的なデータを開示して頂きたいと切に望むのです。
&2 アルツハイマー病とアルツハイマー型認知症の、発病のメカニズムの相違
(1) アルツハイマー病は、生まれつき特定の遺伝子(現在、4つの遺伝子が確認されている)に異常がある人だけが発病の対象となるものであり、①若年発症が特徴で、②急速に症状の重症化が進んで行き、③治すことも、症状の進行を抑制することも、発病自体を予防することも出来ないタイプの認知症なのです。「アルツハイマー病」が認知症全体に占める割合は、僅か1%程度なのです。
(2) アルツハイマー型認知症は、廃用性症候群に属する老化・廃用型の生活習慣病に過ぎないのであり、①老年発症が特徴で、第二の人生を送る上での脳の使い方としての生活習慣、生き甲斐なく、趣味なく、交遊なく、運動もせず、目標となるものもないナイナイ尽くしの単調な生活習慣の継続に起因して発病するものであり、②何年もかけて徐々に症状が進んで行くのが特徴であり、③早期診断と脳のリハビリの実行により、治すことも、症状の進行を遅らせることも可能であり、更には、脳が活性化する生活習慣の創意工夫とその継続に因り、発病自体を予防することが出来るタイプの認知症なのです。アルツハイマー型認知症が認知症全体に占める割合は、90%以上なのです(皆さんが、日頃耳にしたり、目にする認知症は、そのほとんどが、アルツハイマー型認知症なのです)。認知症全体に占める割合が25%程度とされている「脳血管性認知症」の診断がずさんであり、そのうちの20%相当分が「アルツハイマー型認知症」を誤診したものなのです。
(3) 若年性認知症(代表例が、アルツハイマー病)の内の過半数を占めるとされている「若年性アルツハイマー型認知症」は、実在して居ない架空のものであり、「側頭葉性健忘症」や「緩徐進行性失語症」を誤診しているだけのものなのです。
※1意識的な世界における『脳全体の司令塔の役割』を担っている『前頭葉』の機能から真っ先に異常なレベルに衰えて行くのが特徴である『アルツハイマー型認知症』の発病患者である場合は、且つ、権威とされる人達(医師を含む)が発病者であると診断するレベル(二段階方式の区分で言う、末期の段階の『大ボケ』の症状が確認されるレベル)の人達であれば、人前で、自分が置かれている日常生活上の困難な状況について、自分なりの言葉で整理して訴えることなどできないのです。権威とされる人達が、「アルツハイマー型認知症」の発病とは考えてもいないレベル、もっと軽い段階である「中ボケ」のレベルでさえできないのです。
※2 『側頭葉性健忘病』の発病者であれば、「重度の記銘力障害と海馬の萎縮」が確認されるのが特徴である一方で、「前頭葉」の機能が正常レベルにあることが特徴なのです。『側頭葉性健忘症』の患者である場合には、人前で、自分が置かれている日常生活上の困難な状況について、自分なりの言葉で整理して訴えることが出来るのです。
➡権威とされる人達(医師を含む)は、「前頭葉」の機能レベルを精緻に評価し、判定できる手技を持たないので、両者の区分けが出来ないのです。MMSEテストの実施は、脳の後半領域、左脳と右脳の機能レベルを判定出来るだけなのです。
➡私たち「二段階方式」が独自に開発した「かなひろいテスト」は、一見簡単に見えるのですが、やってみると、なかなか手ごわいものなのです。意欲、注意の集中力、就中、注意の分配力の機能の働き具合について、個々に評価できて、且つ総合的に評価できる極め付きの『優れモノ』なのです。「前頭葉の三本柱」の機能が『実行機能』の働きと働き具合(機能レベル)とを支配し、下支えしていること、二段階方式の言葉で言う「両者が二重構造の関係にある」ことに着眼して開発されたテストなのです。このテストによって、『前頭葉の機能レベル』について、精緻に評価し、判定することが高度なレベルで出来ているのです。
&3 「アルツハイマー型認知症」発病のメカニズムを解明する上での関門
(1) 「アルツハイマー型認知症」の発病のメカニズム及び症状が重症化するメカニズムと機序を解明するには、『意識的な世界』と『意識の機能構造』を理解することが不可欠となるのです。これまでに、意識の機能構造を解明した人が存在していない為もあって、「アルツハイマー型認知症」と「意識的な世界」とを絡めて考える研究者がいないことが、問題なのです。この両者を、脳の機能面と言う視点から絡めて研究しない限り、「アルツハイマー型認知症」の発病のメカニズムを解明することは出来ないのです。
