
昨日は冬至でした。ゆず湯に入って、なんきんを食べてという方は多かったはず。
昨日の冬至は冬至の中でもスペシャルな冬至で、朔旦冬至(さくたんとうじ)というのだと友人が教えてくれました。
友人。どちらかというと友人が少ないほうだと思っていますが、職業も私とまったく違うその友人は、時折思いも寄らぬネタを教えてくれます。生活基盤も仕事の基盤もまったく違う人が持ってきてくれる話題、大げさにいえば文化が、私に刺激を与えてくれます。
その友人がいうには、新月と冬至が重なる日なんだそうです。月の復活と太陽の復活が重なる、大変めでたい日なんだとか。これを朔旦冬至といい、19年に一度しかやってこない。
19年前。前回は1995年ということになります。この年、私は何をしていただろうと考えてみます。
そして次回はというと、19年後ではなく38年後に朔旦冬至がやってくる。説明書きを読んでも私には難しすぎて理解できないのですが、19年後には冬至と新月が数時間のずれで日を跨いでしまう(同じ日にならない)ので朔旦冬至にはならないのでそうです。38年後、うーん、残念ながらあちらの世界にいそうです。だからどうということはありませんが、私の人生最後の朔旦冬至か。静かにもの思いをしたい。
ところが、朔旦冬至の昨夜は会社の忘年会。にぎやかに過ごしてしまいました。こともあろうに、ゆず湯にも入らず寝てしまいました。朝から大慌てで入りましたよ。
今日の夕方、西に向かってクルマを走らせていました。太陽が沈んだ後の山の端に、細い細い月が見えました。信号待ちをしている間に、復活したその二番目の月は早々と山に隠れていきました。
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