ご主人様から、スープを作っておくよう命令が下りました。「白菜を切ってあるから、あと適当な野菜を入れて、コンソメで味付けをしなさい」と命令して、ご主人様は出かけて行ってしまいました。
白菜に加えるものはないかと冷蔵庫を探したら、玉葱、しいたけ、人参、それに鶏肉が候補に上がりました。テキトーに入れて、野菜が柔らかくなったのでコンソメを、テキトーと思えるだけ入れて味見。やや濃いかもしれないと思いました。そこで、こいつを使ってスープスパゲティを食べてやろうと思いつきました。
スパゲティをゆでて、トッピングにプランターからパセリを取ってきて刻んで…。私はパセリが好きですから少々多くても気になりません。それから、荒挽き胡椒をパッパッと。はい、一食分出来上がり。
翌日。まだスープが鍋に残っていますよ。今度はこれをスープにして、別にスパゲティを作ろう。またまた冷蔵庫を探すとほうれん草がありました。ベーコンがあればいいのになと探したのですが、代わりにボローニャソーセージが出てきました。ほうれん草と色合いもいいに違いない。ラッキーなことにフランスパン(風?)もありました。これで撮影の役者は勢ぞろいです。
実は、スパゲティの味付けはどうでもいいのです。プロの写真家の世界では商品撮影だとか、ブツ撮りという言葉があるそうです。モノを魅力的に見せる、読者やユーザーが欲しいなと思うように撮影することが一番大切なことなんでしょう。私もこういうものに挑戦してみたい。
先日から道具選びをしています。写真用品のカタログを見ると、商品撮影用の用品が売られています。しかし、私のようなものがちょっと経験してみるにはちと高い。そこで、まず背景用のフェルトを買いました。ダイソーで105円。丸めた状態で売っていましたので、アイロンを使ってしわ伸ばしをすれば出来上がりです。それからレフ板代わりの銀色シート。これもおそらく台所の水屋に敷くための薄手のシートをダイソーで購入。実はこのシートは、車中泊の時の窓ガラス目隠し用に買っておいたものです。今回のスパゲティの写真は、そうして撮ってみました。どうです? そう言われりゃ光の具合が…なんて思いません?
いつもながら冷蔵庫にあるもので、料理人さながらにササッと美味しそうで、しかもちょっと洒落たものを作ってしまうきすけぐみさんは、ホント尊敬します(^^)
写真も綺麗に撮れています。
ランチョンマットもアイロンかければもっと良かったです(^^ゞ
光を自分で思いのままにコントロールして写真が撮れるようになればいいなと思います。
ランチョンマットのしわねぇ。確かに。
写るもののすべてに神経を通わせる、うーん、難しい。