(2) 例えば、「夕食の食材」を買いに行くとしましょう。夕食にどんなものを、何人前作るのか。肉料理にするとして、どんな肉にするのか。すきやきにするなら、野菜は何と何が要るのか。しらたきのほかには、何が要るのか。砂糖はあるか。醤油は。二人で食べるなら、肉の量はどれくらい要るのか。こうしたシミュレーションが事前に行われて、最終的な内容を決定して、関係するお店に買い物に行くことになる訳です。都会なら、スーパーへ行くことに。実は、この程度のことであっても、「注意の分配力」の機能が正常なレベルで機能していない限り、困難なことになってしまうのです。末期の段階である「大ボケ」や、その前の段階である「中ボケ」の段階で出来なくなるだけでなくて、発病の最初の段階である「小ボケ」の段階でも無理なのです。こうした実態、認知症研究の専門家とされる人達が存在自体に気づいていない段階、「二段階方式」の区分で言う「小ボケ」及び「中ボケ」と言う本当の意味での早期の段階であっても、この程度のことでさえ、きちんと処理できなくなる実態について、権威とされる人達(診断を業務とする医師達を含めて)が、無知なのです。その結果、彼らは、推測や憶測にばかり頼ることとなり、迷走しているのです。有るのは、権威と言う傘だけ。
(3) ①現在自分が置かれている状況を分析し、理解し、判断して、②状況判断に沿った「テーマ」を検索し、発想し、抑制し、③テーマを実行する為の実行内容を企画し、計画して、④実行の仕方を創意、工夫して、⑤実行の結果を洞察、推理、推論、推察、シミュレーションして、⑥シミュレーション結果に基づいて比較し、検討し、選択し、⑦実行の決断をして、⑧実行に移す。ここに、赤字で示した機能が、総称して『実行機能』(Executive Function)と呼ばれている機能なのです。DNAの99%が人間と同一と言われているチンパンジーにさえも無い機能、実行機能や注意の分配力の機能(異なる3つ以上のテーマを同時に並行して処理する上で不可欠の機能であり、あの人は頭の回転が速いというときの機能の発揮の度合いと速さにも関わる機能)、更には、それらの機能の総称である「前頭葉の機能」が関わるのが「意識的な世界」、意識的に何かのテーマを発想し、実行に移す世界のことなのです。『意識』については、人類最大の難問として、未だに誰一人として解き明かせていないテーマなのですが、このTadは、『アルツハイマー型認知症』の発病のメカニズムを研究してきた過程で、意識についても、或る程度理解が進んできていると自負してもいるのです。
(4) 実は、その「実行機能」が働く(機能を発揮する)度合いが、意欲、注意の集中力、就中、注意の分配力の機能に支配され、下支えられている機能関係を、私たち「二段階方式」では、『実行機能の機能発揮上の二重構造の関係』と名付けているのです。この「二重構造の関係」と後述する「廃用性の機能低下」という要因に気づかない限り、『アルツハイマー型認知症』の発病のメカニズム及び症状が重症化して行くメカニズムと機序を解明することは出来ないのです。絡めて研究してきたのは、世界中でただ一人、この私、Tadだけなのです。
私たち「二段階方式」は、生きた人間の「脳機能データ」と452の市町村での実践の成果を主張内容の基礎にしていて、主張内容が正しいことを疫学的方法により実証して来ているのです。
ところが、「アミロイドベータ仮説」の主張者や支持者たちは、「注意の分配力」の機能も、「前頭葉」の機能も備わっていない「マウス」を研究材料にしているために、何時までも「仮説の儘」なのです。主張内容と発病との間の因果関係を立証できないで居て、推測と憶測とが主張の根拠なのです。「無関係の場所」を、ただ深く掘り続けているだけであることに、未だに気づいてもいないのです。
(5) 「前頭葉」とは、前頭前野に局在する「評価の物差し」の機能、「記憶の倉庫」の機能、「実行機能」及び「前頭葉の三本柱」の機能の機能総合体のことなのです。「実行機能」は、&3(3)で赤字表記した個別認知機能の総称なのです。この機能構造の理解と知見及び「実行機能の機能発揮上の二重構造」の理解と知見が「基礎」に在って、「前頭葉の三本柱」の機能(意欲、注意の集中力及び注意の分配力の機能を総称して、こう呼んでいる)の個々の機能レベル及び総体としての機能レベルを評価し、判定出来る方法を開発したことに因り、「実行機能」の機能レベル、更には、「前頭葉」の機能レベルの判定が可能となり、「前頭葉」を含む脳全体の機能レベルについての客観的で、精緻な判定が可能となり、「脳が活性化する生活習慣」と言う視点での評価と指導が出来る「脳のリハビリ」という方法の開発へと繋がったのです。このことは、私たち「二段階方式」独自の「手技」であるというだけでなくて、極めて重要な知見、ノウハウでもあるのです。世の中の脳科学者達は、こうした理解と知見を持たない為、実行機能の働き具合や前頭葉の働き具合を直接評価し、判定することしか頭に無くて、結果として、有効な手技の開発が出来ないでいるのです。
&4 「アルツハイマー型認知症」の発病のメカニズム
(1) 米国精神医学会が策定した診断規定である「DSM-4」の規定の第一要件の内容並びにアミロイドベータ仮説、タウタンパク仮説、アセチルコリン仮説及び脳の萎縮仮説等が想定している前提条件の『アルツハイマー型認知症は、記憶の障害に起因して発病する』という考え方自体が、重大な誤りなのです。
①『記憶障害に起因して発病する』との誤った考えに立脚して、②アミロイドベータの蓄積により生ずる「老人斑」が持つ毒性が情報を連絡する役割を担っている「神経細胞の大量死」を惹き起こすことが原因で、記憶障害が起きてくる結果、「アルツハイマー型認知症」を発病するという主張、2つの誤りを重ねた想定自体が、何時まで経っても、発病との間の因果関係を立証することが出来ない仮説に甘んじさせているのです。無関係の関係に在るからです。
『アルツハイマー型認知症は、「実行機能の機能障害」(=前頭葉の機能障害)に起因して発病する』というのが、私たち「二段階方式」独自の考え方なのです。ちなみに、「記憶の障害」自体も、更には、物忘れの症状を含むその結果としての「記憶の障害に起因した症状」も、「前頭葉の三本柱の機能」の機能障害(=実行機能の機能障害、ひいては、前頭葉の機能障害)に起因して発現して来るものなのです。このことの理解が、アルツハイマー型認知症の発病のメカニズム(廃用性の機能低下の進行が核心的な要因)を解明する上で不可欠の条件となることを、世界中の研究者達に、問題提起しておきたいのです。
更に問題提起しておくと、「前頭葉の三本柱の機能」の機能障害自体は、60歳を超えた年齢の「高齢者」が、「第二の人生」を送る上での「脳の使い方」としての生活習慣、ナイナイ尽くしの単調な生活習慣の継続と言う要因が核となる原因であることを指摘しておきたいのです。
(2) 実行機能の機能の発揮度を支配し、下支えている機能である前頭葉の三本柱の機能(意欲、注意の集中力及び注意の分配力の機能の総称)が廃用性の機能低下により異常なレベルに機能が衰えてくることに因って、実行機能の発揮度自体が異常なレベルのものとなり(二重構造の関係)、そのアウトプットそれ自体が、異常な症状として発現して来る(=アルツハイマー型認知症の症状)というのが、「二段階方式」の考え方なのです(世界で初で、且つ、唯一の考え方でもある)。
(3) この場合、意欲及び注意の集中力の機能に下支えられていて、前頭葉の三本柱の機能の内で最も高度な機能である『注意の分配力』の機能が、廃用性の機能低下が進行する場合には、最初に衰えて行くことが極めて重要なのです。
このことは、私たち二段階方式独自のデータ(世界で初めて解析し、発見したもの)である『MMSE下位項目の項目困難度』という事象事実を基礎とした「脳機能データ」が示しているのです。「想起」、「注意と計算」の順番に衰えて行くのは、両者共に「注意の分配力」の機能が高度に関わるテーマであるからなのです。
注意の分配力の機能が正常に働かないと、二重構造の関係から、個別の『実行機能』の発揮度自体が、正常なものではなくなってしまう為に、意識的に何かのテーマを発想し、実行に移す世界、意識的な世界で、様々な程度態様に因る認知症の症状、「アルツハイマー型認知症」としての症状が発現して来ることになるのです。例えば、「DSM-4」の第二要件が規定している失語や失認や失行の症状も、このメカニズムの下で発現してきているだけのものなのです。季節の挨拶程度の簡単な会話を交わすというテーマであっても、ズボンをはく程度のテーマであっても、必ず、「注意の分配力」の機能が関わることになる為に、実行機能が正常に働くことが出来ない為に、そうした症状が発現して来ることになるだけのことなのです。そこには、「器質的な原因病変」は存在していなくて、アミロイドベータやタウタンパクの蓄積も無関係の世界なのです。
※1 下記の①の図は、「加齢と言う要因」(発病の基礎要因)だけにより「前頭葉」の機能が低下して行く曲線を示しています。それに対し、下記②の図は、アルツハイマー型認知症の発病者の「前頭葉」の機能低下が進行していく曲線(=発病の加重要因である廃用性の機能低下が、加重された結果としての曲線)を示しています。下記の③の図は、「アルツハイマー型認知症」発病患者14689人に対し実施した「二段階方式」のテスト結果(横軸が前頭葉の機能レベルを判定する「かなひろいテスト」の結果であり、縦軸が左脳と右脳の機能レベルを判定する「MMSEテスト」の結果を示しています。
①加齢に起因した機能低下のカーブ(前頭葉の「正常老化の曲線」)
③ 「二段階方式」の手技を活用して集積した「脳機能データ」が根拠
※2 両者を区分けている要因は、廃用性の機能低下と言う要因、「第二の人生」を送る上で、日々展開され、継続されるナイナイ尽くしの単調な「生活習慣」という要因により惹き起こされるものなのです。発病との間の因果関係を未だに実証できない儘である推測や憶測の類に過ぎないアミロイドベータの蓄積(アミロイドベータ仮説)でもなければ、タウタンパクの蓄積(タウタンパク仮説)でもなければ、アセチルコリンの不足(アセチルコリン仮説)でもないのです。
(4) 「アルツハイマー型認知症」の発病者が「老年発症」を特徴としていて、「仕事」とは無縁の日々となる「第二の人生」を送っている60歳を超える年齢の「高齢者」に限られているのは、一つには、「加齢」に起因した前頭葉の機能低下の進行が「基礎要因」であることが関わるからであり、二つには、ナイナイ尽くしの単調な「生活習慣」の継続に起因した廃用性の機能低下の進行が、「加重要因」であるからなのです。なお、廃用性の機能低下を惹き起こす生活習慣の要因とは、「脳の使い方」としての『生活習慣』要因であって、食生活や学歴や糖尿病の発病等とは、無関係であることに留意して頂きたいのです。
(5) 『アルツハイマー型認知症は、廃用症候群に属する老化・廃用型の生活習慣病である』というのが、私たち「二段階方式」の主張なのです(世界初で、唯一の主張内容)。猶、ここに言う『生活習慣』とは、第二の人生を送る上での、脳の使い方としての「生活習慣」であり、生き甲斐なく、趣味なく、交遊なく、運動もせず、目標となるものも無い『ナイナイ尽くしの単調な生活習慣』を言います(私たち「二段階方式」独自の造語)。
『加齢』に起因した「前頭葉の機能低下の進行」という「基礎要因」とナイナイ尽くしの単調な「生活習慣の継続」に起因した「前頭葉の廃用性の機能低下の進行」という「加重要因」、異なるこの「二つの要因」が同時に存在し、充足されることに因る『相乗効果』に因り、廃用性の加速度的で異常な機能低下が進行して行くその先に、『アルツハイマー型認知症』の発病及び症状の重症化の進行が待っているということなのです(私たち「二段階方式」独自の主張であり、世界で初であり、世界で唯一の主張内容なのです)。
&5 治療、重症化の抑制及び介護の予防並びに発病自体の予防
(1) 廃用症候群に属する老化・廃用型の生活習慣病が本態である「アルツハイマー型認知症」は、早期診断と早期治療により①治すことが出来るし、②症状の重症化の進行を抑制することが出来るのです。一旦発病すると、治すことが出来ないとされているのは、医師たちが見つけている段階が遅すぎる(末期の段階である「大ボケ」の段階で発病を見つけていて、本当の意味での早期の段階である、「小ボケ」及び「中ボケ」の段階のことを知らないし、見つける為に不可欠となる『前頭葉の機能レベル』を精緻に評価し、判定することが出来る手技を持っていないのです)為に、治せないだけなのです。
(2) 治す為には、「早期診断」と「早期治療」が不可欠:
小ボケ 治すこと及び症状の進行の抑制が出来る
中ボケ 症状の進行の抑制が未だ可能
大ボケ 症状の進行の抑制さえも困難( 為す術が何も残されていない!)
➡ 世界中の権威達から、「原因不明で治せない」とされている『アルツハイマー型認知症』は、性質それ自体として治せないものではない、医師達が見つけて居る段階が遅すぎるせいで、治せないだけのことなのです。
猶、症状を治したり、症状の進行を抑制する方法とは、「脳のリハビリ」(「注意の分配力」の機能の出番が多くて、『前頭葉』が活性化する生活習慣の工夫と継続)の実践をいいます。猶、厚労省の指導により、市町村が実践している『介護の予防』においては、対象者が『アルツハイマー型認知症を発病しているのか否か、発病している場合は、症状がどの段階に在るのか』の判定に際して、「前頭葉」の機能レベルの精緻な判定が為されていなくて、物忘れの症状の外観的な判定と脳の後半領域である左脳と右脳の機能レベル判定の手技であるMMSEの実施のみという手法では、恣意的な判定とおざなりの対応しかできないことを注意喚起しておきたいのです。言葉で何段階にも区分はしていても、客観的に判定出来る手技が無いのでは、適切なタイミングと内容とによる「介護の予防」の実践が、お題目に終わるしかないのです。
(3) 先に述べた、脳の機能面から説明しておきます。意識的に何かの「テーマ」を発想し、実行するには、様々な場面で、個別の『実行機能』(Ex.分析、解析、理解、判定、判断、発想、想像、創造、妄想、空想、企画、計画、予測、推測、洞察、推理、シミュレーション、比較、検討、検索、選択、詮索、決心、決断、抑制、興味、関心、感心、感動etc.)が働くには、『注意の分配力』の機能が関わることが必要不可欠となるのです。注意の分配力の機能の関わりなしには、「意識的な世界」は有り得ない(構築されない)のです。その「注意の分配力」の機能の出番が多くて、継続されるような「テーマ」を実行することが、生活習慣化される(反復継続して実践されるという意味)ことに因り、「前頭葉が活性化する」(巷の表現を借りれば、脳が活性化する)ことになるのです。
(4) 左脳の出番が多い「仕事」とは無縁の日々となる第二の人生を送る上で、「前頭葉」が活性化する自分なりの『生活習慣』を構築して、継続して実践することに因り、「アルツハイマー型認知症」の発病を予防することが出来ることになるのです。何故なら、「アルツハイマー型認知症」の発病の場合は、前頭葉の機能から真っ先に、異常なレベルに衰えて行くものだからなのです。言い換えると、『前頭葉の機能が正常な機能レベルに保たれている限り、「アルツハイマー型認知症」を発病することは、絶対に起きてはこない』からなのです。
(5)「小ボケ」の段階に特有で類型的な症状は、次の通り
□ ぼんやりしていることが多くて、何もしないが、指示されるとできる
□ 自分に自信がなくて、何かにつけて他の人に頼ろうとする
□ 同じ食材を買ってくることが多くなり、献立の単調さが目立つようになる
□ 根気が続かなくて、中途半端な繰り返しや、やりかけの家事が目立つ
□ 一日や一週間の計画が立てられず、テーマを自分で思いつかない
□ 何事をするにも億劫で、何かをやろうとする意欲が感じられなくなる
□ これまでなら感動していたことにも、それほど感動しなくなる
□ 問いかけに対する反応が遅くなり、生き生きした笑顔が見られない
□ 発想が乏しくなり、画一的な行動が目立つようになってくる
□ お化粧や髪の手入れや服装など、おしゃれに無関心になる
□ 朝は遅くまで起きてこないのに、気がつくと昼間でも居眠りしている
□ 思い込みや思い違いが多く、指摘しても訂正や変更が効かない
□ 同じ内容を繰り返して話し、そのことに本人が気づかないでいる
□ 目の光がどんよりしていて、顔つきが無表情になる
□ 歩くとき前屈みの姿勢になり、小股でトボトボと歩く
※1「二段階方式」による判定では、アルツハイマー型認知症の発病の有無及び症状の段階区分の判定に際して、『前頭葉』の機能レベルを含む「脳全体の機能レベル」がどの程度であるかを重視しています。「アルツハイマー型認知症」というタイプの認知症は、私たち人間だけに特有な世界である『意識的な世界』、意識的に何かの実行「テーマ」を発想し、実行に移すに際して、『前頭葉の機能』が働く様々な場面での認知症としての症状が発現して来るのが特徴だからなのです(本態は、廃用性症候群に属する老化・廃用型の生活習慣病)。
※2「小ボケ」の段階を脳の機能レベルから定義すると、左脳、右脳及び運動の脳は正常な機能レベルに在るものの、「前頭葉」の機能レベルだけが既に異常なレベルに衰えてきているのです。左脳、右脳及び運動の脳という『3頭の馬が牽引する3頭立ての馬車』の御者の役割、即ち、意識的な世界における脳全体の司令塔の役割を担っている『前頭葉』の機能が異常なレベルに在る『小ボケ』の段階で、意識的に何かの「テーマ」を実行する際に起きてくる様々な支障が認知症としての症状、『アルツハイマー型認知症』の症状と考えるべきものなのです。馬車を牽引する馬がどれほど元気でいようと、肝心の御者が居眠りしている状態下では、その御者は、馬車を適切な道を通って、的確に運行することは出来ないのです。『小ボケ』の段階の症状こそが、本当の意味での発病の初期症状なのです。
※3上記に列記し、例示した項目、「小ボケ」に特有で、類型的な症状は、全て、「記憶障害」に起因した症状ではなくて、「前頭葉の三本柱」の機能障害に起因したもの、すなわち、『前頭葉』の機能障害に起因したものばかりなのです。これを言い換えると、『実行機能』(Executive Function)の機能障害に起因した症状が、『アルツハイマー型認知症』の症状として発現してきているのです(「DSM-4」の「第二要件」の最後に例示されている要件、『実行機能の障害』(cognitive disturbance in executive functioning)は、正しくは、その「第一要件」で、(memory impairment)の要件と置き換えるべき重要な要因なのです。
※4「アルツハイマー型認知症」の『発病の最初の段階』である「小ボケ」の段階では、「家の外に出て行き、他人と交わり、何らかの共通のテーマを適切に実行し、的確に処理すべきことが要求される『社会生活面』での様々な支障(認知症の症状の反映)が出てくることになるのです。「脳の機能レベル」及び「前頭葉の機能障害」という極めて重要な視点を持たない(肝心の前頭葉の機能レベルを精緻に判定出来る手技さえも持たない)権威達は、未だに、末期の段階(私たち「二段階方式」の区分で言う「大ボケ」の段階)にしか注目していなくて(出来ていなくて)、誤った情報を流し続けてきているのです。
&6 究極の「介護の予防」の事業効果をもたらすもの、それは、『発病自体の予防』
(1) 「アルツハイマー型認知症」を発病して、末期の段階にまで症状の重症化が進行して行き、更に何年間もの間生きた(廃用性症候群であるにすぎない「アルツハイマー型認知症」の発病患者であれば、アルツハイマー型認知症の発病そのものが原因で死亡することは無いのです。真の死因は、他に有るのを誤診しているだけなのです。身体が持つ限り、症状は更に重いものになって行き、最後は植物人間状態にまで進行していくものなのです)「お年寄り達」の死後の『脳の解剖所見』に共通に確認されるのが、①アミロイドベータの沈着(老人斑)であり、②タウタンパクの沈着(神経原線維変化)であり、③脳の顕著な萎縮と言うことなのです。そうした数多くの解剖所見に接した専門家とされる人達は、「器質的な原因病変」が存在しているはずだと思い込んでしまうのです。その結果、「アミロイドベータの沈着」が発病の原因に違いないと思い込んだ人達が主張(支持)しているのが「アミロイドベータ仮説」なのであり、「タウタンパクの沈着」が発病の原因に違いないと思い込んだ人達が主張(支持)しているのが「タウタンパク仮説」なのであり、「脳の顕著な萎縮」が発病の原因に違いないと思い込んだ人達が主張(支持)しているのが「脳の萎縮仮説」なのです。権威ある専門家と言っても、その程度に過ぎないのです。そもそもこれらの要因は、『発病の結果としての産物』に過ぎないのであり、発病の原因ではないので、それらの仮説は、何時まで経っても、発病との間の因果関係を立証できないで居て、20年間以上も「仮説の地位」に留まっているのです。
(2) 私たち「二段階方式」は、『アルツハイマー型認知症は、廃用性症候群に属する老化・廃用型の単なる「生活習慣病」に過ぎないものであり、①早期診断【小ボケ及び中ボケの段階で、発病を見つける】と②早期治療【脳のリハビリの実施】の実施により③治せるし、④介護の予防【介護が不可欠となる末期の段階、大ボケになる時期を遅らせる】が可能であるし、更には、⑤発病自体の予防【注意の分配力の機能の出番が多くて、前頭葉が活性化する生活習慣の構築と実践の継続により】が可能であると主張しているのです。私たち二段階方式の主張内容が正しいことは、北海道から九州に跨る452の市町村との「二段階方式」の使用許諾契約の締結(5年間のみ有償で、その後は無償とした契約)による先駆的な活動の結果(顕著な成果)として、疫学的に実証してきているのです。私たち「二段階方式」の特徴は、「意識的な世界」との関わりとその具合とに注目して、発病の有無及び症状の重症度を脳の機能レベルと言う視点から捉えて、定義していることなのです。その核となる要素が、「前頭葉の機能レベル」なのです。私たち人間だけに特有な世界である「意識的な世界」の要の機能が、前頭葉の機能なのです。分かり易く表現すれば、意識的な世界は、左脳、右脳、運動の脳が牽引する三頭立ての馬車の運行の世界であり、御者の役割を担っているのが「前頭葉」なのです。左脳(デジタルな情報の処理に特化した機能であり、言葉や計算や論理や場合分けを取り扱う機能=仕事や勉強に不可欠)、右脳(アナログな情報の処理に特化した機能であり、形や色や空間や時間の経過を取り扱う機能=趣味や遊びや人づき合いに不可欠)、運動の脳(アナログな情報の処理に特化した機能であり、身体を動かすこと及び形あるものの動きの認知に不可欠)を操る機能であり、『脳全体の司令塔の役割』を担っているのが、『前頭葉』と言う脳機能なのです。
(3) 「意識的な世界」との関わり方に注目していて、「前頭葉」の機能レベルを中核として、左脳と右脳の機能レベルとの関係を評価して、全体を総合的に判定する「二段階方式」では、発病の最初の段階(小ボケ=社会生活面で支障)、途中の段階(中ボケ=家庭生活面でも支障)及び末期の段階(大ボケ=セルフケアにも支障が出てきて、介護が不可欠)の三段階に区分して判定するのです。このことに加えて、各段階に特有で類型的な症状を10項目ずつ整理して、指標化したものが、「30項目問診票」なのです。注意すべきは、「小ボケ」の段階としての「脳の機能レベル」なのです。二段階方式では、「小ボケ」は、「左脳も右脳も正常な機能レベル」に在って、「前頭葉の機能だけが異常なレベル」に在ると定義されているのです(それぞれに正常と異常とを区分ける客観的な指標による「基準値」が設定されている)。言い換えると、『前頭葉の機能が正常な機能レベルを維持している状態を保つことが、発病の予防となる』と言うことなのです。その根拠が、上記&4(3)の※1の③の「脳機能データ」なのです。世界中のどの権威ある機関と言えども、「アルツハイマー型認知症」の発病の有無の判定については、「認知機能の障害」と言う要件が最も重要としつつも、脳の後半領域である左脳と右脳の機能レベルを判定する為の「MMSEテスト」のデータしか提示できていないのです。最も肝心で要となるデータ、脳全体の司令塔の役割を担っている「前頭葉」の機能データを提示できるのは、私たち「二段階方式」だけなのです。⇔ NHKの人気番組『チコちゃんに叱られる』で引用された脳機能データは、左脳と右脳の機能データがハーバード大学が提供したものであり、前頭葉の機能データが私たち「二段階方式」(エイジングライフ研究所)が提供したものなのです。
※「前頭葉」の機能が正常な機能レベルを何年間もの間維持させることが出来る(発病自体を予防することが出来る=究極の「介護の予防効果」の成果の獲得)生活習慣体験の場が、住民参加型の地域「予防教室」の運営なのであり(単に「歌って、踊るだけ」の教室では、効果が少なくなるのです=二段階方式の手技の活用により、「前頭葉」を含む脳全体の機能レベルを定期的に判定して、低下したお年寄りに対しては、脳の使い方としての「生活習慣」の改善を具体的に提起することが必要不可欠となるのです)、その成果グラフを以下に示しておきます。
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